二人の浪人が西国随一の剣豪である伊勢伊勢守に仕える者を名乗れば豪遊ができると聞き、無き知恵をしぼってよからぬ事を企んだ。
享保の頃、ある小さな城下町での事。漢学者松澄永山の誕生祝の酒宴で家老の伜浪岡真八郎は権勢をかさに傍若無人の振舞をし、塾生の久利富平三郎と口論の末取っ組み合いの喧嘩となる――。
徳川十代将軍家治の時代。首席老中田沼意次が幕政を操り金権汚職の世であった。そして江戸市民の生活の裏には暗黒組織「闇の狩人」と呼ばれる殺し屋集団があった。五名(ごみょう)の清右衛門の表向きの…
>>続きを読む西南戦争から日清・日露の両戦争、さらに日中戦争に至る富国強兵政策にダブらせて描く、福岡のある一家の3代にわたる大河ドラマ。