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リリー・マルレーン
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『リリー・マルレーン』に投稿された感想・評価

4.6
【あなたと一緒に リリー・マルレーン】

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督×ハンナ・シグラ主演の1981年の作品。歌手ララ・アンデルセンの自伝を自由に翻案した。

〈あらすじ〉
1938年。ナチスが台頭する中、ユダヤ人音楽家のロバートは、歌手のビリーを伴なって旅をしていた。ユダヤ人狩りが始まった矢先、結婚を反対するロバートの父によってふたりは離れ離れになる。ミュンヘンで彼を待つビリーは、酒場で歌う仕事を得るのだが…。

〈所感〉
戦地の同胞を称揚するかのような音楽として「リリー・マルレーン」が広められていき、ナチスのマスコット的存在として、歌姫ビリーが祀り上げられていく過程が常軌を逸していて、間接的に戦争のクレイジーさを表しているかのようで非常に興味深い一作だった。何よりハンナ・シグラの歌声が素晴らしい。題材的に『マリア・ブラウンの結婚』と重なる部分も多い。元恋人のロバートが独房で「リリーマルレーン」の同じフレーズをずっと聴かされ続けるシーンは異常で、見ている私も洗脳されそうになる。いきなりチフス診断として全裸にさせられるシーンも異様だった。晩年のファスビンダーとあって自由自在のカメラワーク、思わず唸ってしまう印象的なショットもいくつかあり感心させられた。ただ、どうしても時代的な制限もあり、画の粗さ、古臭さは免れない。
Maoryu
3.5
売れない歌手ヴィリー(ハンナ・シグラ)は裕福なユダヤ人音楽家のロベルト(ジャンカルロ・ジャンニーニ)とスイスで愛し合っていたが、ある日、ドイツを出られなくなり、第二次世界大戦が始まってしまう。やがて、「リリー・マルレーン」がヒットしヴィリーは人気歌手となるが、変わらずロベルトを想い、彼の反ナチス活動を助けようとする。

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督、ハンナ・シグラによる「マリア・ブラウンの結婚」の前日譚的な作品だった。

スイスに入国拒否され、毅然とドイツ国境に歩いて、“おやすみなさい” と声をかけるあたり、一瞬、マリア・ブラウンを思わせる迫力があったが、本作のヴィリーはだいぶ普通の(?)女性だった。

繰り返される長回しと、ちょっと違和感な背景音楽は、やはりファスビンダーならではか。
メロドラマとしては弱く、ある女性の波乱の半生としては穏やかだったかな。途中、サスペンスチックな展開にワクワクしたけど、そこも終戦とともにフェードアウトしていった。

劇中、「リリー・マルレーン」が繰り返し歌われ、音楽映画の要素が強かったかもしれない。
ついでに、ロベルトへの獄中のリリー無限地獄の拷問は辛そうだったなー。笑

以下、ネタバレあり。

時代に翻弄され、戻るべきはずのロベルトは結婚してしまい、悲嘆にくれてか、自分の居場所を求めてか、一人去ってゆくラストはしっかり味のある絵面になっていた。
【過去鑑賞】

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