グリニッチ・ビレッジの青春の作品情報・感想・評価

「グリニッチ・ビレッジの青春」に投稿された感想・評価

フェリーニの『青春群像』に影響を受けたとされるP・マザースキーの自伝的な作品。食料品店のアルバイトをしながら演劇修行を続ける主人公の青年がハリウッド行きのチャンスをつかむまでのストーリー。

グリニッチ・ビレッジに集う演劇、文学など志す人種、個性も様々な青年たちの姿をユーモアとペーソスたっぷりに描く。

OPはシネジャズタッチ、マザースキーを投影した主役レニー・ベイカーは地味なのだが過保護が過ぎる母親にシェリー・ウィンタース。ジャック・ウォーケンやジュラシックパークのあの俳優も脇役で出演している。
な

なの感想・評価

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監督の自伝的要素の強い作品とのことなので、観ている私は結末を知っているのに、夢を追いかけることのほろ苦さが満ちている気がして好きだった。騒がしい仲間と過ごす日々。そこに突然現れる過干渉の母親や恋人との反復がじわじわきた。最初はこの家族についていけないな…とか思ってたんたんだけど。
犬

犬の感想・評価

3.3
アニタ

俳優志望のラリーは、母親の反対を押し切りグリニッチ・ビレッジに移り住む
そこには彼と同様、俳優や画家、作家を目指す若者たちが大勢住んでいた
そんな仲間たちと心を通わせていくラリーにも恋人ができるが……

主人公と彼の仲間たちの姿を描いた、ほろ苦く切ない青春群像劇

監督ポール・マザースキーの半自伝的な作品でもある

芸能の世界

時代感がある


ロマンスが良い

レニー・ベイカーの1人演技が印象的でした
よし

よしの感想・評価

3.5
「もう大人」恋や友情、夢と現実の狭間で揺れ動き青春から決別するための成長の一頁...のハズが物事トントン拍子すぎ(妊娠&夢)! だからどれだけ主人公才人なんだよってなっちゃったし感情移入も難しかった。そんな主人公自身の葛藤よりも周りの人々の騒がしさが本作の原動力かな~と思った。物事出来事もブツ切り感あるけど雰囲気は好き。
何でも皮肉めいて冗談ばかり言う役者の卵ラリー。いつまで経っても息子離れせずに神経質ですぐ発狂しては騒ぎ立てるような鬱陶しい母親、色々押し付けてきすぎ。何でもかんでもオーバーリアクションの極みみたいな親子。にしても戯曲作家兼友人ロバート役クリストファー・ウォーケンはその立ち姿だけで切れ味抜群のイケメンさが画面に映えて、その存在感だけで何故彼だけがこの中から今日まで生き残れたかを如実に語っているよう。あ、怒りっぽい役者役でジェフ・ゴールドブラムもいましたね。あとラリー主催家賃ホームパーティーで部屋の隅にビル・マーレイ(っぽい人)が立っていることもお忘れなく。

避妊具、中絶「アニタがまた自殺」"Let's make love." ラリー!近くまで寄ったから~"You're gonna marry her."
TOMATOMETER75 AUDIENCE61
dude

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3.7
監督の自伝的な作品ということでやや断片的。故郷ニューヨークで見聞きしたことが詰まっているという感じか。アクターズ・スタジオの講師が忠告するユーモアについての話が印象的だった。マーロン・ブランドのモノマネをしながら夜の街をうろつくシーン、恋人との別れ話中に両親が訪ねてきて母ウィンタースがヒスるシーンなど地味ながら良いシーンが多い。
1950年代のNY、グリニッジ・ビレッジで役者を目指していたポール・マザースキー監督の自伝的作品。文句なしに大好き!仲間とふざけて踊りながら道路を横断したり、アパートで馬鹿騒ぎしたり、雨の中恋人の肩を抱いて歩いたり。あぁNYでこんな青春を送ってみたかった、と涎が出そうになるのは私だけではないはず(;´ρ`)

本作の魅力のひとつが、何気に駆け出しの頃の有名俳優が出てること。クリストファー・ウォーケンはちょっと影のある文学青年、オーディションで出会うチョイ役の濃い風貌の男は見覚えあるなと思ったら『ザ・フライ』のハエ男だった。ビル・マーレイも一瞬だけ出てる(初見ではわからなくて二度見しました^ ^)

ビル・コンティによる軽やかでレトロな音楽も良い。甘酸っぱくてほろ苦い素敵な作品(ლ˘╰╯˘).。.:*
KAOFUKU

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4.3
ユダヤ系マザコン演劇青年の青春の旅立ちを描いた作品。
過保護な母親がいい。
行きつけのカフェに集う芸術家のタマゴ達がいい。
荒井晴彦のデビュー作は、今作にかなり影響されているように思える。
グリニッジヴィレッジを新宿にしたような。
彼の親友に女を取られた経験が、そうさせたのか。
女の妊娠と寝取られ、そのパターンは後の赫い髪の女や遠雷、Wの悲劇、海を感じる時にまで引き継がれている。
そんな私的な脚本、好きだ。

今作もそんなポールマザースキーの経験を元に出来たのだろう。
rico

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3.4
実家からハリウッドまでの過渡期にすごすグリニッチ・ヴィレッジのモラトリアムで怠惰な日々を描く。
若い頃あるあるな雰囲気で、仲間とはしゃいでいたらなんとなく終わった印象。
クリストファー・ウォーケンがひたすら若く男前。エドワード・g・ロビンソンのモノマネは似ていた。
ポールマザスキー監督の自伝的作品 クリストファーウォーケンが若い

星降る夜に押し入れ探検隊①

整理しようと思いながらも面倒なので手を付けられないでいる大好きな空間の中で、ゴソゴソと手に取ってはその作品のお気に入りシーンなんかを思い出しながらニヤニヤしている私は、傍から見れば立派な不審者かもしれない…

ポール・マザースキーの自伝的な作品として知られているこの作品。
当時(1953年)様々なアーティストが集まる町として有名だったマンハッタンのグリニッジ・ヴィレッジを舞台に繰り広げられる青春ドラマ。
ユダヤ人としての自分にしっかりと折り合いをつけ、ムービースターを目指してやって来た刺激的な町で様々な経験をしながら主人公は成長していきます。
ニュー・シネマっぽい雰囲気(若き日のウォーケンが特に)を随所に感じつつも、全編にそこはかとなく漂う温かみにビル・コンティのスコアが相まってマザースキー自身の郷愁を強烈に感じます。
そこがこの作品の最大の魅力かもしれません。

で、この主人公。
マーロン・ブランドに心酔しているらしく、マーロンとヴィヴィアンが描かれた『欲望という名の電車』の大きなポスターの前でスタンリーになりきり臨機応変に台詞の一部を変えながら物まねをします。
しかし、ここで終わりません。
映像には映っていませんがおそらく延々とやり続けていたのでしょう。
人気のない駅のホームのカットに移行した後もまだやってます(笑)
ふと酒の空き瓶が転がっているの見つけ物まね終了。
と、思いきやその空き瓶をオスカー像に見立てて今度は受賞後のスピーチが始まります(爆笑)
息子が可愛くて仕方がない過保護な母親(シェリー・ウィンタース最高です♪)が煩わしくて家を飛び出した主人公でしたが、授賞式の場に駆け付けたという設定で母の物まねをしたりなんかもしちゃうのです♪
この一連の一人芝居のオチも面白いのですが、それは実際に観てお確かめください☆彡
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