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リアンナ
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『リアンナ』に投稿された感想・評価

堊
3.9
フラハティ映画の暴力性だなんかを論じている大学教員で浮気性のインテリ夫を放って、暴力的な一人暮らしをはじめる妻を主人公にした中高年のカミングアウトをめぐる話。なんて筋書きだけなら『Late bloomers』(1996)に近い印象があったけれど、子から呆れられ、「孤独が怖い」と呟きながら部屋の隅で暗闇を惚けたように見つめ続ける主人公を捉えたこの映画は同じくどこにも行けない「わたし」を描いた『レーチェルレーチェル』に近い印象を与える。彼女たちにはまずなによりも居場所がない。ここではない何処かへ向かって破滅を迎える楽観性も悲観性もない。ただ終わらない日常とやりようもない性欲がゾンビのように横たわっている。2000年代に撮られたならばもっと明るく、モノローグのひとつでも付されただろうシークエンスにおいて、彼女はただトロンとした目をカメラの前でさらけ出すのみ。語り草になっている静かなベッドシーンといい、コーマンの元で『ピラニア』の脚本やってた人がどうして…とも思える。シスターフッドの名の下に資本主義的なレズビアンエクスプロイテーションフィルムが乱造されている2020年からしても83年にこの先進性は凄まじい。 ベイビーイッツユー、The Brother from Another Planet 早急に観なきゃ。
小規模なアメリカ映画で会話劇、普通だったらウディ・アレンのマネごとになりそうだが、そこは才人ジョン・セイルズ。雰囲気はヨーロッパのごりごりの監督が英語圏でドラマを撮ったような(例えばベルイマンの『愛のさすらい』みたいな)娯楽と作家性の歪な距離感が癖になる感じ。母、主婦という役割に縛り付けられ人生を潰されていた女性が愛する(愛される)女性と出会い自立し解放されていく。
セイルズ自身も口髭はやしてマッチョな役柄を演じていたりして、同性愛を見世物として利用するような低俗なドラマではなく、できるだけ丁寧に彼女ら(の人生)と向き合って創作しているのがよく分かる。自由とは孤独でもあって、愛を超えた女性同士の友情で終わるのがとてもよい。LGBTをテーマにした映画祭で流してほしい一本。
子供らと離れるのはつらいが、新しい人生はじめようとひとり暮らし。したものの、期待していた恋人との関係にも影が。親友にも距離持たれ子どもらにも理解してもらえるのはまだまだ先のはなし。一気に居場所ゼロ、孤独に押し潰れそうになっていたけど日常の生活はいつでもついてまわる。気持ち入れ替えるつもりで掃除したりなんやかや、レディースクラブで知り合った女性や階上の住人、言い寄ってきていた男友だちを突き放したあと、彼から歩み寄る触れ合いのシーンの優しさ、親友との再会の一歩に切なくなる。説教臭くないところがとてもいい。素晴らしい。

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