中学生のときに初めて見た。この映画のせいで色々歪んでしまった気がする
改めて見るとやっぱやべぇわ

爽やかな自殺から始まりオチが乱交と、大事なネジがほとんど吹き飛んだ映画

10人中9人が生理的に受け付けないと思う

変態にオススメ

• #親子丼
• #テニニー
• #出会って3分で自殺

　ロサンゼルス郊外の住宅地ヴァイセリア。カールフレンドから妊娠を告げられたケン・パーク。スクランブルゲームでずるをした祖父を殺害するテート。独裁的な父親が実はゲイで、ある日迫られてしまうクロード。インド系女性ピーチーズは恋人との性交渉を父親に見られ、折檻を受ける。娘と母親の両方と付き合っているスケボー少年ショーン。すべての悲劇が交わり、それを埋めるように3Pに陥る。

　それぞれのエピソードをドキュメンタリータッチで小出しで交差させていき、時にはカメラの存在を感じさせる演出もあり、目線が子供にも大人にも寄り添わず、あくまで冷静に冷めたカメラワークに徹していることを感じさせる。カメラは子供たちのエピソードだけでなく、そこに交わる大人たちの不甲斐なさも容赦なく映し、大人と子供を交差させることで、子供たちが大人の産物であることを感じさせると同時に、すでに独り立ちできる力が備わっていることも感じさせる。

　生と死と性を思春期の枠の中にはめることで、沸き起こる悲劇を辛口で捉え、重みを感じさせない軽い捉え方をしている少年少女達に切り込み、しかし大人たちも全く変わらず、年齢を重ねることがその理解につながることに直結しないことを改めて考えさせられる。大人たちの犠牲になってしまう子供達の刹那だけでなはなく、逆に子供の犠牲になってしまう大人質も描くことで、思春期という絶対的境界線を真っ二つにぶち壊し、誰でも昔は”思春期”の住人であり、それは年を重ねることでそこから卒業した気になってるだけの人もいることに改めて向き合うことになるのだ。

　性的描写は直接的な表現に非常にこだわっており、そこから流れるアダルトビデオさながらのリアルな描写の数々には目が離せない引き込む力と、リアルな痛みの空気感があり、セックスそのものが一つの道具として、何かをつなぐものだったり、心の隙間を埋めるものだったり、大きく複数の役割を持ち、嫌悪感を漂わせない不可欠感を植え込む。

　大人たちの犠牲になりつつも、生きることをあきらめる訳ではなく、青年たちには”生きる”強さがまだまだ漂っている。それが思春期のみずみずしさに重なり合い、悲壮感を払拭していく。現状を大人のせいにしてしまいがちな年ごろの青年たちは、それはただ一つの言い訳でしかないこと。すでに一人で生きていける力は備わってるし、何か行動したいのなら、できない年齢ではない。誰かのせいにしてあきらめるのは簡単だが、結局極地に立たされたら全部捨てて、一人で生きる道を選ぶはずだ。ただそんな状況に立たされていないから、楽な道へ転んでいるだけなのだ。それは大人も全く同じなのだ。

No.3509

『明日、君がいない』を見たときと同じ閉塞感、圧迫感を感じ、

辛く、苦しくなった。

エロいのとかどうでもよくなった。

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この映画、女性器より男性器の描写のほうが圧倒的に多い。

しかも、

性行為をおこなうための「生殖器」としてだけでなく、

尿を排泄する「泌尿器」としても撮っていて、両方の機能として描いている。

これは恐らく意図的だろうと思う。

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しかも、ラストシーンでは、その男性器を、

「言葉や表情以外の、第3のコミュニケーションツール」としても描いていて、

その、性器というコミュニケーションツールを使って、とても幸せそうに「体で」会話している彼ら男女を見ると、

私はなんだか、安堵してしまうのである。

その安堵感の提示こそ、ラリー・クラークがやりたかったことなのではないのか。