記録。
「僕がドラムだ」

ジャケ写見ての通りのアホらしさに生暖かい視線になりながらも、意外としっかり熱いエアドラマーの成長譚。

あれは確か中ニの頃。
モテたい一心で楽器に興味を持つ年頃、僕はドラマーになりたかった。とはいえ住宅事情の制約から泣く泣く諦める事に。そんな僕はもちろんエアドラム経験者だ。

本作の主人公はダサいしヒョロい。
パワーという名前が意地悪に感じる程に、見事に名前負けだ。そんな彼のヒーローはRUSHのドラマー、ニール・パート。収入が低いパワーにドラムセットを買う金は無く、専らエアドラムに興じる日々。うーん、なんかシンパシー感じちゃうなぁ。

まぁ大雑把なストーリーとしては師匠に弟子入りしてエアドラム大会での勝利を目指すっていう、よくあるスポ魂フォーマットで、特別何か優れた作品ってことは全然無いんですが、ニール・パートの推薦コメントっていう箔がついてるのが魅力的。本人出てますしね。

…それにしても、無いのに叩くっていう誰でも出来ることにあそこまで熱くなれるなんてね。いや、カッコいいっすよ。

まぁ本物叩いた方が数億倍カッコいいんですけどね(笑)

『セッション』『バードマン』と２０１５年空前のドラムブーム(？)より数年前に、激アツ青春ドラム映画が存在してたんです！劇場未公開。

ドラムを使わないリーズナブルなドラム！エアドラム！！エアギターならまだしも何故エアドラムで映画を、、、。

平均点３点に満たないし、タイトルやジャケから察していただけたかと思いますが、、要はおバカ映画。がしかし、ただバカなだけじゃなくて主人公 パワー(←名前ね)の純真無垢さ、置かれている環境、不細工さ、切なくて応援したくなります。
貧乏であるが故、ドラムすら触った事ない青年は日々想像のドラムに耽る訳だが、エアドラム大会という夢の大会を知る事となり家を出る！！

そこで難聴の少女に恋をしたり、個性的なエアドラム仲間と知り合い特訓したり、青春を謳歌し始めます！！エアドラム大会にスーパースターのドラ息子も参戦決定し注目される事に…！！

そして難聴の少女の秘密や、パワーが出てった故郷で行われてるストライキの激化など泣ける要素も盛り込んでくるんですよ！！妙に回想シーンやドラムの妄想シーンなどの編集が秀逸で関心してしまいます。他にもいちいちツボを突いてくる激アツ展開が待ってます。

そしてクライマックスのエアドラム大会の高揚感たるや！！最後のセリフもちょっと意味分かんないけど何かカッコいいです。
全体的にはとってもくだらないのにホロリと来る！！不思議感覚で楽しめます。

『ロッキー』『リトル・ダンサー』『バス男』などを彷彿とさせてニンマリしますよ。

にしても『ファンボーイズ』同様カナダのロックバンドＲＵＳＨがここでも崇拝されてますが…全く通って来なかったんですよねぇ自分。。ちなみにドラマーのニール・パートが本人役で登場してるのでファンの方は嬉しいのではないでしょうか？

監督は主演も務めたアリ・ゴールドって人。全くの無名ですね。。ジョン・ヘダーみたく注目されても良いと思うんですけどねぇ。

という訳で３．５点付けますが、全くもってオススメはできません。ピンと来た方だけが見てほしいです。。

• #片腕オススメ未公開映画

冴えない男パワーは田舎町で父親と工場勤め
趣味は自宅で「ラッシュ」の演奏を聴きながら行うエアドラム🥁

工場でもエアドラムをしながら働いていたので首になってしまう
メキシコでエアドラム大会があることを知り参加する
そこでカルロスという黒人に見出だされ彼のジムを訪ねるとそこにはエアドラマー達が沢山いて彼らとNYのエアドラム大会を目指すことになるのだった。。









以下ネタバレ




いや～ツッコミ所満載😁
面白い‼️

「ラッシュ」カナダのバンドで３人組
そのドラマーが劇中の最後にもチラッと登場するニール・パート
兎に角テクニックが凄くドラムセットもタムの数が多く要塞と云われていた🥁
彼を神と崇めるパワーのエアドラムコメディ

「ラッシュ」はプログレッシブロックとハードロックを演奏
そのジャンルだと１番目に出てくるバンドでは無いけど好きな人は後々彼等に辿り着き聴くようになるタイプのバンド
日本では少ないけど好きな人は熱狂的なイメージ

自身も田舎で対バンで一緒に演奏させて貰ったバンドで佐度さんという方がいてBaのこの方のバンドがラッシュとピストルズをコピーしているというカッコいいバンドだった😁
田舎なのでラッシュ好きいなくて取り敢えず同級生と組んだ感じでプログレッシブな組曲的な曲の後にゴット・セイブ・ザ・クイーンを演奏するという😆



オリジナルタイトルがAdventures of Power
冴えない男パワーが会社を首になりエアドラム界？で頂点を極めようとする😁
父親が工場に対してストライキを始めるがその社長のドラ息子が後にエアドラム大会で対戦することになる
社長対父親の代理戦争の側面も😁

エアドラムがチーム戦というのもバカだなぁ😆
それでメンバーのインド人がエアタブラ(手のひらで叩くボンゴの様なインドの楽器)で叩いたとして失格になるという🤣🤣🤣
ぐー✊でスティック持った振りでないと駄目だという😆😆😆

決勝でドラ息子とパワーの一騎打ちになり勝利する
ドラ息子が負け惜しみに「俺は本物のドラムが叩ける！」というとパワーが「俺は全身がドラムだ！」😆⁉️
と落ちてるような落ちてないような決め台詞。。😅
それを見て父親や仲間達がスト頑張るぞ❗と改めて決起するという🤣🤣🤣

NYの下町の撮影なのか現地の黒人の人達がヤバそう。。😅
恋愛要素も有りペーソスも有りなんやかんやいうて結構感動しました😆

大好きな「サボテン・ブラザース」や「スイス・アーミー・マン」を思い出した👍





今回ニール・パートさんが亡くなっていたことを知りました
追悼の弔辞がロック・レジェンドばかりで改めてラッシュの偉大さを認識しました🙏合掌

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