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西陣の姉妹
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『西陣の姉妹』に投稿された感想・評価

「かわいそうな人たちがただただかわいそうに終わる話を見てカワイソー、カワイソーとシ◯る趣味はない」という曲げようのないスタンスがあるので、チラシであらすじ観た時点で入場を後悔した。
(最初の土下座するお父さん相手に金貸しメガネ爺がタバコ吸ってる時点で退出してよかったかも)
(吉住公三郎・新藤兼人コンビ自体は嫌いじゃない。大映版「自由学校」とか「美女と怪竜」とかは好き)

/住人視点のカメラワーク、未亡人と愛人の友情(若干未亡人プライドないんか?とは思ったけど)、家業を手放せない一家を古いと切って捨てて一人で幸せを掴む三女、次女と番頭さんの一夜限りのロマンス、恐らく実際の鴨川・西陣でロケが行われた屋外シーン(背景の西陣信用金庫を見逃さなかった...)、真面目に頑張ったのに報われなかった結果色々どうでもよくなってパンスケになった元職人の女、何もかも失った中でも家族と主従の絆だけは失わずに逝った未亡人と、要所要所では名シーンが多かったのが逆にイライラする。

/解体される家の中でゲラゲラ高笑いしてる高利貸しコンビを番頭さんが刺してくれたらもうちょっと評価違ったかもしれない。
 でもそんなことしたら婚約した長女が気の毒か。
 兎に角リアリズムが言い訳にならないレベルでヘイトコントロールがゴミ

/調べたら新藤兼人は父親が借金の連帯保証人になった結果没落した豪農の生まれだったそうなので、恐らく彼自身があの一家のような喪失とか、ああいう悪徳高利貸しが報いを受けずにのうのうと生きてることへの怒りを直に経験してたんだろうな、と思うし、そういう思いのはけ口をこの映画の脚本に込めてたんだろうなとは思う。
 観客がそんなもんをわざわざ映画館に足運んで大スクリーンで観たいかは別として。
※ ☆☆☆☆★

日本映画栄光の1952年〜1954年。
この時代が如何に凄かったかかはこの作品がキネ旬ベストテン入りを逃している事実が物語っている。今ならベストワン確実だろう。

この映画の素晴らしさは新藤兼人の脚本に尽きる。時代に取り残され没落して行く西陣の織元を「これでもか!」とばかりに情け容赦無く叩き潰して行く。

そしてその脚本を、富裕層や貴族社会。更には当時の社会情勢等を対象として、とことん没落して行く人達を慈しみながら描くのは。新藤兼人の盟友でもある、名匠吉村公三郎が得意としていた所もあり。その演出力の冴えを堪能する喜びにも溢れる一品でもある。

没落の限り落ちてしまう登場人物には、東山千栄子の女主人と3人姉妹に。夫の妾で、元芸姑の田中絹代がひっそりと支援する慎ましさ。
宇野重吉の番頭を初め織元の仕事で生活している庶民の暮らしぶり。
菅井一郎の悪徳高利貸しは絶品中の絶品だが、進藤栄太郎の偽善者振りも絶品です。

あまりの悲惨な物語は新藤兼人の師匠である溝口健二の名作『西鶴一代女』と同じ年に製作された事に驚く。
『西鶴一代女』にはとことん堕ちて行きながらもどことなく希望の光に満ちた崇高な作品だったのに比べて、この作品にはラストシーンに象徴される様に、それが見いだせ無いのが多少残念ながらも傑作である事には間違い無いところでしよう。


劇場鑑賞 劇場名・日時不明(新・文芸坐?)



※ 嗚呼!自分は『西鶴一代女』といい、とにかく堕ちるところまでとことん堕ちて行く映画が堪らなく好きなんだなあ〜と💦
odyss
4.0
【妾も身内・・・昔はよかったなあ(笑)】

1952年のモノクロ邦画。

西陣織で著名だった京都の老舗も、戦後世代の着物離れには勝てず、業績は悪化する一方。金策に行きづまった社長は自殺してしまう。

残された妻(東山千栄子)と娘三姉妹(三浦光子、宮城野由美子、津村悠子)、そして番頭(宇野重吉)、さらには社長の妾だった元芸妓(田中絹代)がその後始末に追われるという筋書き。

妾まで堂々と(?)こうした作業に加わっているところが、時代性を感じさせる。

「斜陽」或いは「桜の園」の系譜に連なる映画だが、5人の女優陣がそれぞれに好演している。特に次女役の宮城野由美子と妾役の田中絹代の健闘が見もの。

女優を中心にした映画として、佳作と呼べる出来だと思う。まあ、私は美人女優が何人も出てくる映画は、基本的に高評価ですけどね(笑)。

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