空を飛ぶ事に取り憑かれたロジャー。
その妻ラヴァーンに息子のジャック
ロジャーの相棒で整備士のジッグス
そして新聞記者のバーク
皆の関係がまた複雑なんよな...😞

飛行レースのシーンとか
めちゃくちゃハラハラする。
2回飛んでたけどどっちもやばかった

あとこの作品はキスシーンが
すごく印象的でした🤔
①ある人物がキスした瞬間に仮面の男が
　部屋に入ってきてめっちゃ怖い。
②ある事を決意したロジャーが
　飛行する寸前にキスするシーン

『悲しみは空の彼方に』などのメロドラマ映画の巨匠ダグラス・サーク監督作品。ウィリアム・フォークナーの長編小説『標識塔』を原作としている。

サーク作品にしては珍しく白黒の作品。これまた名作と名高いメロドラマ、サークの流麗で詩的な語り口を堪能した。最高傑作ではないとは思うが、見どころの多い作品だった。

ロック・ハドソン、ドロシー・マローンの美男美女を見ているだけで幸せ。サークは本当にメロドラマ的見せ方が上手い。

飛行士の男と彼の妻、整備士の男や新聞記者、この四人をめぐるメロドラマで、嫉妬や独占欲にまみれた関係性が面白い。

予期せぬ恋に陥ってしまうドロシー・マローン演じる飛行士の妻と新聞記者の男、その悲劇的な愛の行方をサークならではの情緒あふれる演出で描き出す。

サーク後期の作品ということでその熟練の技はもう言うことなし。一つ一つのシーンがしっかり画になっていてロマンティック。飛行機のアクロバットなどアクション的な見せ場も多く、誰もが楽しめる間口の広い作品と言えるだろう。

個人的には『悲しみは空の彼方に』が最高傑作であると思っているが、これはこれでまた一つの傑作には違いない。役者たちのスター演技、サークのメロドラマ演出、流麗なカメラワークなど一流の作品である。面白かった。

1930年代、新聞記者バーク（ロック・ハドソン）は戦争の英雄で曲芸飛行のパイロット、ロジャー（ロバート・スタック）を取材する。その中で、ロジャーが妻ラヴァーン（ドロシー・マローン）や息子を犠牲に、空を飛び続けていることを知り、やがてラヴァーンに惹かれるようになる。

飛行機のロマンに囚われた前時代的な男と、彼に翻弄される人々を、ある新聞記者の目線で描いた人間ドラマ。
ダグラス・サーク監督らしいロマンス色と、火花が散るような人間関係が印象的だった。

ロジャーは飛行機のためなら妻も売るような酷い男で、現代の感覚では全く共感できる部分がない。
妻ラヴァーンも彼に依存し、自分の人生を見失っている。

そんな2人が記者バークを媒介に変わっていくんだけど、変化にちょっと唐突感があって、“あれ？” と思っていたら、やっぱり悲劇が起きてしまった。
気付くのが遅かったってことだろうが、身をもって妻子に生きるべき道を示したとも言えるだろう。

圧巻だったのがパイロンを周回する飛行機の映像だ。レース自体は最近のエアレースとほとんど同じ。
しかもこの時代にかなりの迫力映像で、こちらも圧巻のドロシー・マローンのお色気にも負けてなかった！