クロッシング・ウォー 決断の瞬間の作品情報・感想・評価・動画配信

「クロッシング・ウォー 決断の瞬間」に投稿された感想・評価

平和維持活動が任務だったはずなのに…。アフガニスタン派兵の壮絶な実態に迫る戦争ドラマ。
これが戦場の現実なのか。戦争の意義の虚しさを痛く感じる。
タリバンに抵抗するザキエル村。自警団の指揮官ハルーンと通訳タリク。難民申請却下。"身の危険を示す証拠"。牛の安楽死。"牛募金"。隣人の脅迫と妹への銃撃。軍法会議。「長年、多くの国がアフガンに軍事介入してきたが、最後は皆、この地を去っていく。だが戦争というのは一方の都合で終わらない」
まあ戦争の現場の理不尽さはこういうことがあるし、だからといって合理性だけで判断すれば人間ではなくなってしまう。でも完全にフィクションのストーリーなのにこんな悲惨な脚本がよく書けるなと思う
ラスト虚しさが残ります。
予告編で期待したものとは全然違ってました。
派手なドンパチを期待していたら、戦時下のリアルな人間ドラマメインの映画でした。
後味の悪いことこの上なし(*´-`)

この映画のもうひとりの主人公タリクの静かな闘いの物語。
通訳は外交官なんだな…アフガニスタンの町の外れ壊れかけた砦を拠点に村を守る自警団を守護するために来たドイツの小隊が、この地を守り平和をもたらしてくれるように…彼が通訳する言葉からは、そんな祈るような想いが伝わってくる。どうか、自警団とドイツが揉めて彼らが帰ってしまうようなことがないように、力を合わせてタリバンに対抗してくれるように、と。
翻ってドイツ軍は何をしにきたのか?自警団司令官の問いに「人々を護りに」と答える小隊長。言ってて虚しくならないか?冷笑してしまったよ、リアルに。

決断の時なんていうたいそうなサブタイが付いてるが、それすらも虚しくなるような映画だった。
アフガンの終わらない戦争の虚しさを描きたくた描いたんだとしたらよく出来てる。
ちゃか

ちゃかの感想・評価

3.0
ほんまにこんなん普通にありそう。
誰の為の正義なのか?

ドイツは何で介入したん?やることが中途半端。あれじゃ兵士が可哀想すぎる。

戦闘シーンは最小限やから派手好きには物足りないかも。

誰も救われないからツラいわ。
キリコ

キリコの感想・評価

3.0
映画を通して何を一番伝えたいのかわからない。
道を抽象的に描きたかったんだろうけどそれも中途半端。
兄と同じ場所に来て結局何を思ったのよ、隊長は。
tukukake

tukukakeの感想・評価

3.4
軍務に忠実なこと(軍法を犯さないこと)と、善い行いが相容れないことを見せつける映画。軍では出来ない禁じられていることが、現地で善いこととされ必要であったら…良い軍人は悪い人になり得るし、悪い軍人は善い人にもなりうるということか。

そして1つも救いがないエンディング。

価値観や立場の違いを乗り越えようとする大尉。ストリップのドンチャン騒ぎで集めた金を…感動した。
アフガン紛争は1978年から終わりがない。不毛だ。生きることの不条理とやるせなさ、一匙の怒りを忍ばせつつの抑えたタッチ、それから、ドイツ版ラッセル・クロウな大男、ロナルト・ツェアフェルトの演技が共感を呼ぶ。深く洞察され誠実に描かれた良心的な佳作。荒涼で美しくもある実際のアフガンロケも説得力がある。現実の戦場にいるのはヒーローではなく苦悩する生身の人間だ。そして、個人の良心の葛藤はいかに精神的に気高くあろうとも現実の前に踏みにじられ、救済もない。

駐留ドイツ軍のドンパチ戦争映画を期待させる宣伝はあまりにビジネス的過ぎる。
砂埃、無口な兵士、言葉の壁、過酷な日常、牛。
正しい選択なんてそこには存在しないのだろう。
見終わった後にとても陰鬱な気持ちにさせてくれる映画だった。