流れ者のガンマンと保安官の友情と活躍を描いた西部劇。　
ハワード・ホークスが監督を務め、ジョン・ウェインが主演、ロバート・ミッチャム、ジェームズ・カーン、アーサー・ハニカット、ポール・フィックスらが共演、シャーリーン・ホルトがヒロインを演じる。

凄腕ガンマンのコール（ジョン・ウェイン）は、牧場を営むジェイソンに雇われるためにエル・ドラドを訪れた。旧友の保安官J・P・ハラー（ロバート・ミッチャム）から、古くからの牧場主マクドナルド家が持つ水場の権利をジェイソンが強引に手に入れようとして争っている事を聞く。コールはジェイソンに仕事を断りに行くが、その帰路で勘違いしたマクドナルドの息子と撃ち合いになり、負傷した息子はピストルで自殺してしまう。さらに兄弟を殺されたと思い込んだマクドナルドの娘にコールは撃たれてしまい、弾を摘出することができずに背中に残ってしまう。その後、コールは友人の銀鉱山で起きた問題を解決するためにエル・ドラドを去るが、道中でナイフを得意とする青年（ジェームズ・カーン）と出会い、行動を共にするようになる…　　

オープニングは清々しい主題歌と絵画的な挿絵で始まる。
「お前はどっちの味方だ」
ジョン・ウェインが凄腕ガンマンの助っ人として町にやって来る。
飲んだくれの保安官、ラッパ男の老保安官助手（アーサー・ハニカット）、ナイフの達人の若者といった個性的な仲間三人と共に悪人を退治する。
背中に残った銃弾がピンチを招くなどの一工夫がストーリーを盛り上げる。
最後は二人の男が松葉杖をついて歩きながらユーモアを交えて口論する姿が微笑ましい。
「お前が去れば　静かな町になる　どうして去る？」
「居座られたら迷惑だ」　

2025.４　NHK BSで鑑賞（プレミアムシネマ・字幕:柴田香代子）
2024.11　NHK BSで鑑賞（プレミアムシネマ・字幕:柴田香代子）

• #ジェイソンの牧場
• #水の権利
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• #帽子
• #二年の敵討ち
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• #背中の弾
• #古い教会
• #松葉杖の男
• #弓矢

【俺たちに隙は無い】

ハワード・ホークス監督×ジョン・ウェイン主演の西部劇作品

〈あらすじ〉
テキサスのエル・ドラドを久々に訪れたガンマンのコール。彼はそこで、地元の人たちの水の利権を巡った激しい銃撃戦に巻き込まれていく…。

〈所感〉
西部劇はあまり見ないのだが、ハワード・ホークス監督の晩年の作品でジョン・ウェインが主演ということでこれは見なきゃと義務感が働き鑑賞。4K版だったので映像が驚く程に滑らかで綺麗すぎる。ジョン・フォード監督作品のジョン・ウェインを見ていてもそうだが、彼は非常に巨漢で画面に立った時の占有率が高くまず視覚的な格好良さがある。ジョン・ウェイン演じる老ガンマンのコールは年齢相応の隙こそあり命取りになる場面もあったが、基本的には警戒心が強く、ここぞという場面での判断を誤らない怜悧さと強靭なタフさを兼ね備えていて熟練ぶりが見ものだった。前半は緩やかでこれといって展開らしいものはないが、相棒となるミシシッピや保安官J.P、ブルのパーティが揃った後の無双ぶりは気持ち良い。背中を向けたら撃たれる油断や隙が命取りの西部の熾烈なゲーム、人間模様の見せ方が巧みで普通に楽しめました。

老ガンマンと保安官との友情そして悪漢たちとの対決を描く痛快西部劇🎬です。


ガンマンのコールは牧場主のジェイソンに雇われテキサスのエル・ドラドにやって来るが、旧友の保安官ハラーからジェイソンはマクドナルド一家の土地を不当に奪おうとしていると聞かされて、直ぐに仕事から手を引いた。


そして半年後、コールはジェイソンが名うてのガンマンを雇い入れた事を知る・・そして保安官のハラーは失恋の痛手から酒浸りとなって町の治安は乱れている事を知り、エル・ドラドに戻って来るのだった。