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父帰らず
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『父帰らず』に投稿された感想・評価

yuzu
-
グレミヨンの初トーキーなのかな?

途中だいぶ寝てしまったので物語はよく理解してないんだけど、とりあえず、「約束してるから部屋へ上がらせてくれ!」って言って素直に部屋へ通しちゃう受付はどうかと思うぞ!実の親だから良かったものの。※てかこの時点ではこの父親はもしやすげえ悪者なんじゃ…と思ってたからドキドキした
ENDO
4.0
ギアナ領カイエンヌにある徒刑場の坊主の囚人達が大麻みたいな草を焚いて刺青入れるシーンが出色。最初から脱獄を挫かれる主人公アルコヴェール。図体がデカくてラッセル・クロウみたいな暴力の匂いを纏いながら発散される事のない見返りのない娘への愛の代償行為。質屋から流れる血の動き、ダンスホールの黒人ダンサーのパフォーマンスの熱量、演出は鈍重なのにドキュメンタリーみたいな生々しい瞬間があってその初期トーキーのな歪さにゾワゾワする。
flyone
-
ひとりの女性が階段をのぼってホテルの一室に向かう。階段の中腹あたりだろうか、いずれにせよ、部屋のあるフロアの少し下から、あおりぎみの固定で、斜めの位置から部屋のドアを画面におさめている。女性は画面手前から右手に進み、途中折れて画面奥に進み、部屋に進入する。そこで彼女を待っていたのは、かつてじしんの妻(女性からみれば母)を刺殺したことで服役中だったみずからの父親だった(のちにわかるが、この父親を女性は恨むようなことはなく、むしろ両親間での殺人事件は、母にその原因があると考えているようだ)。思いがけぬ再会に声をふるわせる女性と、念願の再会にやはり感極まる様子の父親。だが、ふたりのじっさいの様子が画面におさめられることはない。あくまでこの時点においても、キャメラは部屋の外の階段の途中あたりに据えられたままとなっており、この感動的な再会は音響的に処理されることとなる。
ジャン・グレミヨンは、この場面においてさえ、役者による「熱演」というべき身振りや表情を求めてはいない。あくまでそれらは画面外で展開され、われわれは耳に届く音響から受けとめるばかりだ。だが、そのことはむしろ、この場面を殊更印象的なものにしているし、というか、この映画は全編を通して、画面外の音響や、鳴りひびく音響と画面の推移のずれを積極的に取りこんでいる。このグレミヨンのすばらしいタッチは、「熱演」の大味さではなく、繊細な存在感や表情、身振りへの印象を強めている。

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