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遠い雷鳴
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『遠い雷鳴』に投稿された感想・評価

5.0
第23回ベルリン国際映画祭金熊賞。
サタジット・レイ監督作。

『大地のうた』(1955)の原作者でもある20世紀インドの作家:ビブティブション・ボンドパッダエの同名小説を原作としたサタジット・レイ監督作品で、人為的な飢饉に喘ぐ小村の人々の過酷な日常を見つめたドラマ映画です。

1943年、インド・ベンガル地方の小村を舞台に、日本軍のビルマ侵攻とインド植民地当局による食料輸送の妨害によって米の輸入が途絶え食糧難に見舞われた村人たちの危機を描いた“ベンガル近代史+社会派ドラマ”の力作となっています。

村唯一のバラモン階級に属する夫婦を中心に、値上がりの一途を辿る米の入手に奔走する村人たちの生き様を群像的に映し出していきます。ある者は花火事故で酷い火傷を負った男に自らの体を差し出す見返りとして少量の米を手に入れ、またある者は米を独占する地主から暴力で米を強奪しようとする。バラモン階級の夫は数十kmの道のりをひたすら歩き隣村まで米を求めに行く。その妻もまた食糧確保に努め、地元の女性と共に山に入り芋掘りを行うが、その道中見知らぬ男に襲われてしまう…。

遠い異国の地で起きた戦争が物理的に離れたベンガル地方の小村に深刻な影響を及ぼしていく様子を描いて、300万人以上が犠牲となった人為的大飢饉という戦争の陰の災厄を克明に描き出したサタジット・レイ監督の力作であります。
Baad
3.3
日本軍のインパール作戦が原因で物資が届かなくなった農村での飢餓。

主演の女優さんが美しく、食べ方が綺麗だったけれど、こんな話を映画館で見る必要があったのか?

その後、たまたまシャーム・ベネガルの映画を同じ岩波ホールで見て、インドにもまともな映画があるんだと思ったのだが、『サラーム・ボンベイ』を見るまではインド映画に特に興味を持つことはありませんでした。

(ダラダラと暗い 2021/9/18記)
42年のベンガル地方。日本軍のビルマ侵攻、英国軍の米買い占めの影響で、ベンガルの人々は米不足に苦しんでいた。米を買いに行くが、売る米がない。ある夫婦の妻は、体を与えて米を手に入れる。データによると、43年、ベンガル地方では500万人が上で亡くなっているという。
大阪科学技術センター大ホールにて

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