🏠穏やかながらピリリと張り詰めた設定。登場人物は3人のみ。ほぼ『恩赦された死刑囚と、盲目の牧師』の二人芝居👫✨🗣💬台詞も最小限で、自然光の陰影とフィルム撮影が演技を引き立てまつ。こんなにも人間を深く描いた作品もマレ(ﾉД`､)💦✨地味ぃ〜な作品をじっくり鑑賞したい方向き笑

【🇫🇮フィンランド・アカデミー賞(作品賞・主演男優賞・音楽賞)、🇪🇬カイロ国際映画祭(グランプリ・脚本賞)、🇩🇪マンハイム＝ハイデルベルク国際映画祭(グランプリ)、🇺🇸サンタバーバラ国際映画祭(外国映画賞)受賞🏆✨アカデミー賞外国語映画賞フィンランド代表】

☕️向き不向きのある作風なので、鑑賞するかは🎞予告編を見てご判断頂けば良いのですが、本作の特徴は信仰を描きつつも”キリスト教圏外でも評価が高い”点かと👍🏻✨人生折り返した↪️アダルトチームはもちろん、ヤングにも響くと良いなぁ…て作品でつ✉️

• #1970年代
• #ヒューマン
• #手紙
• #再生
• #信仰
• #フィンランド

人を必要とすること、人から必要とされること、人として前向きに生きていくためには大事なんだな。
登場人物は少ないし地味で退屈な感じもしましたが、最後まで観ると、とっても優しい作品だったと感じました。

物語は、
殺人を犯した女レイラが恩赦で出所し、行く場所がないため、受け入れてくれた盲目の老牧師ヤコブの家に身を寄せることに...そこに住む条件としてレイラに任された仕事は、ヤコブに届く信者からの手紙を音読し、指示されたとおりに返事を書くということだった。渋々、仕事をこなすレイラ。毎日のように手紙を配達しにくる郵便配達員にも嫌気がさす。ある日、レイラと郵便配達員にトラブルが発生、途端に手紙が届かなくなる。
手紙が届かなくなり、ヤコブは徐々に衰弱していく。レイラがとった行動は...
といった内容。

フィンランド人のキリスト教信仰も関係あると思いますが、人として生きるために必要なものを思い出させてくれるような作品になってました。レイラの行動に最後はうるっとさせられてしまいました。みんなが救われる展開に観ている自分もほっとしてしまいました。

記録。
読めない手紙に祈りを捧げる盲目の牧師。必要とされる事が救いであるとすれば、届かなくなる手紙がもたらすものとは。

北欧フィンランド産、味わい深いにも程がある75分の小品。
一切の余計な演出は無し。巧みすぎる役者の表情と、人間の本質にズバっと切り込むストーリーが秀逸だ。

終身刑で12年も服役するも、突如恩赦によって釈放されることになったレイラ。彼女はとある牧師の元で住み込みで働く仕事を斡旋される。牧師の名はヤコブ。レイラの仕事とは、目が見えない彼のために、毎日届く手紙を読み聞かせることだった…

手紙に救いを求めているのは実の所誰であったか。与えられた仕事に嫌気がさして逃げ出すも、果たして行き場はあるのか。
如何に孤独であろうとも、人は誰かに必要とされたいという欲求を抱えずにはいられない。それは聖職者も罪人も同じ事だ。

必要とされない孤独の苦痛と、必要とし必要とされることで満ち足りる感覚。
孤独や疎外感を感じている人ほど刺さるものがあるのかもしれない。