🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-399 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋ヌールヌール、カクカクと動くタコがなんとも味わい深くて良いですね！！この歳になってハリーハウゼンの特撮を観ると、当時のその技術の凄さを再確認すると共にノスタルジーが襲ってきます（笑）！！タコ一匹でここまで、怪獣特撮映画に仕上げるのはさすがハリーハウゼンです。

🖋海底に潜んでいた巨大タコが水爆実験の影響でエサが取れなくなったために、地上近くへ這い上がってきて人類を襲うという物語。ゴールデンゲートブリッジを襲う名シーンから、触手を使って橋を潰してしまうその描写はやはり素晴らしいですね！！そして物語も正体と居所がわかるまでの演出はなかなか不気味感を煽っていて良い！！

🖋低予算のため、モノクロでの公開になったり（後にカラーライズされたソフトが公開）、タコのモデルは、時間と製作費を節約するため足が6本しかなかったりするんですね（笑）。日本で公開されたのは41分の短縮版だったそうです。

🖋本作、人形アニメーションの神様ハリーハウゼンが『原子怪獣現わる』(53)の後に手掛けた作品で、長きに渡るパートナーとなったC・H・シニアとの初仕事でもある作品です！！

👍Story:（参考: Wikipedia ）
アメリカの水爆実験が南太平洋の生態系を破壊したため、ミンダナオ海溝に棲む巨大なタコが餌を求めて這い出し、アメリカの原子力潜水艦の襲撃を皮切りに、船舶を襲い始める。大ダコはアメリカ海軍による爆雷攻撃を突破してアメリカ本土のサンフランシスコ沖に現れ、ゴールデン・ゲート・ブリッジを破壊して上陸。陸海から迎撃する米軍と戦う。

🔸Database🔸
・邦題 :『水爆と深海の怪物』
・原題 :『It Came from Beneath the Sea』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1955
・日本公開 : 1958/12/25
・上映時間 : 80分
・受賞 : ※※※
・監督 : ロバート・ゴードン
・脚本 : ジョージ・ワーシング・イエーツ、ハル・スミス
・原作 : ※※※
・撮影 : ヘンリー・フリューリッヒ　
・音楽 : ミッシャ・バカライニコフ
・出演 : ケネス・トビー、フェイス・ドマーグ、イアン・キース、ドナルド・カーティス

🔸Overview （参考:映画. com）🔸
サンフランシスコに出現した深海の大だこの恐怖を描くＳＦパニック映画。レイ・ハリーハウゼンが初めてＣ・Ｈ・シュニアに協力した作品。短縮版。オリジナルは80分。監督はロバート・ゴードン、製作はチャールズ・Ｈ・シュニア、原作はジョージ・ウォーシング・イエーツ、撮影はヘンリー・フロイリッヒ、レイ・ハリーハウゼン、ジャック・エリクソンが担当。出演はケネス・トビー、フェイス・ドマーク、ドナルド・カーティス、アイアン・キースほか。

特殊効果の巨匠レイ・ハリーハウゼンの作品です。
水爆で餌がなくなった巨大タコがサンフランシスコに上陸して暴れるという、現在から考えるとかなりシンプルなストーリーですが、ここはシンプルさが良いのです。

タコの足が6本しかないとか、マニアックなツッコミはやめて下さいね(^^;;
タコ足には恐竜の尻尾を転用したなんてことに、決して触れないようにして、
古い特撮の手作り感を楽しんで欲しいと思います(^○^)

※かなり重要な役割の潜水艦が置いてきぼりになるほど、タコが素敵♡


※たこ焼き………(ﾟOﾟ)＼(- -;

テンタクルズ

深海の魔獣が
襲いくる！
迎え撃つ米海軍！
巨大な触手を持つ
魔獣勝つか？
最新鋭原潜を要す
米海軍勝つか！

「水爆と深海の怪物」

ようこそ、レイ・ハリーハウゼンの世界へ。定期的に見ていますレトロ特撮映画の大巨匠、ハリーハウゼン特技による怪獣映画です。前作原子怪獣現るに続き、今回は円谷監督も後にキングコング対ゴジラでオマージュした大ダコがサンフランシスコを襲撃します！

ピート艦長率いる最新鋭原潜が就航。テスト航海に出航するが、巨大な何かに襲撃され、帰港を余儀なくされる。艦に付着した細胞組織を調査するため、レズリー博士、カーター教授に依頼。それがタコの組織であることが判明。米海軍は半信半疑ながらも、海洋事故が頻発し、戦闘体制を整える。だが魔獣と化した大ダコはサンフランシスコへ迫っていた…。

後のパニック映画でテンタクルズ、ウルトラセブンのガイロスとタコが怪物として出てくる作品の先駆け（笑）デビルズフィッシュと呼ばれるだけあって怪物にふさわしく、触手系はやはり怖い。

ハリーハウゼンのダイナメーションと呼ばれたストップモーション及びブルーバック合成がその力を遺憾なく発揮。ゴールデンゲートブリッジに絡みつき、破壊するシーン、港に上陸し人を押しつぶす触手の迫力は中々のもの。予算不足で実は足が六本しかないらしいのですが、分かりませんから問題なし。

米海軍の協力があったかはわかりませんが、実際の飛行艇や駆逐艦も出てきますし、潜水艦のシーンも中々。特撮部分の潜水艦は…（笑）ですけど。ただ迫りくる驚異に対して米海軍の緊迫感は伝わる演出がなされていて、これもクライマックスへ向けて盛り上がる要因です。

ピートとレズリーが恋仲になる話は、少しタルいですが、オマケみたいなモノとして…。でもこのオマケ部分が邦画特撮にやたら多くなるのは後の話なので影響したかな…。また新兵器が開発されて…と言うストーリーも原子怪獣と一緒ですが（笑）、基本ですね。

後、レズリーが新種の女性と言われるのが時代性を感じますね。キャラが仕事に生きるキャリアウーマンなんですけどね（笑）

触手が海から真っ直ぐ伸びて、陸上にいる人が見上げるようなシーンが印象深いのですが、テンタクルズで全く構図が同じシーンがあったのを覚えてました。ネタからもオマージュだろうなぁと。

時間が短くて凝縮されてますから、古い作品にしてはテンポも悪くなくて、ハリーハウゼンの特撮も堪能できますから、比較的良作だと思います。レトロ特撮映画が好きな方には是非！

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