原題は「Allegiance」でもいいみたい。
海外には行かないはずのニューヨーク陸軍州兵部隊が、イラクの激戦地に派遣されることになって発生したひと悶着。
都合よく異動になった主人公はどうやら権力者のご子息。考えの甘いお坊ちゃんかと思いきや、職務には忠実であることが次第にわかってくる。
小児がんの息子と過ごす時間を心待ちにしていた退官間近の衛生兵は、兵役の延長を求められて、主人公の力を借りて脱走することになる。
戦争行為はなく、ただ、衛生兵を逃すためが本編のほとんど。こういう反戦が下地になってる戦争映画って、実際かなり少ないのでそんな意味でも貴重だし、興味深かった。
脱走の手助けをした主人公は軍法会議で実刑になるんだけど、①親パワー②今回の件が世の中に出たら大バッシングされるので③無罪放免という決着。
いきたくなかったけど、仲間のためにイラク行きのトラックに乗り込んでエンド。
小粒なりによくできた映画で面白かったです。

戦場で反戦を描く矛盾さが強烈パンチ

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