このレビューはネタバレを含みます
東ドイツで産まれたレーナは祖母に林檎は人間のような果物だと教えられる。林檎農園で働き始めたレーナは友人の恋人ハインツと結婚することにした。新居に引っ越した矢先に、レーナは林檎農園の管理者であるジェイ…
>>続きを読む「林檎の木」
〜最初に一言、この上ない傑作。正に女性監督による女の生き様とブレヒトの言葉、ベルリンの壁崩壊で目まぐるしく変わる政治と新な主義。東と西の統一、波乱に満ちたドイツを舞台に当時の崩壊前と…
その彼女に降りかかる理不尽な不幸と肉体の変化が『ドイツ・青ざめた母』より弱く感じた。個の自由ではなく家族(夫)を選んでしまう保守的な結末に興ざめ。あの弄んだ資本家のおっさんも結局は己の幸せしか考えて…
>>続きを読む「たとえ明日、世界が終末をむかえても今日、わたしは林檎の木を植えるだろう」マルティン・ルターの言葉を引用した抒情的な幕開け。
困難な時代のうねりの中で、もがき苦しむ人間の赤裸々な実態を炙り出しながら…
レーナが革命に貢献したいと思った時、権力者の情婦になるしか選択肢がなかったんだろうな。最初は嫌悪したけど、段々わかってきた。(そういえば、奥さん可哀想すぎてやばかった)
労働者には甘い言葉を吐いて…
最初は、林檎農園をたてなおそうとしている女性とおばあちゃんの映画かな~と思ってみてたのやけど、いろいろな男女が出てきて、人間関係の嫉妬とかそういうのが前面に出てきたりして、結果情念度合いの高い映画だ…
>>続きを読む崇敬するIホール初代総支配人様⑪
東西ベルリン情勢を扱った作品は数多く製作されています。
本作品もその中の一つです。
主人公の祖母がこんなことを言います。
20年以上前に観たきりなので正確には覚…