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『やくたたず』に投稿された感想・評価

北海道の雪原とモノクロって合うんですね。
数年前、渋谷ヒカリエで新鋭監督特集がやっていて、ふらりと鑑賞。
札幌の警備会社を舞台に雪景色の中、働く日常を描いて、その何とも言えない閉塞感がいちいちリアル。

全編に渡って、モノクロの映像が美しい。三宅監督の映像センスは冒頭、高校生たちが何気なく走り出すシーンから目を見張る。

何気ない日常を描き、リアルで切実な一瞬を掬い取っている作品。
ウェルメイドな商業映画と対極に位置するようなこうした作品に
ドキっとするような現実を見せられる時が、若手監督の作品でたまに
ある。
No.3850

三宅監督の長編第一作。

札幌を舞台にした、男子高校生3人組と、その周辺の人間たちのなんでもない日常を、モノクロで描いている。

高校生たちのモラトリアムというより、この映画そのものが一種のモラトリアムのようで、「何かの形になる寸前の、一瞬のきらめき」のようなものが捉えられている。

タイトルの「やくたたず」とは、そういう、「まだ何にもなっていない状態=モラトリアム」の、三宅流の言い換えなのだと思う。

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尺は76分だが、半分ぐらいまでは、これ何の映画? 何を見せられてるの? なんのこっちゃ??、と思いながら見ていた。

しかし、よくよく考えて見ると、おもしろいとか、おもしろくないとか、そういう次元の見方じゃないんじゃないのか?? と思い始め、

気づいたらあとは最後まで見入っていた。そういう映画。

この作品になにかしらの魅力を感じたとすれば、その魅力を言語化する力は、私にはない。

強いて言えば、「被写体から何かを必死につかまえようとする、三宅唱の真摯で愚直なまでの姿勢が、のちの ”ケイコ 目を澄ませて” につながっていったのではないか」

ということである。

そして、「なにかを必死に探り、つかまえようとするその姿勢に、もはや面白いもつまらないも、ないのである」

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三宅監督ファンなら必見だと思うが、残念ながら今のところ配信もなく、DVD化もされていない。

私は日本映画専門チャンネルで放送していたのを見た。

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