1ℓの涙。真の終活...もう一度、愛と友情を包み込んで、この上ない幸せを呼びましょ。そうしたら、後悔もない、死も怖くない。心温かいまま天国へ導いてくれるでしょう。もう一つのお話...故郷に帰ったイップンを訪ねて安心して戻る事ができたのは、彼女のお母さんが生きていたのを見たからなんだって。そこでまた泣けたはずだよね。でも、演技下手過ぎてカットされてしまったそうで。重要なシーンだけに残念だったね。

一日に二度同じ作品を見るのは久しぶりの事でした。

この作品をレンタルしたのはパッケージのメルヘンチックな絵に若者たちの淡い恋愛を描いた作品を期待して、レンタルしました。

韓国製の映画ですが、予想した内容とは全く異なる内容で驚きました。身寄りのない貧しい老女、三世代の家族と同居しているが妻を亡くし、気性と言葉が荒く孤独感を感じている老人。子供たちはすべて独立し、親元を離れてしまった認知症の妻を抱えた夫婦。その四人の老人の愛情生活を描いたドラマでした。
序盤は４人の経歴をユーモアを織り込みながら、キム・ヨナ登場？したりで笑わせながら、老いを感じながらも心は決して折れない若さを感じさせてくれ温かささえ印象付けてくれます。
しかし、展開が進むにつれて老いる事の切なさを画面いっぱいに表現され心が痛みます。
どんな環境にいても人間は、人を愛し愛されるべきなのだ。そんな当然の事なのですが映像として目の前に展開されると心にしみます。

この作品を昼間テレビ画面で一人で一度鑑賞しました。作品内容からして是非夫婦で見るべき作品と感じ、妻を誘って８０インチのスクリーンで再度鑑賞しました。妻は私以上に感動したようでした。それほど裕福で無い４人の老人たちを描いた作品ですからそんなはずはないのですが、それぞれの姿が美しいと感じました。
人間誰にでも訪れる老いと死。愛を失わずに生きる老人たちの切ない物語です。最近韓国映画に感動を覚える作品に度々触れる想いがします。隣国であり民族的にも近いのでより想いが通じていると感じます。
それにしては、最近の両国間の情勢が不安定なのは気に掛かるところです。

蛇足になるかもしれません。他のレビュアーさんも言っていましたがラストシーンは不要です。いや、かえって興ざめしてしまいます。これからご覧になる方は最後に老人二人で自転車に乗るシーンになったら即刻、停止ボタンを押されることをオススメします。

レンタル屋でこの映画の前を今まで一体何百回素通りしていたんだろう



最初の数分間、まだオープニングのクレジットが流れている段階で

この映画は良さそうだ

と、わかる映画がたまにある


この作品はまさにそれに該当します


どんな端役でも、なんなら裏方でも全然構わないから

自分もこの出演陣が織り成すストーリーに少しでも携わりたい

少しでもこのステキな物語を構成する一員となりたい

場を共有してみたい


そのように思う


とても良い映画


僕がいくら手放しで褒めちぎろうとも

賛辞の嵐を送ろうとも

届きうる限界の距離まで拡散しようとも

この映画からもらった何かに対するお返しはまだまだ足りない気がしてならない


元気なおじいさんが

頑固で偏屈なおじいさんが

気難しくて荒々しいおじいさんが


とにかくかわいい


良い映画というのは、まだまだまだまだまだまだ隠れてる

それに出会えた時

後に思い出してその余韻に再び浸る時

賛同してくれた人と意見や感想を交わし合える時


そういう無上で貴重なひとときたちが、良い映画をさらに数段良いものへと押し上げてくれるような気がしている

• #脚光を浴びせてあげたい映画