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硫黄島
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『硫黄島』に投稿された感想・評価

終戦記念日という事で硫黄島に纏わる映画を一本。

硫黄島からの帰還兵片桐の苦悩を新聞記者武村の視点から描いた物語。

【キャスト】
(新聞記者)
武村均:小高雄二

(硫黄島)
片桐正俊:大坂志郎
木谷:佐野浅夫
岡田一水:山内明

(その他)
森看護婦:芦川いづみ

【ストーリー】
新聞記者の武村は、行きつけの飲み屋で泥酔した男に絡まれる。男の名は片桐、硫黄島からの帰還兵でどうやら何かを打ち明けたい様子であったが度を超えて酔っており話があるなら尋ねてこいと武村は店を後にする。

後日、酔いも覚めたのか殊勝な面持ちでやって来た片桐は硫黄島時代に自分の居た部隊が全滅し、水を探していた自分と木谷という男2人しか生き残らなかった話を始める。 一通り話終わった片桐だが最後に、自分はもう一度硫黄島に渡り自らが記した日記を持ち帰りたいのだど武村に告げる。
そんなもの持ち帰ってどうするつもりかと武村が聞くと、もう一度手にしたいと意味深な事を言うのであった。

しばらく経ち、武村は硫黄島で片桐が死んだ事をニュースで知る事になる。武村に宛てた遺書地味た文面も届き、彼は亡き片桐の足跡を辿る事になるのだが…。

【総評】
戦争映画というより戦後、硫黄島の帰還兵の苦悩を描いた映画。原作小説もあり、本編の軸となる片桐はフィクションではなく実在の事件から着想を得た人物である。

冒頭、ただの酔っ払いにしか見えない片桐だが、酔いが覚め硫黄島の出来事を語る姿は気弱で真面目な印象を抱く、さらに武村が彼の知人達を尋ね歩けば子供を助けたり、戦友の妹を見舞ったりと中々に男気のある男である。反面、常に影を残していた彼の言動も浮き彫りになり、PTSDなりサバイバーズギルドのような精神状態だったと伺える。

陰惨なシーンはほぼ無いものの片桐の計り知れぬ闇を感じられる映画と言った印象。

【あとがき】
戦場を描き派手にアクションするのも悪くはないですが、戦後の兵士の闇を扱い戦争の悲惨さを伝える作品も必要だなと思いました。
【送り火】

毎年この時期に個人的に行っている「もっと日本を知ろう!ウィーク」。
それは政治であれ、文化であれ、人物の偉業や功績であれ、一年の中で「お盆」という時期が、僕の中で日本人としての「ナショナリズム」や「アイデンティティ」を実感するタイミングなのかもしれない。

蚊取り線香のツンと鼻を刺すような臭い。
南部鉄の風鈴の音が心地よい縁側で団扇をパタパタと扇ぎながらゴロリと昼寝をする。
親戚が一堂に会して行われる大宴会。
年末年始はそこまで気にしないのに、何故かこの時期はまじまじと見つめてしまうご先祖さまの遺影。
懐かしい旧友との再会。
突然の夕立にムワッと沸き立つ道路の土埃の匂い。

極論を言えば、全部が全部「僕の記憶」ではない。
恐らく日本人として「心が落ち着く郷愁の原風景」として予め脳にインプットされているものもあるのかもしれない(現に北海道は気候風土の関係で「縁側」がある家は少ない)。

でも、不思議とこれらは日本の夏(お盆)の風物詩のように描かれることが多く、実際に触れたことはなくても、どこか「懐かしい」と感じてしまう人は多いのではないだろうか。

言ってしまえば、「戦争」も自分自身の記憶として残っている人は年々少なくなってきている。
このフィルマのレビュアーの方でも9割以上の方は戦争を知らない世代で間違いないと思う。
でも、日本人である以上、戦争によって生まれた「いくつもの業」を名もなき兵隊さんたちに背負わせておくだけで本当にいいのだろうか・・・・。
毎年、せめてお盆の時期だけは、彼らが背負ったものの重さを少しでも知りたいと思って、日本の戦争映画を観ることにしている。
・・・ダダ漏れの感想は内容にも触れていますので「硫黄島の洞穴」に隠しておきます。
けん
3.9
戦後6年、硫黄島で生死を彷徨った帰還兵を取材する新聞記者の物語

全体の構成が好み!凄い引き込まれました!
オープニングは楽しげな飲み屋から始まり一気に悲惨な物語に変わる所も良い👍
黒澤明の悪い奴ほどよく眠るの様ですね!
あと戦後の煌びやかな夜の街並みと硫黄島の対比が効いていて、ゴア描写とかは全然ないのに戦争の悲惨さが際立っています!

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