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目次

『たたり』に投稿された感想・評価

ロバート・ワイズ監督作品


ニューイングランドにある丘の家と呼ばれる古い邸は幽霊屋敷と噂されていた

90年前にこの邸を建てたヒュー・クレーンの妻は邸の前の大木に馬車が激突して死亡し後妻も階段から転落死ヒュー自身も旅先で水死してしまう。。
不幸が続く屋敷は周囲から恐れられていた😰


超自然現象を研究するマークウェイ博士は2人の女性をアシスタントに泊り込みで実験する計画を立てる

アシスタントの1人エレノアは自分の人生を犠牲にして我儘で気難しい母親を11年も介護していた
母親が死んでからは姉夫婦の家で居候していたが厄介者扱いされていた
霊感体質の彼女はこの話に飛び付く

もう1人のアシスタントはセオドラという自信に満ち溢れた美人で鋭い直感の持ち主

邸の持ち主の甥のルークも加わり博士と4人で夕食をとり泊まり込みを始める

夜中になると異様な冷気が漂ったり足音や声が聴こえ始める。。







以下ネタバレ



マーティン・スコセッシの選ぶホラー11本の中の1本🎬

ロバート・ワイズ監督は「ウェストサイド物語」と「サウンド・オブ・ミュージック」の間にこの作品を制作

不気味な洋館に内装も気味悪い
カラーでも撮れたと思うけどわざとモノクロにしたのかな効果は抜群😨


段々とおかしくなっていくエレノア
何かいる!という雰囲気だけで最後まで全く幽霊は現れず気配や音だけで心霊現象を表現していく
構図やカットがかなり計算されていると感じた作品👻

90年代にリメイク作品も制作🎬
90年前から怪異の続く屋敷。その調査の為、4人の男女が訪れるが、邸宅はまるで生き物のように夜毎に蠢き男女を静かに蝕んでいく。

モノクロで描かれるゴシックホラーの名作。冒頭の屋敷の成り立ちの描写はかなり魅力的な演出。その後の現代を舞台にした演出は、やや主人公のエレノアが精神的に不安定なところがあり、鑑賞している側も疲弊してしまう。しかし朦朧とした恐怖の描き方は「回転」と同様に不気味で秀逸。やがてエレノアのメンタルは屋敷との同化を望み、周囲は懸命にそれを防ごうとするが…😨。
ラストに至る数分間は衝撃的なカットもあり惹き込まれる。結末も曖昧なまま、終幕を迎えるが、オープニングと同じように厳然と聳え立つ屋敷の不気味なシルエットが印象的。

因みに4人の主人公のうち、たぬき顔の殿方、どこかで観たことあると思ったら、東宝「フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ」で水野久美姐さんといちゃしていたラス・タンブリンでした😃
【邪悪なものは心の隙間に入るのが上手い】
"曖昧さ"がキーワードになっていて、ジャック・クレイトン監督の最高傑作「回転(1961)」に影響を受けているように感じます。

不気味な螺旋階段や首吊り死体目線のカットに冒頭から惹き込まれました。
少女の顔が少しずつ老婆に変化して行く撮影技術はヒッチコック監督の「サイコ(1960)」のオマージュでしょうか?

目に見えない"何か"を光と影、風、囁き声、呼吸、ドアの開閉音を効果的に使い表現しています。
まるで舞台の屋敷そのものに命があるかの様に。
そして何より主人公のペシミスティックな性格が映画のテーマに沿った良いスパイスになっているなと思いました。
観ていて苛立ちを覚える程の主人公の後ろ向きな気質と"何か"とのチャンネルががっちり合ってしまいどんどん悲観的になって行く。あっけらかんとした周りの人達との感情の差が恐ろしかったです。

今観ると派手さがなく非常に大人しい作品ですが詰め込まれた演出のアイディアと撮影技術の高さは低予算映画の教科書のよう。
ホラーファン必見だと思います。

結局主人公は"何か"に気に入られ屈してしまったので、ぱっと見は鬱エンドですが孤独な彼女の希望通り永遠にあの屋敷で暮らせるのだから幸せな結末だったのではないかなと思うのです。

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