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ドールマイト
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『ドールマイト』に投稿された感想・評価

kuu
3.0
『ドールマイト』
原題 Dolemite.
製作年1975年。上映時間90分。
アメリカのブラックスプロイテーション犯罪コメディ映画。

※エディ・マーフィ主演の『ルディ・レイ・ムーア』の元ネタ。

タイトルの『Dolemite.』は映画とそのサウンドトラックを共同執筆したルディ レイ ムーアが演じる主人公の名前です。
1960 年代後半にスタンダップ コメディアンとしてのキャリアをスタートさせたムーアは、勤務先のレコード店の常連客からドレマイトという都会のヒーローについての韻を踏んだ乾杯を聞いた。
そして、そのキャラを開発し、後にこのキャラはムーアの1970年のデビューアルバム『Eat Out More Often』に登場し、ビルボード200のトップ25にランクイン。
彼はこの人格キャラを使用してさらに数枚のコメディアルバムをリリース。
そして、1975年、ムーアは今作品を作ることを決め、今作品費のほとんどを自費で負担し、多くの友人や仲間のコメディアンをキャストやスタッフとして起用した。
監督は悪役のウィリー・グリーン役で出演しているダービル・マーティンである。

ドールマイト(ルディ・レイ・ムーア)はFBIとライバルのウィリー・グリーン(ダーヴィル・マーティン)の策略にあい冤罪で20年の刑期を言い渡され、2年間の刑務所暮らしをしていた。2年間ドールマイトの無実を訴えていたクイーン・ビー(レディ・リード)の話を聞いた刑務所所長は、刑務所を出て真の犯人を見つける事をドールマイトに約束させるが。。。

ドールマイト(架空のキャラ)ほど、ラップのネタになった男は居ないかな。
ヒップホップ界随一の色男ビック・ダディ・ケーンに、ギャングの一員として荒涼とした幼少期を過ごしてきた現在は俳優としても活躍してるスヌープ・ドッグ、そして、ジャマイカ系ラッパーバスタ・ライムス。。。などなど。
また、ドールマイトは、スヌープ・ドッグたちラッパーだけではなく映画監督のクエンティン・タランティーノやエディ・マーフィーの作品に影響を与えたと云われている。
そして、ドールマイトを演じるルディ・レイ・ムーアの伝記映画(主演のエディ・マーフィ)が動画配信されてるって、後れ馳せながら知りましたので、改めて元ネタたる今作品を『エディ版ルディ・レイ・ムーア』を見る前に再視聴いたしました。
ラップだけに留まらず、他の映画やテレビに出演し続けるドールマイト。
今作品は、ちょっとしたブラックスプロイテーション(1970年代前半にアメリカで生まれた映画のジャンル。 主に、アフリカ系アメリカ人を客層として想定したエクスプロイテーション映画であり、名前の由来は "black" と "exploitation" を融合した映画用語)の金字塔と云える。
映画全体を通して、ムーアがこの映画を真剣に見ているつもりなんか(目は意外に真剣)、そうでないんかはわからない。
それが笑えるし、笑えないとこでもある。
時折、実際のドラマを作ろうとしているように見えるんやけど、すべてが信じられへんほどお粗末。
少なからず映画を観てきた上での再視聴でも理解できない。
今作品は、映画の作り方を全く知らない人たちが集まって作った映画やし仕方はないが。
脚本から実行まで、すべてが素人。
それでも、間違った理由や正しい理由で楽しまずにはいられないんやろな。
今作品の目立った欠点が意図的なものなんか、そうでないんか、ほんと頭を悩ませる。
しかし、今作品には愛すべき点がたくさんある。ひどい会話、フレームに飛び込むブームマイク、粗雑な編集などなど。
気分の良い時に観たからかすべてが笑いを誘う。
そうじゃなく、体調悪かった時に観てたら画面を蹴っ飛ばしたかも。
脚本は最悪で、登場人物が説明するたびに映画が止まってしまうが、演技があまりにもひどいので、冗談のように感じられるから、これがまた面白い。
諦めの笑いって感じですが。
シーンはワイドなマスターショット(時折クローズアップ)のままであることが多く、フレーミングも奇妙なことが多い。
また、シーンの最後に不自然に長くホールドして、登場人物がフレームの外をさまよったり、車に乗り込んで走り去るのを見るという奇妙な傾向があることに気づきました。。。
今作品はアクション映画やし、戦闘の振り付けにも触れると、アクションは基本的にワイドなマスターショットで行われるため、いかに連携が取れていないかがわかる。
パンチはほとんど当たらないし、人は納得して床に倒れることもできない。
ドールマイトが撃たれるシーンもあるが(明らかに至近距離)、編集が悪いのか、まったく問題ない(最後の戦いを除いて)。
今作品に出ている人は、今まで映画に出演したことがあるのかどうかわからないが、確かにそうには見えない。
ルディ・レイ・ムーアが主役で、ドールマイトは口が達者なポン引きで、しばしば韻を踏んだ話し方をし、映画の中盤ではランダムな瞬間に彼のコメディのルーティンを味あわせてもくれる。
ムーアは今作品では、後の映画で見せるような狂気じみた感じはほとんどない。
この役を真剣に演じ、アクション・スターとして見てもらいたいとさえ思っていることが伝わってくる。
今作品の監督であるダービル・マーティンは、悪役のウィリー・グリーンを兼任しているが、意外にもこの映画で一番いい演技をしている。
彼は陽気で、あるところでは少し威嚇的でさえある。
その他の演技は、笑えるほどひどいものから、ただひたすらひどい間がある。
レディ・リードはクイーンビー役で、まるで映画全体をカンペで読んでるみたい。
ウィリー・グリーンが甥を殺したというニュースをドレミットに伝えるとき、彼女はまるで新聞の見出しを読む老婆のような感情で台詞を云う。
そして、何の理由もなく登場するキャラもいる。ギブス牧師の存在意義は何だったのやろうか。
彼のキャラは、ドールマイトが魚に詰められた麻薬を発見した埠頭の場所を教える以外に、この映画では全く何の役にも立っていない。
ただ魚の中に薬が入っているだけ。
ギブスは3、4シーンしか出てきませんが、その目的はドールマイトに意味のない手がかりを指し示すこと。
しかし、無意味なキャラについて語るなら、最高のキャラはハンバーガーのポン引き。
ハンバーガーが好物の麻薬中毒者やけど、この男はめちゃくちゃ面白い。
ハンバーガーのポン引きは、もっと出番があってほしかった。
彼のホッピン・ミュージックとクレイジーなシャッフルがあれば、彼がドールマイトの相棒として出演する映画一本が観られる(たとえ彼がつぶやく言葉が理解できなくても)。
ルディ・レイ・ムーアのますます奇妙な映画人生の扉を開いた珍作(名作)映画かな。
タイミングがあった時、エディ・マーフィ主演の『ルディ・レイ・ムーア』を見てみたいと思います。
ハチャメチャなんやろなぁ笑あちらも。
4.0
前回レビューの『ルディ・レイ・ムーア』の中で作られていた伝説の低予算B級自主映画がこれ。私はとある動画サイトで観たけれども、日本版DVDも現在入手困難ながら存在はするようだ。

ブラックスプロイテーションといっても『スーパーフライ』とか『コフィ』といった名作とはとうてい同列に論じられない圧倒的なクオリティの低さ🤣これはほんとに酷い!

ありえない設定にテキトーな物語、画面が暗すぎて何してるか分からなかったりマイクが見切れていたりと粗雑な撮影・編集、その中でも特筆に値するのはどういうわけかカンフーを主体とするアクションシーンのキレのなさ!エディ・マーフィによる再現アクションを見たとき、またまたエディ、笑かそうと思って大袈裟に演じちゃって〜なんて思ってましたがとんでもない!本家ルディのまったくキレのない、なんなら敵に当たってすらいない鈍重なカンフーアクションは、再現シーンの比じゃなかったのだ!それを視認するだけでも十分価値がある。

ことほどさように全編B級の極みなのだけど、それでも愛すべき作品でもあるのは、やはりルディ自身の魅力につきる。やたら眠そうな目をした腹の突き出た小太りのおっちゃんながら、どういうわけかクラブ経営には成功し、なぜか女性にはやたらモテまくる!羨ましいぜ!!カンフーアクションにキレはなくとも、ラップの父とも称されるスタンドアップコメディ仕込みのグルーブ感のある口上は切れ味抜群!ファンキーな音楽も格好良いし🎶公開当時、批評家の酷評にも関わらず黒人コミュニティで熱狂的な支持を得たのも頷けるゆるゆるのカタルシスがある。

さすがにこれ単品で今観るのはエグみが強すぎるが、『ルディ・レイ・ムーア』と合わせての賞味なら十分に楽しめる珍品。とはいえFilmarksのレビュー数は37とさすがに少ないですが。。
エディ・マーフィがネトフリ映画「ルディ・レイ・ムーア」で演じた事で知られる(?)マルチエンターテイナー、ルディ・レイ・ムーアが原案・製作・主演を担当した70sブラックムービー。

特別に出所したルディ演じるドールマイトが自分を嵌めた連中を探し無実を証明する為に奔走するわけですが皆さんご指摘の通り全てがユルい。そのユルさ雑さは「ルディ・レイ・ムーア」でも伺えますが本人のアクションは鈍くカメラワークや編集は雑、周りの騒音が大きい上に画面の上や下にマイクまで映ってる始末でコメディアンでもある彼の「ブラック」ジョークも面白さがイマイチ伝わらず。しかしクラブ経営して金持ってる俺ケンカに強い俺女にモテる俺と俺節全開の作風は潔く、なんだか憎めません。その俺節は現代のヒップホップに相通じるものでもあり、彼をリスペクトするラッパーも多いそう。

劇中に登場するバンドの演奏には80年代にクインシー・ジョーンズの秘蔵っ子としてデビューし「We Are The World」にも参加、映画関係では「アメリカ物語」や「ビバリーヒルズ・コップ2」の主題歌や挿入歌を担当していた(前者はリンダ・ロンシュタットとのデュエット)故ジェイムス・イングラムが参加しており、ちょっとだけ映っています。

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