霊界魔人ミスターXの作品情報・感想・評価

『霊界魔人ミスターX』に投稿された感想・評価

4.0

窓を開けて始まり、窓を開けて終わる。
照明の変化が映画自体の主題と、ジョン・オルトンの凄まじい撮影とにマッチしまくっててヤバい。
とにかく撮影はずっとヤバい。あらゆるショットが決まりまくっている。

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みんな言ってるがジョン・オルトンの撮影が例のごとくバッキバキすぎる。
舞台装置としては御屋敷とインチキ降霊術師の館、海岸の3パターンくらいしかないのだが、それぞれがキチンと機能している。大きな窓と揺…

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えす
3.9

扉(窓)の開閉、点灯/消灯という映画を推進するこれらの不穏なイメージと、ジョン・オルトンの光に対する鋭敏な感覚が合致して、ただならぬ画面を構築している。降霊会でのシンプルなカメラ位置と、仰角の為のガ…

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 死んだ夫の声が聞こえてくる、というのが既に素晴らしい。ドナルド•カーティスの浮き上がる写真や肖像画、画面奥の扉から出てくる不明瞭な身体、最終的には肖像画からのパンで揺れ動く「亡霊」として演出される…

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4.5
一つの画面に人物が出たり入ったり。こういう最小限で最大限の効果をもたらすカットの積み重ねを見たら、映画っていいなって思う。ゆらめくカーテン、海、ホラーの雰囲気がたっぷりなのもうれしい。
アノ
4.0

ジョン・オルトン無双。オレが石油王になってオルトンBESTボックス出すなら間違いなくこれも入れる。
人間の顔面もこれほど魅力的に撮れるのか。ターハン・ベイの掌で転がされるキャシー・オドネルの恍惚の表…

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インチキ霊媒師vs(法的に)死者の銃撃戦の火花と闇に興奮。嘘まみれだ。
波、カーテン、瞳、イヤリング、紫煙、幽霊…画面に過剰に彩る白い揺れの劇的な画面効果、全人物のフレームインのタイミングの完璧さ、…

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ホラーとスリラーがミックスされた幻想ノワール。撮影はフィルム・ノワールの名匠ジョン・オルトンで彼自身お気に入りの一本。

海辺の屋敷に姉妹が住んでいた。姉クリスティーヌは2年前に亡くなった夫の声の幻…

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youtu.be/Z8YAnVsH-jc
youtu.be/HdOnXEYMyjY
堊
4.0

全体的にめちゃくちゃ大味なのだけれど、冒頭の本当にヤバすぎる後退ショットからずっとジョン・オルトンが暴れてる。
回転するカメラとか、広すぎる屋敷とか楽しみつつも本当に筋ともども大味なのだけど、「ライ…

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