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千羽づる
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『千羽づる』に投稿された感想・評価

4.0
見たで。

「ゆるせん、私は原爆がゆるせん」

原爆の子像のモデルになった佐々木禎子さんの半生を映画化。小学生時代に学校の平和学習で千羽鶴と言うのがどういう物かは勉強したけど禎子さんの半生を映像でみるのはこれが初めてかも。

戦争が生み出す最大の残酷さは戦争を始めなくてはいけない状況を作った当事者である大人よりもずっと弱い子供が不幸になる事だと思う。大人になったらいっぱいやりたい夢もあったはずなのにそれが叶わないまま亡くなる無念さってどんな物だろうか?禎子さんだけじゃなく当時は原爆症で亡くなる子供達がいっぱいいただろうし今も世界では核の脅威をちらつかせながら弱者を犠牲にする国が後を立たないのを考えるとやるせなさが込み上げてくる。

戦争で犠牲になった子供達の無念、愛する子供を見送るしかなかった親の悲しみ、そんな思いをあの時代の日本の傷跡の1つを見つめながら考える時期が今年もやってきました。
母親役の倍賞千恵子さんの娘を思い気丈に振る舞いながらも常に悲しみの感情を押し殺した演技に胸が切り裂かれると共にあの日が近づく今だからこそ見てほしい一本に感じました。
4.0
8月9日は81年前にわが国に原爆が投下された日である。

広島で原爆に被ばくして12歳で亡くなった少女を描いた実話ベースの作品。

■スタッフ・キャスト
神山プロダクション第一回作品。
監督は神山征二郎。
広瀬珠実が主演、倍賞千恵子、前田吟、田山真美子、石野真子らが共演。
主題歌は石野真子。

■作品の世界観
1954年4月(昭和29年)に広島市立幟町小学校6年生竹組の佐々木禎子はクラスのみんなと道後温泉に修学旅行に行き、運動会ではリレーを走り、クラスメイトたちと潮干狩りを楽しみ、夏休みには山寺の林間学校に参加するなどごく普通の学校生活を送っていた。しかし秋の運動会でリレーで走った後に気分が悪くなり、病院で検査してもらう。そこで医師から亜急性リンパ性白血病、いわゆる原爆症と診断され、余命は3ヵ月か半年、長くても1年はもたないと告げられる…

■感想と見どころ
原爆に被ばくして12歳で亡くなった佐々木禎子を描いた実話ベースの作品。
彼女は、広島の平和記念公園に建つ”原爆の子の像”のモデルである。
12歳の少女の過酷な運命と原爆後遺症の恐ろしさと哀しさを描いている。
原爆被爆地の広島で育った少女が、原爆投下時に黒い雨に少しは濡れたものの、被ばくの影響は全く見られずに生きてきたが、9年後に原爆症を発症する。これが原爆症の恐ろしさでもある。
国際条約を無視した原爆投下による悲劇。
それ以上に、原爆投下を寧ろ正当化する日本の教育が情けない。
広瀬珠実が、どこにでもいる普通の少女が被ばくして亡くなる様子を好演している。
”男はつらいよ”シリーズでも夫婦を演じた倍賞千恵子と前田吟が本作でも息の合った夫婦を演じている。
最後は涙が止まらない。

■鑑賞履歴
2026.8 BS12で鑑賞(テレビ初放送)
3.5
“少女の祈りの重み”

僅か12歳で白血病にてお亡くなりになった佐々木禎子さんの物語

彼女は「原爆の子の像」のモデルとなっているのでご存知の方もいらっしゃるとおもいます。

映画は禎子さんが子供らしく楽しく日常を過ごす様子と発症してから死を迎える迄の闘病の様子が描かれています。

映画としては起伏が少なく教育映画の様なつくり。
医療や社会制度などもう少し詳しく描いて欲しいもどかしさもあるものの、少女の死を待つという感情的な内面を主題にしているので仕方ないかなぁと思ったり。

ですが、折り鶴に込められた希望や未来。
普通の子どもとしての生活が一瞬にして奪われる残酷さは、この作品の静けさ、余白に痛いほど詰め込まれていたなぁと思います。

あの像の背景にある原爆の悲惨な記憶。
それが知れただけでも良かったし勉強になりました。

静かに反戦・反核を訴えている佳作ですね。

とか言ってますけど号泣でしたけどね、笑。

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