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曲馬団のサリー
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『曲馬団のサリー』に投稿された感想・評価

近隣の図書館でDVDを借りての鑑賞。
初グリフィス。

映画史の本等を読むと間違いなく名前の出てくる監督の一人で「映画の父」と呼ばれるような存在だということ、複数のショットを繋ぐ編集(モンタージュ)、クロスカッティング、クローズアップなど、現在の映画文法の基礎を発明した人だということは知識としては知っていたが、これまで観たことがなかった。
本作では、上であげた技法以外にも、フラッシュバックやアクション繋ぎらしき編集(マルチキャメラだったらしい)、アイリスっぽいフレームによる視点の切り替え等も使われていた。

そんな背景から、どちらかと言えば「教養主義」的な動機で観ておこうと思ってDVDを借りたのだが、サイレントで111分とあるので退屈するかもしれないと予期しつつ再生ボタンを押した。

観終わった今は「グリフィス監督、すみません」と土下座したい気分である。それくらい面白い映画だった。今から101年前こんな凄い映画が作られていたという事実に感動してしまった。

もともとは舞台劇のミュージカルらしく、プロットがしっかりしているのはそれもあるのだろう。それを前提としても、序盤での人物キャラクターの立ち上がり方も切れが良い。
そのプロットは、サーカスで暮らしていた疑似親子(父娘)の二人が巻き起こす「珍騒動」で、彼女が「血縁の家族」と出会う旅の物語でもあった。
その中に、スラップスティック、ダンス、ちょっとしたロマンス、“じゃじゃ馬娘”のアクション女優ばりの活劇シーン、警察に捉えられてからの法廷シーン、それにカーアクション(撮影車両からのショットやカースタント含む)まであった。

ステージ・ダンスの場面では、主人公のいわゆるキメ顔のビューティショットもあって、文字通りにキラりと光っていたのだが、あれは照明の技巧によるものなんだろう、たぶん。

エンディングはこの時代の映画らしく大団円なのだが、そこで車のハンドルを握ってるのが主人公のマリーで、そこも凄いなあと感心してしまった(この時代のアメリカの若い女性は免許取れるんだという驚きもあった)。
まさかこれを映画館で観られるとは思っていなかった。

田舎者~

田舎者~

サリーは大声をあげた。

唸りをあげそうなライオン

暴れ狂いそうなゾウ(笑)

どこからともなくピエロたちやタイツはいた人たちが駆けつける。曲馬團の面々は肉体派だから強い。と思ったらそうでもない。もうね、ドタバタ喜劇が始まります(笑)

場内に暖かい笑いが漏れる。マクゴナガル教授、いや、マクガーグル教授がコミカルで思わず笑ってしまうんですよね。曲馬團で育ったサリーが、またいい娘なんだこれが。

パイかな?

パンだよね

あれ?

パイなのもしかして?

やっぱりパンでした。

楽しい

楽しいながらも、その邂逅には涙が溢れてしまうのです。少しいびきかいてそうな年輩のお隣さんの横で、嗚咽しそうになりました(TДT)

ピアノのダンスシーンやばい

後半は、予想外にドラマチックな展開になります。ハラハラドキドキさせながらも、しっかり笑いを挟んでくるあたりが憎い。立て!!立つんだマクゴナガル!!立ち上がれーーー!!自分のしてきたことに、今こそケリをつけるんだーー!!!

展開が読めそうで読めなくてドキドキします。なし崩し的に物語はクライマックスへと突入していくのですが、もうおばあちゃんが出てきただけで泣ける。そして、まさかの証言に思わず字幕を疑った(笑)

楽しい

楽しいし、泣ける。ずっとうるうるしてた。

グリフィス先生、愛ですね

やっぱり愛なんですね

(TДT)


人生は喜劇だ。



小林さん、ピアノの伴奏ありがとうございました🙇
フェリーニ何作かを再鑑賞していて思い出し。

フォーマット画像、向かって左が曲馬団の団長で、右が団員と名家のお嬢様との間に生まれた少女なのだが、両親は幼い頃に他界してしまい団長が親代わりとなって実の娘のように可愛がって育ててきました。
また娘も団長を実父同様に愛し信頼しきっているといった間柄。
しかし、経済的事情から団長は娘を祖父母に預けようと決心し、ちょっとしたロードムービーが始まります…
泣ける逸品です★
特に時空を超えたクロスカッティングで見せるピアノのシーンはヤバいです。
成長しても、何かにつけて抱擁しあい、甘えん坊だけどしっかり者の娘が泣けるのです。
個人的には、リリアンより娘役を演じたキャロル・デンプスターのタイプです♪
随所に結構な身体能力の高さを披露しているのですが、あれは吹き替えだったのだろうか?
そうは見えなかったのだけど☆


~追伸~
先日レビューした「尻に憑かれた男」がGYAO!で無料配信されているようです。
興味のある方はこの機会に☆彡

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