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真人間
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『真人間』に投稿された感想・評価

4.2
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-202 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋本社2作目のラングの鑑賞!!結構好きなんですねこの作品。全くラングらしくない、いわゆる異色作と言える唯一の風刺の効いたヒューマンコメディですね。らしくにとってアメリカ亡命後間もない作品だから、ストーレートな愛情表現や、希望・明るさに満ちた作品なったのかもしれません。

🖋仮出所を契機にギャングを引退してデパートの販売員として、そして“真人間”として生きようとする主人公を含むギャングたちを描いた作品。ギャングものならぬ更生もの作品ですね。特にシルヴィア・シドニー演じるヒロインがクライマックスで“犯罪は割に合わない”という授業を行い、これにギャングたちが感化されるシーンは最高です。

🖋主人公ジョーを演じるシルヴィア・シドニー、気性は荒いが根は優しいそんな役柄を巧く演じています。そしてジョージ・ラフトのキュートさはこれまた最高ですね!!

🖋ほんと フリッツ・ラングのコメディセンスに驚かされる名作です!!

😆Story:(参考: Amazon )
前科のある犯罪者を更生させるために雇っているニューヨークの百貨店で働くジョーは同僚のヘレンと恋に落ちた。彼女もまた仮出所中の身だったことを知ったジョーは、かつての仲間に誘われるまま自分が勤める職場の商品を盗み出そうとするのだが。

🔸Database🔸
・邦題 :『真人間』
・原題 :『You and Me』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1938
・日本公開 : 1939/10
・上映時間 : 90分
・受賞 : ※※※
・監督 : フリッツ・ラング
・脚本 : ヴァージニア・ヴァン・アップ
・原作 : ※※※
・撮影 : チャールズ・ラング
・音楽 : クルト・ヴァイル
・出演 : シルヴィア・シドニー、ジョージ・ラフト

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「激怒(1936)」「暗黒街の弾痕」に次ぐフリッツ・ラングの渡米第3作で、3たびシルヴィア・シドニーが「海の魂」「北海の子」のジョージ・ラフトと共に主演するもの。原作は「激怒(1936)」「大都会」のノーマン・クラスナが書卸し、「家族一連隊」のヴァージニア・ヴァン・アップが脚色している。撮影は「北海の子」のチャールズ・ラング、音楽は「三文オペラ」のクルト・ワイル、が夫々担任。助演者は「暗黒街の弾痕」のバートン・マクレーン、「海の魂」のハリー・ケイリー及びロバート・カミングス、「素晴らしき求婚」のロスコー・カーンス、「青髭8人目の妻」のウォーレン・ハイマー、「暗黒王マルコ」のジョージ・E・ストーンその他である。
3.8
フリッツ・ラング監督による元犯罪者の複雑な恋愛ドラマ。
作風、演出はラング監督の手腕の見せ所が詰まっていると感じました。

1930年代、ニューヨークにあるモーリス百貨店の社長は、元犯罪者の社会復帰支援の為に従業員2500人中、50人をも雇用している寛大なる人物。
そこで仮出所中のジョーと美しいヘレンが同僚として出会う。
ジョーの前科を丸ごと認め、自ら結婚を誘導するヘレン。2人は燃え上がり、早速ヘレンの住むアパートで生活を始める。
仮出所中は、飲酒、結婚も禁止。
隣の部屋を借りて別居している風に装って内密にしていたが、元犯罪者の何人かは悪党意識が治らず、真っ当に働くより盗めば儲かると、カタギになっているジョーを誘う。とうとう断りきれなくなってしまうジョー。そこにはヘレンに対してある疑いを持ち始めたからだった...

前半はラブストーリー、後半ガラッと変わってシリアス展開です。
その中でもヘレンが元犯罪者に黒板で授業するようなシーンがあり...とても効いています。

アメリカ社会は昔から更生には力を入れていたのだな〜と感心しました(これはドラマですが、実際ある話なのでしょう)


ヘレン役のシルヴィア・シドニーはやっぱりアマンダ・セイフライドにしか見えません🤭

ジョー役ジョージ・ラフトは初めてでしたが、役柄が苦手でした。こんな男は嫌だわ〜😣昔だから仕方ないけど「俺の言う通りにしろ」と男尊女卑の極み😖
でもそれをヘレンが好きだから良いですけどね😁

シリアスとコメディが絡んで風変わりだけど、サクッと楽しめました💫
3.8
記録です。

フリッツラング監督作。バスでの「求婚するならOKよ」に至るまでの水面下でのもどかしい感覚の持続がたまらないし、それまで画面が硬質的だったからこそのダイナミックなカメラでの2人の交差の解放感がワクワクする。エスカレーターでの手タッチで関係性を伝えてから、『激怒』的な退っ引きならない事情が存するのかと思いきや(あるんだけど笑)、あちらでは悔やむことになった離れる選択をやめ、離れない選択を採るところに作品外部に起因する高まりもあった。ヒロインの役の方も同じだし。その後の2人の微笑ましさがある一方で、部屋到着時の暗闇、急激に迫るカメラに映し出される蝋燭の光源とヒロインの笑顔と背景の重い闇に『激怒』との類似(機関車)を感じた。その中でも出てっておばさん→ニッコリおばさんの手のひらクルー感とか「今晩は遠慮することないわ」とかいう遠慮のない下ネタだったり、知らない関係を楽しんでるとことか随所にラング映画らしいユーモアが散りばめられてる。地味に好きなのはダイナミック交差の直後のトランクの荷物が溢れるところ。『リリオム』や『西部魂』と同様に過去の関係性と現在との相剋が後半を先導するのだけど(過去と現在という点では『激怒』も同様だけど少し異なる)、どちらに個としての本質があるのか…についての分析的であって他2作に対して、本作はそこに目を向けているように見えて、より接着的というか『M』や『メトロポリス』『激怒』の集団の発作的作用に対する分析のような感覚だと思う。あの弁護士や救世主のような役割を今作ではヒロインが担い、その一方で物凄くライトに仕上げており、その分、着地点が『激怒』より更に御伽話的なものになっている。この辺りはラングにとっての緊急性の違いに起因するのかな…とか思った。この空気感の違いはドイツ時代を思わせる牢獄のシーンにも現れているように思う。そしてその過去はラングにとっては…という読み方もできそうなのが面白い。


コメント等スルーしてください🙏

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