北方十字軍がらみ、さすがに12世紀のスウェーデンになじみも無く困惑しながら終盤、まさかの関ヶ原合戦ノリでエンドロール。

ヒロインの他作繋がり、というリサーチ的流れで観たところ、前後編で3時間有るとは全く知らずとりま、十字軍の血塗史を再確認するハメになったじじい、中盤は間延び。

前後編で3時間のスウェーデン中世大河ドラマ。
若干のカットがあるらしいですが、
展開がうまいのか、飽きることなく続けて観られました。

12世紀にスウェーデン王国が誕生する際の実話ベースで、
デンマークとノルウェーに挟まれた国々の争いと、
十字軍vs.サラディン率いるイスラムとの闘い。

主人公アーン（途中洗礼名で呼ばれるので注意）は、
時々甲本雅裕似になるけれど、個性的でなかなかカッコイイ。

ヒロインもなかなかの美しさ。
脇も北欧系の有名俳優陣がかためて画面も充実。
サラディンの人柄も見た目も手ごわく素晴らしい。

若く強いアーン。
嫉妬による濡れ衣で20年という懲罰を受けるも、
十字軍で武功をあげ、祖国に帰還し、さらにドラマが・・・

最後の決戦の雄叫びに心震えます。

｢テンプル騎士団｣って聞いたことあるくらいの知識だったけれど最後まで楽しめました｡
1と2でそれぞれ約90分に分けられていて鑑賞しやすいのもよかった｡
1はエルサレムをめぐる戦い｡
砂漠の向こうに､掲げられた十字架と旗のシルエットが見えて､騎士団が次々と馬を駆って現れるシーンがかっこよかった｡
2はノルウェーのための戦い｡
雪の中で戦うなんて北欧っぽいなぁと思った｡
スカルスガルド親子が出ていてびっくり｡ビルさん少年だった｡
不意打ちのように出てきたヤコブさん､いいとこ取っていったなと…