ララミーから来た男の作品情報・感想・評価

「ララミーから来た男」に投稿された感想・評価

No.295[ややこしい人物関係を語るので臨界状態] 66点

どうして二代目はいつも馬鹿なのか。歴史を遡って考えてみても二代目が初代に匹敵するくらいのやり手だった試しがない。隋が崩壊したのもジョン・ウィックを叩き起こしたのも馬鹿な二代目のせいだった。本作品でも馬鹿な二代目が大活躍してくれる。作品の味付けにはちょうどいい。それに対して親父さんは初代の"柔能く剛を制す"を地で行くワンマン経営者の爺さんであるが、子供は可愛いので結局は飼い犬に手を噛まれる始末。足元は見えていなかったようだ。彼に関して一つ言わせていただくと、夢のくだりがとても要らない。予知夢だとしても大外れだし、スピリチュアルな感じを出すから余計に本筋から外れている気がする。

マンとジミーのコンビ作は本作で5本目らしい。このコンビの作品は初めて観たが、全然撃ち合いがないのが不思議だった。かといって深いテーマも見えてこないので、恐らくは娯楽映画の端くれなんだろうけど、それにしては取って付けたようなロマンス要素も浮いてるし、ややこしい人物関係を語るので臨界状態にあるように思える。

復讐する相手が判明するとことかあっさりしすぎじゃね
青山

青山の感想・評価

3.5

弟をアパッチに殺された主人公が、アパッチに銃を密売した人間を探し出して復讐するためにニューメキシコのとある街へやってくるお話。

西部劇なんですけど、派手なドンパチよりストーリーメイン。
近代化が進む中で暴力だけではどうしようもないと粗暴な息子を諌める農園主の父親。しかし言うこと聞かずによそ者をリンチするバカ息子。そしてそんな息子のお目付役の手下。
彼ら3人の親子と上司部下の微妙な人間関係のドラマはなかなか面白いんですよ。
西部劇詳しくないけど、暴力が全てじゃなくなっていく時代の流れというものを描いているのはこの時期以降の作品の特徴っぽいとウィキペディアで見ました。
アパッチも一応戦闘民族みたいな感じで出てくるものの直接的に悪役になったりはせず存在感のある第三者の立ち位置をキープしてますしね。
しかしそういうドラマ性に対する主人公の絡み方がイマイチで、正直この主人公いらねえんじゃね?と思うくらい。まぁ狂言回しとしては必要かもしれんけど、主役張る器じゃねえよ、みたいな。主人公のくせに特にキャラ立ちしてないんすよね。はい。
また、それに輪をかけていらない子なのがヒロインで、主人公と熱烈な恋に落ちるわけでもなければ農園の人たちとも親戚関係なだけでそんな絡まないし、なんのためにいるのか......。

あとまぁ映像は綺麗でしたね。たぶん私がみたやつがちゃんとリマスターされてるってことでしょうけど、土色がベースになりつつ空の色や調度品のカラフルさが映える西部劇特有の色合いの美しさには見入っちゃいますよね。休みの日の夕方にしみじみとした気分で見たい映像ですよこりゃ。

まぁそんなこんなで観てて普通に面白いんだけど、それだけにちょっと物足りなさも目立っちゃう作品でした。
犬

犬の感想・評価

3.6
ハーブ

弟の復讐のためやって来たロックハート
だが、そこでは数々の試練が待っていた……

アパッチ

攻防がどうなるか
最後まで見逃せません

アクション
乗馬もいい感じです

音楽が雰囲気を醸し出す

ロマンスもあり

ジェームズ・スチュワートがカッコいいです
「父の期待に応えようと古い暴力的な男性像を目指す息子」というテーマから『草原の野獣』を想起していたが、アレックス・ニコルにはタブ・ハンターのような切羽詰まった苛烈さが無くただのバカなガキだし、
アーサー・ケネディは暗躍して牧場を乗っ取ろうとする悪漢でなく場当たり的に動いてたらポコポコ人を殺すことになった消極的なバカにしか見えないので、この二人とジェームズ・スチュワートとの間にドラマが生まれず面白くない。
キャシー・オドネルとか何のためにいたのやら。

スチュワートが激情に駆られて歩き出すシーンが3回あるが、どれも力強い画面でそこだけは良かった。
ミステリー要素もあって面白かった。
それにしてもこの主人公とんでもない村の疫病神だな……。
pier

pierの感想・評価

3.7
弟の復讐を果たすため、ララミーから遥々やって来たジェームズ・ステュアート。
馬に引きずられたり、手の平を撃ち抜かれたりと散々な目に遭いながらも立ち向かう。
敵がまたアーサー・ケネディとあって、『怒りの河』と混同しそう。
粉雪

粉雪の感想・評価

3.5
昔の西部劇だからどうかな?と思ったけど、意外とストーリー性があって面白かった。
派手なドンパチや無駄な暴力描写はあまりなく、ララミーからきたジェームズスチュワートのあくまで冷静で公平な行動が爽やかな後味を残す。
アパッチはまあ、お約束的に出てくるのだけど、酷い描写はされていない。
無法地帯な西部劇が好きな人には物足らないかもしれないけど、私は割と楽しめました。
ジェームススチュアートの西部劇!意外と馬乗りが上手い。オシャレ西部劇!
地味な印象もあるけど、サスペンス風で普通に面白いっす。
まあ復讐劇とか絡んでいるのでベッタベタの西部劇なんだけど、最後は不思議とスカッと晴れやかに終わる。
主役の人、ハリウッド名俳優にしては珍しく、男前なのに私生活ではゴシップに無縁というある意味珍しいタイプなんだけど、そのせいか本編でも誠実さが滲み出ていて、気持ちよく鑑賞できた。
西部劇って全然観ないし興味もないんだけど、これは観てて面白かったです
アパッチ族の話が出てくるから先住民との話かと思ったら、違う方向に進んだまんま終わっていって、きちんと勧善懲悪になってて良かったです
ジェームススチュアートは肉喰ってんなぁって感じの男臭さムンムンだったなぁ。オチの殺し方はある意味エグいというか、とても説得力があって良かったです
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