▪️Film Diary————————————————-
🖋本年鑑賞数 :2021-423 再鑑賞
🖋#死ぬまでに観たい映画1001本 442/1001

🖋1902年の『月世界旅行』から始めた再鑑賞してからの鑑賞記録作成がようやく本作再鑑賞で、1930年代の作品まで終了しました（配信やレンタルもなく観れない作品が3作品ありますが。。。）。次は1940年代作品再鑑賞へ。

🖋 ルノワールが描く、貴族社会への強烈な皮肉と愛着。ココ・シャネルの衣装に包まれたゴージャスな世界。ゴージャスなパーティに参加する食客にルノワール自ら演じ、悲劇と喜劇の間を行き来する群像劇を通じて、人間社会の構造、戦争へと傾いていく時代の風潮を暗に批判しています。

🖋延々と続く、貴族・ブルジョワたちの狂騒と色恋沙汰を演じていく作品。ミュッセの戯曲「マリアンヌの気まぐれ」から着想を得た古典回帰的な作品で、ルノワールが“バロック音楽の精神に則って登場人物が動き回るような映画を作りたい”と願って撮りあげた、映画によるフランス・バロックへのオマージュ作品です。

🙂物語は。。。
美しい妻クリスチーヌを愛しながら、愛人ジュヌヴィエーヴと別れられないでいるラ・シュネイ侯爵。クリスチーヌのために大西洋横断飛行を果たして凱旋する冒険家アンドレと、その友人オクターヴ。侯爵がソローニュの別邸で催す狩猟に全員が集い、密猟監視人シュマシェールと小間使のリゼット夫婦、密猟人のマルソーも加わり、狩猟・パーティーを経て、そして物語は驚きの幕切れへ。。。

▪️Database————————————————-
🎥邦題 :『ゲームの規則』
原題（英題）:『La Regle du Jeu』
🎥製作国 :フランス
🎥初公開 :1939
日本公開 :1982/09/18
🎥上映時間 :106分
🎥受賞 :※※※
🎥監督（製作）:ジャン・ルノワール
脚本 :ジャン・ルノワール、カール・コッホ
原作 :※※※
音楽 :ロジェ・デゾルミエール
出演（声優）:マルセル・ダリオ、ジャン・ルノワール、ノラ・グレゴール、ローラン・トゥータン、ポーレット・デュボスト、ミラ・パレリ、オデット・タラザク、ジュリアン・カレット

▪️Overview （映画. comより）———————
狩りに集まった上流階級の恋愛遊戯を描く社会風刺劇。ミュッセの戯曲『マリアンヌの気まぐれ』に想を得て、ジャン・ルノワール監督自身が脚本を執筆している。撮影はルノワール映画常連のジャン・バシュレ、音楽はロジェ・デゾルミエール、美術はのちに米英で監督になるユージーン・ローリー、衣裳はココ・シャネルが担当。出演はマルセル・ダリオ、ノラ・グレゴール、ローラン・トゥータン、ジャン・ルノワール、ガストン・モドなど。

• #死ぬまでに観たい映画1001本

短文感想 66点
こちらもジャン・ルノワールの作品。第二次世界大戦前の貴族たちにおける恋愛ゲームを描いた作品。今の恋愛観とは異なる点が多々あるので戸惑われる方もいるかもしれませんが、当時の上流階級の恋愛ってこんな感じなんだなと思わされてしまいました。ただ、名作と言う割にはもう少しパンチが欲しかったところ。なんとなく公開当初は評判にならなかったワケがわかるような気がしました。

• #tmy整理『死ぬまでに観たい映画1001本』掲載作品

詩的レアリスムの4巨匠のひとり、ジャン・ルノワー作品です！
“詩的レアリスム”という時代と様式の限界をはるかに超えるとも言われてますね。
そんな彼の作品の頂点『ゲームの規則』です。

ミュッセの恋愛劇『マリアンヌの気まぐれ』が原作です。
しかし本作は、ブラックユーモアに満ちた人間喜劇という、原作とは程遠い仕上がりになっていました。

登場人物が多く、人間関係がかなり複雑ですね。
ふたつの恋愛関係が複雑に絡み合っています。

「この世界には恐ろしいことがひとつある。それは、すべての人間の言いぶんが正しいということだ」
この名セリフも有名ですね。