やくたたずの作品情報・感想・評価

やくたたず2010年製作の映画)

製作国・地域:

上映時間:76分

3.7

『やくたたず』に投稿された感想・評価

観る側にとって、年齢、タイミングで映画の印象がだいぶ変わるとはいつも思っていた。

当たり前なんだけど、撮る側にもそれはあるんだと強く感じる作品だった。

三宅唱のはじまり。
ショットのキレ。車のガラス窓の反射、割れたガラスから覗き込む顔、喫茶の窓から覗く雪景色と青年ら。
車を押す青年らの後ろでは電車が追い越していく。
葉香
-
ラストのカットいいなー。あと海岸沿いのカットと、車を探すために3人が走るシーン!後者はションベンライダーの水の上の板を走る長回しと重なった!北海道いいなー。
み
3.5
ちょっとこれは驚きというか、初長編であんな上手い撮り方されたら唸るしかないでしょと。

二人の海のシーンが好みでしかない。
群青
3.7
初めてのアルバイトってこんな感じだよなあと思いながら観ていた。

雪の中を走る高校生の遠景のカットが印象的。

協力:映創会ににっこり。

長編処女作でこれはちょっとすごいと思うんですけど...
こういうスローゴーイングな作品がシンプルに映画として面白いのは才能でしかないと思います。三宅唱の人となりが少しづつわかってきた気がする。青春お…

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美風
-
内容はしばらくしたら忘れちゃいそうだなって感じだったけど、画は忘れなさそう。
ちょうどよく電車が来るのは狙ったのかな。すごく目に焼き付いているからすごい。雪の中の浜辺のシーンも。

2025(56)
umiuri
3.8
このレビューはネタバレを含みます

劇中で登場人物たちが口にする「仕事」という言葉の軽さ、実のない感じが不思議と嫌なものには感じられない。だけど、雪に閉ざされた日常、乱暴なじゃれ合いをするあの子たちを、かわいそうと思ってしまった。タイ…

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2回目の鑑賞で、ストレートに『きみの鳥はうたえる』や『ケイコ 目を澄ませて』と同じ地平にある作品という感覚がより強くなった。いなくなった人の気配をどう画面に映すか。北海道のモノクロの絵がひたすらに抒…

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トラックの使い方怒りの葡萄みたいなんでこっから人数足し引きすんだろなーと思ったら盗まれて笑った。ひたすら歩くね〜
盗難車のおっさんを暴行するとこ車内視点で隠しながらぶつ切り編集で見せるのはやりすぎじ…

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