人って結局落ち着くところに落ち着いて仕舞えば、それ以上を望まなくなるのかな。
汗ばんだ身体に、砂がまとわりつく。あの感覚を思い出すと不快極まりないけど、あの映画を観ていると何故か気持ち良さそうな気…
終始暗喩めいていた。
いやーな感じの映画でめっちゃ好きだった
布を絞る・砂をはたく・タバコを吸う みたいな場面が多くて、砂の世界での生活がリアル。生活にまとわりつく砂がずーっと不快だった
いか…
安部公房は昔から大好きな作家
中でも本作は箱男と並ぶお気に入り
満を持しての初鑑賞
…凄い!
不穏な砂の蠢きと、背筋が凍るような音楽が醸し出す地獄感
何処までも不愉快なソリッドシチュエーションアー…
鬼才には奇才と貴才をぶつけんだよ!とばかり、安部公房×勅使河原宏×武満徹、魔界で流行ってるジャンケンですか?な座組の第一作。
この手の才能のぶつかり合いが必ずしも成功するとは限らないけれど、今作はみ…
『箱男』公開に向けて、恐らく30年ぶり2回目の観賞。
その時は、原作を読んでから観たはず。
なによりも砂漠描写がアートで凄い。
静岡県の浜岡砂丘で撮影をしたらしいが、よくもあんな巨大な蟻地獄のよう…
砂丘に昆虫採集に来たところ、帰る手立てがなくなってしまい、砂に埋もれた民家に泊めてもらうことになる男の話。縦縞のモンペを履いてせっせと日課に勤しむ岸田今日子がけなげで可愛くて仕方なかったんだけど、も…
>>続きを読む安部公房が原作と脚本を担当した作品。
砂という流動的な迷宮を、主人公の思弁、そして女との対話と共に描いていく原作が、映像に起こされることで砂という存在が圧倒的物質として浮き上がらされていた。水のよう…