赤い水を配信している動画配信サービス

『赤い水』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

赤い水
動画配信は2026年2月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『赤い水』に投稿された感想・評価

一八
5.0
『白い巨塔』『戦争と人間』などなど、数々の傑作を世に解き放った社会派監督山本薩夫による風刺喜劇。
昭和時代、平和な町の町議会を舞台とする嘘だらけの温泉開発騒動を描いた物語。
国会議員による汚職事件を取り上げたドロドロの政治劇『金環蝕』の原石ともいえる良作だ。

自分勝手な権力者達によるドタバタコメディが面白い。
生臭坊主の与太話から始まった土地の買収合戦に議員同士の蹴落としあい、スキャンダルすっぱ抜かれてからのウルトラCといった具合に、温泉開発に必要な赤い水を巡って二転三転する破天荒な筋書きをテンポ良く繰り出している。
普通なら確実にアウトな所業を平気で通してくるあたりやや過激な作風だが、本当にこういう奴いそうだなと思わせる説得力はとても強い。
会議は踊るとは言うものの、よくまあここまでの狂乱をスクリーンに映し出そうと思ったものである。

登場人物も胡散臭い人物ばかりで印象に残りやすい。
中でも人を操ることに長けた詐欺坊主を演じる伊藤雄之助の歯の抜けたインパクトが別格。
若山富三郎の傲慢な議員の役のハマりっぷりも見どころの一つかと。

しかしだ、物語だけを追うなら真面目な人間が損をして、得をしたのは強欲な人間だけと腑煮えくり返る胸糞な内容なのに、それをいとも簡単にバカバカしい笑いに昇華させた山本薩夫のユーモアには脱帽するしかない。
この手法は芸能と呼べる分野が権力に媚びるようになった現代の日本では既に失われたと言っていいだろう。
それに山本薩夫が手掛けた映画は黒幕が野望を達成して終になることがとても多い。
『金環蝕』にしかり、『皇帝のいない八月』にしかり。
物事の末路を映さず観客にモヤモヤを残させたまま劇場を去らせる構成なのは、現代社会に対する警告と告発が含まれているのではなかろうか。
劇中で八波むと志と滝瑛子が何度も思い巡らす儚い幻想と、それを振り切り町を去るラストにかすかな希望を感じる。
こんなどえらいことして後でタダで済む訳がねぇ!
早くここから逃げ出さねえとやべぇ目に遭っちまうぞ!

社会と人の体質は今も昔も何一つ変わっていない。
暗い世の中だからこそ光輝くものがある。
今だからこそ世界には山本薩夫が必要だ!
3.0
1963年製作。原作杉浦明平。脚色柳沢類寿 、山形雄策 、山本薩夫。監督山本薩夫。

わたしが今住む町。30年以上前に定着したのだが、引っ越してすぐの頃至る所に怪文書が張り付けられていた。よく知らぬが議会の議長が失踪したのだそうだ。何かをしでかして逃げたのだろう。その数年後、市長が逮捕される。なんか凄いところに来てしまった、と思ったものです。

そんな市議会の議員さんの欲得物語が綴られます。よくもこれだけの悪相を揃えたものだと感心するのだが、よかったのはそれくらいで綴られる物語は、現実の地方政治でいまも息づく政治で飯を食っている連中を見聞きしてしまっている現在では、もはやファンタジーでしかない。

大映時代の若山富三郎(城健三朗)が観られるのと、やりすぎの伊藤雄之助の怪僧が実に気持ちの悪い一篇。

神保町シアター 映画は社会を風刺する―― 辛口喜劇のススメ にて
伊藤雄之助さんがイキイキとエロ和尚を演じておられるだけで私は満足だよ。織田政雄さんもやけに楽しそう。
OBNという概念がよくわからない人はこれを見たらいいね。

『赤い水』に似ている作品

金環蝕

製作国・地域:

上映時間:

155分

ジャンル:

配給:

3.7

あらすじ

第14回民政党大会で現総裁の寺田が最大派閥の酒井を破り総裁に就任。巨額の選挙資金を費やし、寺田陣営は資金の穴埋めに奔走する。やがてダム工事の入札に着目し、不正入札を図った彼らは、総理夫人ま…

>>続きを読む

黒の超特急

製作国・地域:

上映時間:

95分

ジャンル:

3.8

あらすじ

新幹線用地の利権を得ようと暗躍する政界の黒幕に戦いを挑む青年を描くシリーズ総決算。

青べか物語

製作国・地域:

上映時間:

101分

ジャンル:

3.9

あらすじ

東京と千葉の境界を流れる江戸川の下流にある漁師の町「浦粕」にやって来た小説家。彼は見知らぬ老人からべか舟を売りつけられた。青く塗られたその舟は「青べか」と呼ばれ、街の連中に馬鹿にされるが、…

>>続きを読む

加賀騒動

製作国・地域:

上映時間:

95分

配給:

3.3

あらすじ

時は享保、加賀藩の大槻伝蔵はその働きぶりから藩主・吉徳の重用を受けることになる。やがて吉徳の名代として使者を命じられるが、加賀へ着くと国家老・前田土佐らの怒りを買って謹慎させられてしまう。…

>>続きを読む