タイトルに偽り有りな青春ロードムービー。異なる立場の２人が旅を通じて理解し合っていくのは定番の展開だけど、戦争とかが背景にあるのが良かった。いい意味で裏切られた。

『T-34レジェンド・オブ・ウォー』を引っぱってすみません🙇
キャベツ大好きイオノフ君
もといユーリー・ボリゾフ君の主演映画（W主演かな？）を発見したので鑑賞。
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独ソ戦に従事し、のちに作家となったエミル・カザフビッチの「Two in the Steppe」の映画化。

1942年、南ロシア戦線で伝達任務に失敗した若き赤軍将校オルガコフ（ユーリー・ボリソフ）は死刑判決を受けてしまう。
だが執行のためには本部へ移送される必要があり、
モンゴル系の兵卒ズラバエブ（マリヤ・カルポーヴァ）は監視・護衛を強く命じられる。
激化する独ソ戦線を2人の若者が進むロードムービー。

そもそも任務失敗というのもドイツ軍の猛攻が予想以上に激しく、
部隊再編の伝達が遅れて部隊壊滅に陥ったとされるが、
状況から見て責任のなすりつけに近い。
オルガコフは20歳の設定なので
いきなり銃殺刑とは信じがたいほどに酷い。
演じたユーリー・ボルゾフもまだその年齢くらい。
元々思っていたより若かったし、
やっぱりイケメン君だ。
そして真面目で頑ななズラバエブの存在が良い。
戦禍の只中2人で本部へ行かなければ刑執行ができないというのは幸か不幸か…

その道程は独ソ両軍が入り乱れる。
時に赤軍部隊の壊滅に遭遇したり
また反撃する戦闘に参加したりも。
農村では農民たちが被害に合い
老人や女性、子供は避難に遅れる。
悲惨な戦場と
乾いた寒々しい草原をひたすら2人で歩んでいく。
そんな中で静かに友情が芽生えていく。

懐中時計のくだりに胸があたたかくなる。
他にも必要な要素を丁寧に控えめに入れてくるのは好感が持てるし、
描写に文学的な匂いを感じる。


かなりミスリードな邦題とジャケットだが
背景を知るには役には立つのかも。

ドイツ軍夏季攻勢計画「ブラウ作戦」スターリングラードとベルリン間で両軍戦力400万人。
ドイツ軍は大進撃を見せるが
ヒトラーがスターリングラードに固執したことにより、包囲分断され壊滅的な被害を出す。
これ自体は邦題の2行は言い得て妙。
但し映画にスターリングラードやヒトラーや大進撃は描かれない（笑）

調べてみると解説自体も本格的戦場アクションとあるので、
ロシア側か日本かわからないが、
それが売り込みであるようだ。
“ミリタリー・マニア必見！
劇中に登場する戦闘機・車輌、兵器はKV-2、T-34、IV号戦車の改造車も登場！”
と、ある。
自分が見て分かるレベルではないものの
それなら得した気分である。
2人が戦闘参加するシーンもあり、
確かに見せ場である。
ただ、どちらかというとドラマと風景に心が奪われた。
しかし背景の過酷な状況をきちんと描いているからこそ良作と感じるのであって
日本とロシアで表現の仕方や見方は違うのかもしれない。

ロシアは手紙を三角に折るのかな。


2021#007
2021No.6/自宅鑑賞6

自分にとっては掘り出し物でした😌
こういう感じ好きです♡

• #スターリングラード
• #ブラウ作戦
• #ベッサラビア（モルダビア）
• #ロシア映画録💠
• #戦争映画💠
• #WW2映画
• #2021💠Home

スターリングラードも出てこなければ
ヒトラーも出てこない
邦題おかしくない？?
現代がベルリンへの道やのに
まあ、ソ連兵がベルリンへ向かう話でもない
死刑囚である主人公とそれを護衛して本部まで連れて行くって話でパッケージみたいな激しい戦闘はほとんどなく淡々と話が進んでいくタイプ
珍しくアジア系ロシア人が出てきたぬ
作品の雰囲気は悪くないです。