日本版「罪と罰」と評された原作を簡略化し映画的エンタメに再構築した後、ATG作品として味つけされたような印象。
説明的な台詞まわし、軽すぎるヤクザの描写、時折挿入される岡林信康のオフビートな使い方な…
全共闘くずれのインテリヤクザと、戦時中は特攻機の整備兵として、同世代の多くの若者の命を奪ってしまった過去を持つ刑事(佐藤慶の二役)がひょんな事から知り合い親近感を深めていく。やがてお互いのフリをして…
>>続きを読むドッペルゲンガーのように似た刑事とヤクザが互いに入れ替わる。
この設定だけならかなりエンタメだが、中身はこれでもかと前衛映画。
そしてスノッブぶってる割にはおっぱいシーンが多い。
若い頃の岡林信康…
佐藤慶の二役が、戦後日本における親米と反米の分裂を示す。
「誰の子かわからないけれどどちらでもいい」というあのセリフ。今もなお私たちは、その諦念と自己憐憫と、苛つきの中に生きている。
過小評価され…
原題『日本の悪霊』 (1970)
監督 : 黒木和雄
脚本 : 福田善之
撮影 : 堀田泰寛
編集 : 田村嘉男
音楽 : 岡林信康、早川義夫
出演 : 佐藤慶、観世栄夫、堀井永子、高橋美智子、渡…
スコア4.5以上・・・超傑作!超おすすめ!
4.0〜4.4・・・名作。おすすめ。
3.0〜3.9・・・お暇ならいいと思います。
2.0〜2.9・・・僕はあんまり、でした。
1.9以下・・・時間の無駄…
ATGx黒木和雄初期作ということで大ファンの自分は期待を込めて観賞したが刺さらず…
黒木和雄監督と言えば飛べない沈黙、竜馬暗殺、祭りの準備と自分が大好きな映画を連発してくれてる監督さんだが、こちらは…
顔がそっくりの人間が入れ替わって相手になりすます。
ところが最後の方はどっちがどっちかわからなくなってしまった。
結末もよくわからない。
時々登場する岡林信康はめっちゃ素の感じだが、何の意味があった…