グッド・ヘアー 〜アフロはどこに消えた?〜を配信している動画配信サービス

『グッド・ヘアー 〜アフロはどこに消えた?〜』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

グッド・ヘアー 〜アフロはどこに消えた?〜

グッド・ヘアー 〜アフロはどこに消えた?〜が配信されているサービス一覧

グッド・ヘアー 〜アフロはどこに消えた?〜が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

『グッド・ヘアー 〜アフロはどこに消えた?〜』に投稿された感想・評価

GreenT

GreenTの感想・評価

4.0
この映画は公開当時に観て、とても勉強になったし、クリス・ロックの優しいお父さんぶりが心に残り、今でも良く憶えていた作品です。

クリス・ロックはとてもエッジィで攻撃的なスタンダップをやるコメディアンと思っていたのですが、小さい娘さんにある日「パパ、どうして私の髪はいい髪 (good hair) じゃないの?」と訊かれて、どっからそんな考えを学んできたんだ?と不思議に思い、このドキュメンタリーを作ることにしたそうです。

黒人女性の有名人にインタビューしてみると、全員Weaveと言われるつけ毛をしている。黒人男性の有名人にもインタビューすると、リラクサー(リラックスさせるの意)と呼ばれる強いケミカルで髪をストレートにしたことがある人がほとんど。

このリラクサーがすごい染みるらしいんですけど、黒人のお母さんたちは、子供が2歳にもならないうちからこれをさせる人もいるらしい。子供の方も、9歳くらいで初めて髪をストレートにして鏡を見て「私ってキレイだったんだ!」と思ったというほど、髪型の威力はすごい。

Weave というのも、プロセスを見るとすごい痛そうだし、要するに「取れないカツラ」みたいなものだなあと思いました。でも、やっぱり触れないんだって。引っ張ったら取れちゃうし、動いちゃうから。

だからエッチのときは正常位は無理、騎乗位がバックしかできない、行為中に髪に触っちゃダメ!ってことで黒人男性はそれが嫌いだ!って熱弁しているのですが、これが各地の床屋さんで撮影されていて、映画でもありましたよね?『バーバーショップ』だっけ?床屋さんにたむろってる黒人の人たちの話?それのドキュメンタリー版みたいで面白かったです。

で、すごい驚いたのが、こうしたつけ毛はインドから輸入されてくるってことでした。インドでは、長い髪は虚栄心の象徴とされ、神様に髪を捧げることが美徳らしいんですね。で、神様にお願いしたことが叶ったら、髪を寺院に奉納するらしいんです。

こうした風習から、インドの人(女性だけかも)は、生涯に2度くらい、寺院に髪の毛を奉納するんですって。

それを海外に輸出するのが、インドの重要な外貨獲得方法らしいんです。これは知りませんでした。

また、違法に髪を売る人もいて、そういう人は、女性が寝ているときに髪を切ったり、すごいのは、映画館で映画を見ているときに後ろからそっと髪を切って持ってっちゃうそうなんです。

こうして、黒人がヘア製品に使うお金はものすごいものがあって、だってWeaveって手数料だけで1000ドルだったかな?そんでつけ毛もめちゃ高いんですよね。しかも6時間とかとてつもない時間がかかる。なのに芸能人だけでなく、普通の収入の人もやるのですから、経済的にも大変。「アパート代は払えなくても、Weaveはする」ってジョークも飛び交ってました。

だけどこの商売で儲けているのはほとんどが白人かアジア人なんだそうで、黒人はお金を取られるばかり。

でも、高校のシニアにインタビューすると、「アフロも可愛いけど、就職の面接でスーツにアフロだと印象が悪い」と、ファッションとしてでなく、普通に就職するためにも黒人の髪のままではいられないという。

つまり「白人の髪」が一番いい髪、ということになっているらしい。インド人の髪を付けているけど、色は薄い方がいいんだそうです。

確かに自分も小さい時は白人の髪に憧れましたから、これは他人事じゃないなあととても興味を持って観ました。金髪で、サラサラな髪。日本人はまっすぐな髪の人もいますけど、私はドライヤーでちゃんと伸ばさないとフワフワしちゃう人なので、黒人の人ほどでなくても、髪にはお金と時間をかけているし、髪にお金と時間をかけると、見た目が全然違うという事実は否めない。

それはキレイということだけではなくて、清潔感というか、「貧乏くさくならない」ってことですかね。どんなにいい服を着ていても、髪の毛がバサバサだと全然ダメ。お化粧よりそっちの方が影響力あるなあと思う。

私も白人のような「ゆるふわ」なんかやったりしますけど、パーマで髪が傷んだら、自然のままにしておくって選択もあるけど、黒人の人はずーっとやってなくちゃならない。これは辛いなって思いましたし、自分の持って生まれた体の一部を隠し続けるのはコンプレックスになっちゃうだろうなって思いました。

クリス・ロックは、2人の娘さんたちがこういうコンプレックスにいつかぶち当たり、危険なリラクサーをやりたいと言い出すんだろうなあと気が気じゃないし、また黒人であることを恥ずかしいと隠すことが普通になっていることに愕然としたようなのですが、そこはコメディアンの本領発揮で、悲喜こもごもな感じで仕上げている、なかなか興味深いドキュメンタリーでした。
まりも

まりもの感想・評価

3.8
黒人の女性たちが行う縮毛矯正の話。
なんと、鶏肉を溶かしちゃうぐらいの威力でびっくりしたー
クリス・ロックのお嬢さんの疑問から作られたドキュメンタリーってみてすごく見たいと思ってる作品。
アカデミー賞残念だったな。なんであんな脚本書いたの?

何度も書くけどエイミーがいい仕事した。

『グッド・ヘアー 〜アフロはどこに消えた?〜』に似ている作品

おとぎ話を忘れたくて

製作国:

上映時間:

98分

ジャンル:

3.6

あらすじ

仕事も恋愛も、そして髪型も。何もかも完璧で、すべてが順調だった毎日に入った一筋の亀裂。気づかなければ幸せだった? でもそんな人生、私はいらない。

ピリオド -羽ばたく女性たち-

製作国:

上映時間:

26分
3.8

あらすじ

インドの田舎村に機械を導入し安価な生理用ナプキンを製造することで、生理につきまとう悪いイメージを払拭し、女性の経済的自立を促そうと女たちが立ち上がる。