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おとし穴
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『おとし穴』に投稿された感想・評価

ザ・たっち映画。テシガワラ&コーボー不条理SFサスペンス。武満徹の不穏な音階と相変わらず引きの絵が素晴らしい。『砂の女(1964年)』『他人の顔(1966年)』のお陰で期待値が膨らみ過ぎた分の差し引きがあるものの、ちゃんと面白い。最後ぶち抜き横移動からキアロスタミ並のジグザグスーパーロングショット最高
勅使河原宏と安部公房による社会派風ブラックコメディ⁈

京都文化博物館では、古い日本映画を上映しているので、中々観る機会のない作品の時にたまに遠出します。東京で言えば国立映画アーカイブみたいなとこですかね。「砂の女」と「他人の顔」は観て面白かったので、これも観たかった一作。

めっちゃ面白いです^_^

安部公房って、高校生ぐらいの時に読んだな〜分からないのに何だか面白いという。背伸びしてただけかもしれませんが^^;

このコンビだから当然シュールなんですが、当時の炭鉱を舞台にしていて、底辺で生きる人々の姿や、経営者対労働者という構図は社会派であり、当時の世相を皮肉ってる感じがします。でも殺された人がそのまま幽霊として出てくるあたりはユーモラスでもあります。「砂の女」や「他人の顔」より、コメディ色は強いです。

ロケ地が中々良くって、この不条理劇を盛り立てます。構図も決まってますね。

そして、なんと言っても白のスーツに帽子の田中邦衛さんの、無口な殺し屋が最高です^_^
leyla
4.2
安部公房/原作・脚本 勅使河原宏/監督
勅使河原宏の初長編作。原作は「煉獄」。1960年にTVドラマになり、その後の映画化。

北九州で、流れの炭坑夫をしている男(井川比佐志)が、何者かに呼び出され殺されて、幽霊になってしまう。誰が何のために彼を殺したのか。真相は暴かれるのか。

主人公は「生まれ変わったら労働組合のあるところで働きたい」とささやかな願いを語る。

シュールな話でありながら、過酷な労働下で働かされる炭坑夫たちの姿がリアルな映像で映し出されたり、社会的なメッセージも内包する作品でした。

とはいえ安部公房なので、タイトルのようにおとし穴にハマっていく不条理で不思議な世界。

夏のうだるような暑さ。
汗と泥と血。
誰もいない広大な炭坑町。
いるのは大勢の幽霊たち。
田中邦衛の白のスーツ姿。
佐々木すみ江の生々しさ。
井川比佐志の2役。
すべてを静観する子供。

安部公房の小説は、読んでいると現実と虚構がわからなくなっていく面白さがあって好きです。その世界観に没入していき、ふと突き放される。

今作も幽霊がいるのが当たり前のようになっていく感覚や独特な映像美にゾクゾクしました。武満徹が音楽監督で、前衛的な音が作品の不穏さを深めている。

桜咲く清々しい日に、このシュールさは合わなかったけど。笑

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