ロンドンを訪れたアメリカ青年が狼男になる話。亡霊として現れる死んだ友達の腐敗具合や、青年から狼男になる変身の過程の特殊メイクが見応えあった。唐突に軽快な音楽がかかるエンディングに切り替わってびっくりした。

ジョンランディス作品。
DVDで再鑑賞です。
特殊メイクはリックベイカー。
これを含め、7度オスカー受賞。
マイケルジャクソンのスリラー♬のMVも彼。
ゴッドファーザー、エクソシスト、タクシードライバーなどのディックスミスの弟子。
リックベイカーの弟子は、ハウリングや
遊星からの物体Xのロブボッティン。

イギリスを旅するアメリカ人のデヴィッドとジャック。
不思議な村人たちに遭遇。
謎の獣に襲われる。
ジェニーアガターが美しいナース。
食事を口まで運んでくれます。
ジャックの特殊メイクがすごい！
そして有名な狼男の変身シーン。
満月に狼男になる男の苦悩の物語でした。
コメディじゃないのに楽しく観れます。
楽しいけど切なかった〜。

名曲Blue Moon♬が3つのバージョンで流れます。
ボビーヴィントン、ザ・マーセルズ、サムクック。
クリーデンスクリアウォーターリヴァイヴァルのBad Moon Rising♬も流れる。
音楽はエルマーバーンスタイン。

タイトルは巴里のアメリカ人🎬
An American In Parisをもじったんじゃないのかな？
→An American Werewolf in London
似たタイトルを発見。
ファングルフ/月と心臓🎬
→An American Werewolf in Paris

（初回鑑賞は映画館）

• #エルマーバーンスタイン
• #リックベイカー
• #狼男
• #ブルームーン
• #CCR
• #ボビーヴィントン
• #ザ・マーセルズ
• #サムクック

アメリカンって何?
って、アメリカ人が狼男になっちゃうお話だからです。

これ、ジャンルがコメディになってますけど違いますね。
すごく哀しいお話ですよ。

本作でアカデミー賞のメイクアップ賞をリック・ベイカーが受賞、彼の出世作となりました。
リック・ベイカーと言えば、キングコングの中の人ですね。
特殊メイクの世界では大御所中の大御所、もはや神様であります。
そんなリック・ベイカーも、昨年には映画界からの引退を宣言して寂しい限り。

途中で出てくる妄想ゾンビも当時としては出色のゾンビメイクでびっくりした覚えがありますけど、やはり何といっても狼へ変身するシーンがすごいです。
いまだったらCG使い放題の変身も、特殊メイクで魅せてくれます。まさに生々しいライブ感。
段々と人間が狼に変化してゆく様を、じっくりとじっくりと。
メチャクチャ痛そうに変身するんですが、こんなに痛々しい変身は本作と「宇宙の騎士テッカマン」が勝手に二大巨頭かと思った次第です!

望まない能力を得てしまった男の哀しいドラマ。
あまりにも救いのないラストで、まだ子供の頃にテレビで観た時、ガキんちょながらにやるせなさでいっぱいでしたね。


テレビ放送にて

• #特殊メイクの神髄