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肉体の学校
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『肉体の学校』に投稿された感想・評価

AOI_BJ
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【日本映画専門チャンネル】
蔵出し名画座にて。
木下亮監督作、井手俊郎脚本。原作は三島由紀夫。主演の岸田今日子と、学生でゲイバーのバーテンダーとして働く山崎努のドライな恋愛。
実験的、挑戦的なカメラワーク。しかし当時の東宝首脳陣には評価されず、このあとまもなく木下亮は東宝を離れることになる。
ドライで挑戦的な唯一無二の雰囲気を纏う本作のカメラワークは、現代において再評価されるべきである。
kty
3.2
三島由紀夫原作、岸田今日子、山崎努主演。金持ちのマダムと、貧しいゲイバーのバーテンダーの逢瀬を描く。

実験的なカメラワークと静謐なバロック音楽で攻める。スタイリッシュで乾いた関係が独特で、大衆を突き放した感じ🤔

日本映画専門チャンネル蔵出し名画座
三島由紀夫の恋愛エンタメ小説(1964)を翌年に映画化。三島は「実にソフィスティケイテッドな作品。原作の会話、スタイルが十分に活かされてゐて大へんうれしい」と称賛した。監督は東宝の新進気鋭だった木下亮。

戦前は華族の男爵夫人だった39歳の妙子(岸田今日子)。現在は嫌いだった夫と別れ、麻布に洋装店を開き自由に暮らしている。ある日、遊び人仲間から「ヒアンシンスというゲーイバーに千吉という素敵なバーテンダーがいる」と聴いた妙子は早速会いに行く。千吉(山崎努)は大学生のアルバイトながら不敵な態度を取り、妙子にとって初めて見るタイプの男だった。すっかり千吉の虜になった妙子は、やがて彼女の部屋に千吉を招き同棲を始めるが。。。

映像が凝りに凝りまくっていて驚いた。大胆な構図、計算された編集、秀逸な美術、さらに音使いも環境音と無音を巧みに使い分けている。1960年代末期のアヴァンギャルドを先駆けていて、しかもかなり完成度が高い。前半は全カットに目が釘付けになった。

ただし原作が恋愛エンタメなので落としどころはサラリと軽く、映像の凄さに見合わない後味なのが個人的には惜しまれた。

「美徳のよろめき」(1957)と同じく主人公は戦前に華族だった女性。しかしキャラクターは真逆で、同作で月丘夢路が演じたのは禁忌を犯して不倫する美徳の人だったのに対し、本作の岸田今日子は上流層の女友達と若い男の品定めを楽しむ悪徳の人。良家のお坊ちゃまには飽きてしまい「下品な力、ある育ちの悪さが必要なのよ」などと語る強者。彼女にとって千吉との恋愛は全身全霊を賭けたゲームのようでもあり、彼女自身の言葉によれば“肉体の学校”だった。

「もはや戦後ではない」とは1956年の流行語。同年の「太陽の季節」(1956)は悪徳を自慢げにイキっていたが、それから8年後の本作では悪徳は前提条件に過ぎず時代の加速度を感じさせられた。主人公は麻布・青山カルチャーの始祖世代にあたり、真の港区女子を岸田今日子が好演していた。

本作の映像があまりにもすごかったので撮影監督を調べたら、逢沢譲という東宝専属のカメラマンだった。「独立愚連隊西へ」(1960)ほか多種多様なプログラムピクチャーを手掛け、後に「ウルトラセブン」(1967~)でキングジョーの登場回「ウルトラ警備隊西へ」を撮っている。

『肉体の学校』に似ている作品

孤独の賭け

製作国・地域:

配給:

  • 東映
3.4

あらすじ

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