終盤の肝とも言える一箇所を除けば、なかなか面白かった。

YouTubeで流れてきて、邦題は分からなかったもののちょっとだけ観てみたらオープニングテロップに「メグ・ライアン」の名前を見つけた。

同姓同名⁈という疑念を抱きながら見続けると、まさに若々しい彼女本人が登場。Wikipediaのフィルモグラフィーによると初期二番目の出演作品だった。後々のキャリアを知っているからという贔屓目があるので、しっかり存在感があるように思える。ちょっとばかり不良で小憎たらしい学生役だけど。

80年代の雰囲気が何とも懐かしい。本作はパート３でシリーズ完結編だそうだ。邦題を知ると前から知っていた気がするけれど、いきなり完結編を観たことになる。

まあ ”お化け屋敷系ホラー”と思えば別にストーリーに違和感はない。21世紀の現在、歴史が育んできたこの手の "テンプレ" をすでに知っているので、オーソドックな展開なのが逆に楽しい。どことなく後のJホラーに通じるテイストもある。3D作品特有の先端恐怖症を煽るようなあざとい映像が笑える。

概ね楽しく観たのだけど、終盤に少しだけ登場する "悪魔" のご本尊がそれはもうちゃっちくて萎える。もう少し何とかならなかったのかなあ、と残念。「着信アリ」のラストのアレと同じ感じ、といえばわかる人にはわかると思う。

🖥️ YouTube_Boxoffice

『悪魔の棲む家』シリーズ第3弾*☆

誠に消化不良…!!!!!
Σ(´□｀;)ｶﾞｰﾝ

まさかの"誰も憑依されない系"…

ホーンテッドハウスなのは良いんだけど、内容が無いような…？この一つ前のシリーズ2作目が最高に面白かっただけに残念。

あの宇宙人みたいなモンスターは何なんだ～！！ラストの破壊的な盛り上がり(？)も途中からの繋がりが良く分からない。

お転婆っ子なメグ・ライアン可愛い♡

ロバート・ジョイさんが博士役で出演してたのが面白かった。最近また『ダークハーフ』を観たので。あの嫌な役が頭にこびりついてるから、なんか新鮮だった。

本作は2回目は観なくて良いかなぁ。

念願の3D鑑賞。フライシャーは実は3本も3D作品を撮っていて、これはそのうちの2本目。50年代の3Dブームを超えたフライシャーは慣れたもので、タイトル画面の強烈な飛び出しからずっと観客の目を潰せと言わんばかりの突き出しデプス演出。槍、ガラス、石、マイク棒、あの手この手で観客の目を潰そうとする先端恐怖3D映画。ラストでカジキマグロの置物が映った瞬間に拍手したくなるはず。
でも流石フライシャー。飛び出し演出だけでなく奥行きの運動でもかなり効果的に3Dを見せてくる。個人的にいちばんの見どころは米国式こっくりさん。輪になった4人の伸びる手の遠近感の迫力がすごい。階段を降りてった先に穴があって、さらにその穴から水がゴボゴボ半透明に出ていて、さらに煙が出ていて…なんてラストは3Dの効果全マシを狙っている。そして最後の最後はご褒美のような長時間の割れたガラスのシャワー。開いている二つの目がつぶされそうになるスリルを味わうため、何度でも観客はたったひとつのスクリーンから飛び出る映画を見にいく。

スーザンを追い続け、死んでしまった娘の家事を続けてしまい狂ってしまう妻。メチャクチャ黒沢清の『CURE』でビックリする。あとその前のオペラっぽい曲も『回路』でモロ使ってませんでした？　下から怪物出てくるだけなのに神々しいアウラがある。

• #3D___