たたりの作品情報・感想・評価

「たたり」に投稿された感想・評価

深緑

深緑の感想・評価

3.2
丘の上にそびえる呪われた屋敷の実態調査。

主人公の女性は誰かに取り憑かれてたor誰かの生まれ変わりって事でいいんでしょうか?

怖さも巧さも特に感じなかった。

あと、心の声がとにかくうるさい。
無機物としての怖さ。がらんどうで寒々しさのある屋敷の中に潜む(であろう)何か。

あくまでホラー映画も全て映画、作り物だからお化けの姿は有機物でしか表せないわけであって、完全なる霊体との遭遇は未だかつて誰も映画の中ではなし得ていない。そんな事実を鑑みつつ今作を鑑賞するとより味が出てくるのではないか。にしても主人公はウザすぎるのだけど。自分がやってきたことを「やったから褒めて」トークは最後に自虐で笑いにして落とさないと痛いだけだぞ。

誰も出来ない事に対して、別の角度から切り取ってみれば意外に一本くらいは成り立つ事を判明させたある種の発明というか。
出さなきゃ成立する。もしかしたら今作で起こったことは全部演出なんじゃなくて実際に起こってる事なんじゃないかとも思わせられるしね。

ただ、こんなのは何本もやるべきことじゃないから、誰も追随しなかったのは寧ろ偉い事だと思う。こっちに寄ってたらホラー映画はどこかでオワコンになってしまっていたかもしれない。いずれは有機物霊体の権化ことジェイソンみたいな奴も出てきただろうけど、それが大発明みたくなってたろうな。

リメイク版は位置付けが完全に逆転し、有機物としての家を描いていた。その方が〔無機物だったもの〕たちがぐちゃぐちゃ動いてくれてエンターテイメントではある。全然面白くないことは抜きにして、時代に耐えうる別ベクトルの「ホーンティング」を目指した事に関しては評価できる、はず。

古いホラーを観れば観るほど「回転」の偉大さが身に沁みます。ほんとに、なんであの時代にあそこまでの恐怖表現、今でもちゃんと怖い映画が出来たんだろう。時代の特異点だ。
おばさんの域に達しているジュリー・ハリスがお世辞にも美しいとは言えず、すぐキレる情緒不安定キャラで魅力に欠けるため、どうも感情移入できず。
『見殺し』の経験が周波の同調を呼び、やがてたたりに絡めとられるという脚本(と言うより原作か)はすんなりと理解できるため、後世への影響は大きい作品なのかも。
舞台美術も悪くない。
osaka

osakaの感想・評価

5.0
やっぱり良い映画だなあ。しみじみと感じた。彼女のストーリーは痛々しくて目も当てられないのだけど。しれっと自殺願望を口にするあのシーンはいつも泣いてしまう。

原作のシャーリージャクスンの山荘奇談は、どうやらシャイニング辺りにも影響及ぼしているようで(というより全家ホラーものには影響与えているのか)、そう見ると「家」という怪奇発生装置にとってのバッテリーの役割をするのが人間の情動であるという共通点も見られる。

最後は切ないねえ。冒頭のボイスオーヴァーの声が男声だったことを踏まえると、何とも言えないのだが。傑作。
幽霊も怪物も出てこないのに、音や壁の模様だけでここまで怖くするとは。
加えて、”世間に居場所がない女性”という主人公の造型が、超常現象とは別の”孤立による恐怖”で追撃してくる。
AE35UNIT

AE35UNITの感想・評価

5.0
ホラーにおいて、人が怖く感じるとはどういう事なのか冷静に考えていく話が好きなので、本作はどタイプだった。たしかに本作には幽霊は出てこないように思えるかもしれないが、そもそも幽霊が見えるとはどういうことなのか本作は掘り下げている。錯覚ではないのか。錯覚だとしても、見る側の心情には目の前の物を幽霊だと思い違えるだけのダークな心の動きがあったのではないか。こう考えてみると「幽霊的なものを見る側、むこう側に共鳴して取り込まれていく側の人物」の心理状態にも「むこう側」を引き寄せる原因があると分かる。

本作は、ここまで時間を割いて良いのかと思えるほどに主人公の過去や心情を深掘りし、主人公のどうしようもない内面をさらけ出していく。「これまで自分が母の看病をしてきた過去、頑張った自分」にしがみつきつつも、自分が母を殺してしまったと思いこみ自分を悔いている。そして主人公はこうした素地から屋敷と共鳴し、現状から逃げたい一心で屋敷の側へ行ってしまう。
t

tの感想・評価

3.5
他を寄せ付けないクレア・ブルームの存在感と逃避願望。幽霊屋敷に泊まり込みで心霊現象を科学的に検証しようとする設定が同じな分、『ヘルハウス』の圧倒的な恐怖演出と比べてしまうが、終盤まで扉の開閉に拘泥した演出や、屋敷の中に霊がいるのではなく屋敷自体が主体のように表象してるのが興味深かったのでホラー強者になった暁に観ると発見が多そう。倒壊寸前の螺旋階段デザイン、憧れる。
You may not believe in ghosts,

but you cannot deny terror!

パッケージにそう書いてありました。


闇の中のシルエット

そびえ立つ丘の家

その始まりは雰囲気抜群

いいね👍

プロローグが不吉過ぎる。この感じ、ゾクゾクします。

心の声は楽しいけど手放しで応援できない何かを持っている。でも主役はこの人、我らがエレナー・ラーンス

女の勘もここまで研ぎ澄ませれば、もはや超常現象となる。まったく恐ろしい女よ。職業不詳、謎だらけのセオドーラ

無邪気ほど怖いものはない。目には目を、歯には歯を、超常現象には超常現象で挑む男、誰かを紹介するのが下手すぎる、今回の元凶マークウェイ博士

プラスおみそ

さあ時は来た!!!なんか面子が足りてない気もするけれど、スーパーナチュラルに立ち向かえ!!!

的な

実にサスペンス風味だし演出が独特。ドキドキしました。素敵。夏にぴったり。ダンスシーンは不気味だったし、階段のシーンは秀逸でした。実に味わいがある。最後の仲間が一番怖かったのは意外でしたね。



■階段映画私的ランキング ~幻想怪奇編~

ファンタジーやホラー映画に出てくる階段も心に残りますよね。


第10位『ゴーストバスターズ』

マンションの屋上に神殿!?あれ?デビット・ボウイかな?と思わせ振りに登場する破壊神ゴーザの顔は、よく見るとかなり怖め。ちょっとした階段を上りながら背中からレーザーガン(?)を手に取る4人のゴーストバスターズ。このシーン、かっこいいんだけどなあ。場違い感がすごい。ゴーザ様はマジモードなのに、こっちはビル・マーレイとダン・エイクロイドでしょ?もうね、勝てる気がしない。そんな絶望的階段でしたね。

危険度:★☆☆☆☆
恐怖度:☆☆☆☆☆
哀しさ:☆☆☆☆☆
楽しさ:★★☆☆☆
すごみ:★★☆☆☆
5階段


第9位『エクソシスト』

スパイダーウォーク。以上。

危険度:☆☆☆☆☆
恐怖度:★★☆☆☆
哀しさ:☆☆☆☆☆
楽しさ:★☆☆☆☆
すごみ:★★★☆☆
6階段


第8位『カビリア』

古い映画です。それもかなり。この映画に出てくる異教徒の神殿の入り口、階段上ったその先にそれはありました。モロク神でしょうか?雰囲気抜群の石像の造型が素晴らしいですね。占いババん所の「悪魔の便所」感がありました(伝わるかな…)。

危険度:☆☆☆☆☆
恐怖度:★☆☆☆☆
哀しさ:☆☆☆☆☆
楽しさ:★★★☆☆
すごみ:★★★☆☆
7階段


第7位『魔人ドラキュラ』

なんと言ってもその登場シーンでしょう。異様な存在感を放つ大階段。こんな階段見たことない。実に素晴らしいセットですね。コウモリが安っぽいのはご愛敬。アルマジロのカットインも楽しいし、とにかくクモの巣でいっぱいです。こんな階段、暮らすにはとても不便だろうに。でも暮らしちゃいます。それがドラキュラ伯爵なんです。

危険度:☆☆☆☆☆
恐怖度:★☆☆☆☆
哀しさ:☆☆☆☆☆
楽しさ:★★☆☆☆
すごみ:★★★★☆
7階段


第6位『REC』

まさに、前門の虎、後門の狼。とにかく虎がアレだから無理。逃げろ💨この階段は実に狼だらけでしたね。総出演の狼たちが揃って上を見上げるシーンは思わず笑ってしまうほど危険です。

危険度:★★★★☆
恐怖度:★☆☆☆☆
哀しさ:☆☆☆☆☆
楽しさ:★★☆☆☆
すごみ:★☆☆☆☆
8階段


第5位『グレムリン』

階段のアレ、そう、階段昇降機ですね。座ったままゆっくりと階段を上り下り。でも『グレムリン』の場合は一味違うんです。絶叫マシンです。遠心力を味わうんです。猫好きのおばあちゃんがハイスピードアトラクションに挑戦します。きっと空も飛べるはず。
元々『グレムリン』の脚本は、かなり残酷なものだったといいます。血肉飛び交い人を殺しまくる残忍なグレムリン。この脚本を執筆したのはクリス・コロンバス。『グーニーズ』も彼の脚本ですね。後に『ホームアローン』『ハリー・ポッター』も監督しています。そんな彼が学生の時に書いたグロいダーク・ホラーの脚本を、スピルバーグがホラー・ファンタジーへと変えたんですって。この階段のシーン、オリジナルの脚本ではどんな階段だったのか、ちょっとだけ気になります。ちょっとだけね。

危険度:★★★☆☆
恐怖度:★☆☆☆☆
哀しさ:☆☆☆☆☆
楽しさ:★★★☆☆
すごみ:★☆☆☆☆
8階段


第4位『となりのトトロ』

暗闇へと続く階段にコトリコトリとどんぐりが一粒。上には黒いアレがいるかもしれない。一人だと怖いけど二人なら怖くない。勇気を振り絞って確かめてみたくなる。ちょっと急だけど、昔の階段ってこんな感じですよね。懐かしささえ感じてしまうそんな階段です。

危険度:★☆☆☆☆
恐怖度:★☆☆☆☆
哀しさ:☆☆☆☆☆
楽しさ:★★★★★
すごみ:★★☆☆☆
9階段


第3位『ハリー・ポッター』

もちろんあの動くやつです。世界で3番目に美しいと言われるポルトガルにある「レロ書店」。この階段にインスピレーションを受けたというJKローリングさんのイメージを余すところなく再現してますね。見てるだけで楽しくなります。ちなみに動く絵にみとれていると落下します。もしくは挟まれます。たぶん。

危険度:★★☆☆☆
恐怖度:☆☆☆☆☆
哀しさ:☆☆☆☆☆
楽しさ:★★★★★
すごみ:★★★★☆
11階段


第2位『たたり』

そのらせん階段は実に怪奇的で楽しいですよね。いわくつきだし、壊れそうだし、倒れたら受け身など取れやしない。危険。かなり危険。緊迫するその場面、ここでまさかのご登場にびっくりします。どういうこと?向こうもかなりびっくりしてましたね。この階段は思った通り掘り出し物でした。満足です。

危険度:★★★★☆
恐怖度:★★☆☆☆
哀しさ:☆☆☆☆☆
楽しさ:★★★☆☆
すごみ:★★★☆☆
12階段


第1位『ロード・オブ・ザ・リング』

バルログとの死闘の場面で出てくるあの階段ですよ。モリヤの坑道の奥深く、ぽっかりと空くだだっ広い空間。もはや崩壊待ったなしの薄くてほっそ~いあの階段。早く渡らないと後ろからやってくるわけです。すごいのが。崩れるって!倒れるって!ただでさえワクワクしているのに、そこにハラハラとドキドキも被せてくるから動悸息切れが心配になる。この階段、数ある階段の中でも屈指の階段だと思っています個人的に。

危険度:★★★★☆
恐怖度:★★☆☆☆
哀しさ:☆☆☆☆☆
楽しさ:★★★★☆
すごみ:★★★★☆
14階段
shitpie

shitpieの感想・評価

3.0
ホラー映画の勉強。古典です。ジャック・クレイトンの『回転』にくらべると、めちゃくちゃアメリカンなつくりだと思った。なので、ホラーというよりも、サスペンス、スリラーとしてすぐれている感じ。とにかくテンポが速いのもアメリカ的。さしてこわくはないのだけれど、後半、どんどんたたみかけて、狂っていくさまが圧巻。この映画のすごいところは、音のあつかいかただと思う(幽霊のすがたを見せない演出なので)。あと、最後に時空がゆがんで、変なところが2つつながってしまう演出。あれはすごかった。鼓動を打つかのように膨らむドアの演出もすごい。
MNRTJM

MNRTJMの感想・評価

2.4
冒頭、屋敷の過去の出来事を紹介する部分は どきどきしながら観ることができた。あとは雰囲気だけ。図書室の螺旋階段はよかった。博士の妻の出現あたりからの展開はかなり唐突。とにかく怖くない。
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