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『大東亜戦争と国際裁判』に投稿された感想・評価

前半はニュース映像を中心に太平洋戦争をざっとおさらい、後半は東條英機以下28人に対する二年間にわたった東京裁判の全容を駆け足に再現。

戦争に勝った戦勝国主導で敗戦国日本の戦争責任を裁く国際規模の裁判は前代未聞のスケールでとても興味深い。

アラカンが首相を演じてて貫禄が有りすぎていたのと、検事と弁護士の弁論がやけに芝居がかっていたのと、原告側の家族の描かれ方がいかにもステレオタイプな描かれ方をしていたのが気になった。

陸軍のトップの指揮によって沖縄が戦地になり全国の一般市民が空襲の犠牲になったこと、海軍のトップの指揮によって未来ある若者たちが敵艦隊に特効せざるを得なくなっていた事は覚えておきたい。

東京裁判の全貌を記録したドキュメンタリー『東京裁判』と合わせて見比べたい。
◎意外と真っ当?東京裁判Documentary Drama

1959年 新東宝 カラー 105分 シネマスコープ
*僅かにホワイトノイズ、コマ飛びあるか

タイトルにGHQが占領期の1952年まで使用を禁止し現在も一部の右派以外には使わない「大東亜戦争」の語を掲げているため、どれほど偏った内容かと思って観はじめると、かなり公平で、日本の非を認める立場にも当然のように時間が割かれ、意外にも真っ当な東京裁判の再現ドラマだったように思う。

正直、小林正樹監督による大長編ドキュメンタリー『東京裁判』(1983年)を再見してからでないと公平な評価がしにくいな、と思ったが、記憶が薄れないうちにレビューしておく。

【以下、一応ネタバレ注意⚠️】






富士山や二重橋の映像は出てくるものの、1957年の『明治天皇と日露大戦争』ほど頻繁でも情緒的でもないし、靖国神社はこちらには映されなかったように思う。

また、冒頭に「有史以来、最も悲惨な戦争であった」云々のナレーションが入る。

一応、嵐寛寿郎が東條英機を演じ、主役格とはなっているが、あくまで東京裁判の再現が目的であり、結果として法廷劇という形での群像劇となっている。

アラカンの東條は必ずしもそっくりではないが、出廷前の自死に失敗した経緯も描いているものの、つとめて冷静な人物として演じようとしている。

逆に、直前まで家族や側近にもそぶりを見せないまま自決した近衛文麿は高田稔。
戦前からの映画スターの一人であり、元々のお公家さんらしい高貴な顔だちが近衛にぴったりでハマり役である。

吉田茂と重光葵は、プロの俳優ではなく、一般から公募したとのことだが、重光は本人をよく知らないのでピンと来るはずもないが、吉田は確かによく似ていた。
ただ、明らかにアフレコのセリフが口の動きとズレていて、セリフだけプロが吹き替えたことが丸わかりではある。

それに対して、キーナン首席検事(E・P・マクダモット)は、高圧的で論説も乱暴な上に演技も上手いとは言えず、事実に即しているかは、小林正樹監督の『東京裁判』の再見で確かめたい。

冒頭30分は、真珠湾攻撃前夜からポツダム宣言受諾、極東軍事裁判開廷に至る太平洋戦争史をニュース映像や過去の戦争映画の映像を引用・編集して手際よく観せる。

*1 修正主義的戦争映画の確立 : 占領期後の新東宝映画
ディック・ステゲウェルンス著、細川周平訳
2017-03-29
nichibun.repo.nii.ac.jp/record/6541/files/symp_021_009.pdf

上記ステゲウェルンス論文は、〈『大東亜戦争と国際裁判』(1959)の戦争スペクタクルは、東宝や新東宝のカタログにある戦争プロパガンダ映画や過去の占領後戦争映 画からの場面を直接利用することに何ら躊躇がなかった〉(15頁)と批判的に記し、戦前戦中のプロパガンダ映画からの引用があると指摘している。

ただ、確かに戦禍の悲惨さや侵略された側の民衆や反撃等については、ほとんど描かれないものの、実際には駆け足での戦史のダイジェストといった感じで、「反戦的」でないと同時に必ずしも「好戦的」な感じも受けない。

本作の本編は、まさしく極東軍事裁判の法廷の再現であり、連合国側、日本側双方の主張が均等に繰り出されていく。

そのなかで、戦争自体を「犯罪」として裁くことが国際法上妥当か否か、という議論や、アメリカによる原子力爆弾の投下は間違いなく国際法が禁止している戦争犯罪に当たるといった主張が日本側から出される場面もある。
しかし、いずれもキーナン検事やウェッブ裁判長(W・A・ヒューズ)によって「ここは日本の戦争犯罪を裁く場だ」として一蹴される。

本作は、すでに日本が主権を回復して以降に製作された作品だが、事前にアメリカ大使館と台本についての調整が行われたとのことである。
全般的に、『明治天皇と日露大戦争』よりも公平で妥当な描き方だと感じるのは、こうした経緯を経て、アメリカによる指摘で台本を変更した結果によるところも大きいかも知れない。

それでも、なお、戦勝国が敗戦国を一方的に裁く極東軍事裁判の不当性や、アメリカによる原爆投下の犯罪性などの主張が残ったことは注目に値する。

もちろん、本作には、日本側の抗弁のみが目立ち、日本が侵略したアジア諸国側の実態や意見などが全く描かれていないという重大な瑕瑾がある。

また、主としてA級戦犯となった重要人物のみを扱い、B,C級戦犯の犯した罪やその審理や判決についても省略されている。

だが、本作では、『明治天皇と日露大戦争』で見た天皇讃美、戦争や玉砕の肯定などの要素は、被告たちの発言以外には、ほとんど見られない。

むしろ、同時代の日本人の多くが感じていた東京裁判のあり方そのものへの疑問を浮かび上がらせようとすることに、本作の「意図」があったのではなかろうか。

それもまた、ある種の「逆コース」ではあろうが、そうした疑問は、現在でも、そのまま残された課題として、日米両国に突きつけられていると考えるべきではないかと思う。

本作は、そのことをより客観的に判断・考察するための材料を提供する、小林正樹監督の『東京裁判』(1983年)の登場で「乗り越えられた」のかも知れない。

しかし、その24年前、初めて東京裁判を扱った、この新東宝オールスター映画も、意外にも真摯に取り組まれた作品だったとの感想を抱いたことである。

《その他の参考》
*2 「大東亜戦争と国際裁判」で検索
ja.m.wikipedia.org/wiki/

*3 大東亜戦争と国際裁判
1959年1月3日公開、104分、戦争
moviewalker.jp/mv25866/

*4 極東軍事裁判――東京裁判の全貌を暴く新東宝空前の大巨編!!
大東亜戦争と国際裁判 1959年 小森白 作
2lanewhitetop.web.fc2.com/saiban.html

*5 ネイビーブルーに恋をして
映画「大東亜戦争と国際裁判」〜開戦前夜から日本の進撃
21/01/17
blog.goo.ne.jp/raffaell0/e/d261b12c7c8d7129c6b84f173413eaec

映画「大東亜戦争と国際裁判」〜終戦から東京裁判開廷まで
21/01/19
blog.goo.ne.jp/raffaell0/e/94998579c4e3e895b803051f3e1c0cce

映画「大東亜戦争と国際裁判」〜罪状認否から”天皇不起訴”の決定
21/01/21
blog.goo.ne.jp/raffaell0/e/01b404af6c7356421e974dc5512c585b

映画「大東亜戦争と国際裁判」〜判決と処刑
21/01/23
blog.goo.ne.jp/raffaell0/e/1ea4d2dadb8d95b5b8842c44292eb187

《上映館公式ページ》
シネヌーヴォ日本映画大回顧展
新東宝 映画まつり
 Preseted by 新東宝キネマノスタルジア
2024.7.6〜9.6 シネ・ヌーヴォ
www.cinenouveau.com/sakuhin/shintoho2024/shintoho2024sakuhin3.html
3.0
東京裁判という重い題材ゆえか、新東宝作品にしてはわりかし変な脚色をせず真面目に映像化しておりオーソドックスな面白さのある作品に。でも大スターアラカン演じる東条英機を大石内蔵助のような英雄として描いたり、あれだけ長丁場の裁判を100分で強引にまとめてしまったりしているのはいつもの新東宝のノリとはいえどうなのよ。

いくら戦争擁護者向けとはいえ、大量の戦死者を出した日本軍への責任を描かないのもいかがなものか。

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