『イフ・アイ・ステイ愛が還る場所』
原題If I Stay.
映倫区分PG12
製作年2014年。上映時間107分。

2009年に米国で発表されてベストセラーになって、世界34カ国でも翻訳されたゲイル・フォアマンによるヤングアダルト小説『ミアの選択』の映画化。(小説にはアダムの視点から語られた続編『Where She Went (If I Stay, Book 2).』がありま～す。)
幸せやった高校生が突然の交通事故という悲劇に見舞われ、ある決断を下すまでの24時間をクロエ・グレース・モレッツ主演で描いた米国産ドラマ。

家族や親友、恋人にも恵まれ、幸せな日々を過ごす17歳、高校3年生のミアは、夢であるチェロ奏者になるため、ジュリアード音楽大学への入学を目指して練習を続けていた。
しかし、ある雪の朝、家族と一緒に乗っていた車に対向車が激突し、ミアは一瞬で家族を失ってしまう。
ひとり生き残ったものの、ひん死の重傷を負い、病院のベッドに横たわるミアは、過酷な現実に生への気持ちが薄れていく。
そんな彼女の脳裏に、幸せだったこれまでの人生が浮かび上がり。。。

ベートーベンの『チェロソナタ』で幕を開け、コダーイ・ゾルターン、バッハ、バズコックス、ベック、ソニック・ユース、ブロンディ、イギー・ポップ、ザ・ダンディ・ウォーホルズなどの楽曲に乗せてストーリーが展開していく本作品は、1家族揃って交通事故に遭っちまう17才の女子。
生死の境で、生か死かを選択するちゅうスピリチュアルな物語でした。
クロエが演じる主人公のミアは生きるか死ぬかを彷徨っとって、彼女ね意識は身体から離脱し、昏睡状態の彼女を見守る人たちの様子を見る。
もし、ミアが生を望み生きることを選択したとしても、家族が先に逝き絶望的な状況やし、
反対に死を望んだとしても悲しむ人たちの姿を目の前にして簡単には決断できない。
ハムレット、第3幕第1場を思い出したかな。
To be or not to be, that is the question;
Whether ’tis nobler in the mind to suffer
The slings and arrows of outrageous fortune,
Or to take arms against a sea of troubles
And, by opposing, end them. 
【小田島雄志訳】
どちらがりっぱな生き方か、このまま心のうちに 暴虐な運命の矢弾ををじっと耐えしのぶことか、 それとも寄せくる怒濤の苦難に敢然と立ち向かい、 闘ってそれに終止符をうつことか？ 　　　　　　　　　
完全な大人やないし、かといってガキでもない、17歳ちゅう年齢設定も胸打つキャラです。
どないするやろうなぁと空想好きの小生は想像しながら観入ってしまいまった。
また、生き死にに関するスピリチュアルだけを描いてんのじゃなく、プロットは17歳の青春。
恋に善き将来に胸と心を躍らせつつも悩みながら、希望と不安って相反するが隣り合わせの感情を抱えた年頃であることが強調されてるからこそ、生死を選ぶ難しさが倍増してるんやろし、ストーリーに重さを出てるんやと思います。　
やっぱりクロエ・グレース・モレッツは可愛いな。
ダコタ・ファニングにも本作の出演オファーがあったらしいけど、演技を観てみなきゃ云い切れはしないが、クロエでよかったと個人的には思います。あどけなさはのこるけど、綺麗になってるから心が揺れ動く17才を表現すんのにバッチし合ってた。
また、全面押出泪を頂戴的な物語な始終なってもいないし、善かったかな。
泪は止まりませんでしたが。
若き主人公が究極の選択を迫られたとき下す決断を興味が出来てタイミングがあったとき是非とも観て確かめてほしいです。

以前も書いたのですが、小生は心肺停止し、今作品のように臨死体験をして、後に死ななかった経験があります。
それだけでアレコレ説を書きますが、確りした根拠を示す事は出来ない体感レベルですので、『ホンマでっか』でお時間がある方は読んでほしいです。
生死をさまよっている人の中には、重篤な症状から闘病の末に回復に向かう人もいる。
これは実際に沢山いる。
そこには、人が生まれつきもっている『本能』が大きく影響してると思うんです。
他にも要因はあるやろけど、ふだんの生活の中で衰えがちな本能の力をうまくコントロール、活性化させる習慣をもってる人たちは健康を取り戻しす要素をもってると思うんです。
他にも沢山要因はあるやろけど、大きなウェートを占めてるんが本能やと小生は思う。
本能の一つに、食欲がある。
食欲は人間の本能を呼び覚ます代表的なスイッチです。
腹が空けば、おのずと減った腹を満たすために考え、食べ物を得るためのアクションを起こす。
また、どうすりゃ効率的に食べ物を蓄えたり、旨く食べられるかちゅう知恵も発揮する。
量は年と共に減少はあるけど。
それで、積極的に行動する気になったり、いろいろなアイデアがわきやすくなるというわけで、空腹と云う本能が『生き延びる』ための思考や行動の起点となり、大きなモチベーションとなるんやと思う。
これは人類がまだ狩猟生活を送っていたころに身につけた重要な本能のひとつやろし、人間が進化した今でも基本的に変わってない。
食べることは『食べたい』ちゅう本能、つまり食欲があるからこそとる行動やし、他の三大欲求の一つ睡眠欲も『眠りたい』って思うからこそ、も一つの性欲も然り。
本能があるからこそとる行動。
毎日働くことやっても突き詰めれば、飢えを凌ぎ、身体を休め、子孫に受け継ぐための生存本能によるもの。　
趣味や学習とかの原動となる知的好奇心も、もともとは異性にモテたいといった生殖に根ざした本能や食欲などが組み合わさった結果生まれる行動やと云える。
要するに、食欲や睡眠欲、そして性欲といったモンは生命活動の根源をなすものから、人間に特有の高次な活動に至るまで、健康や精神活動の大本となるのはすべて本能なんやと思う。
本能が正しく働かなければ、それによって成り立っている日常生活にも支障が出てきてしまうのは、当然と云える。
小生の経験からやけど、健康と本能の関係は綿密やと思う。
さまざまな症状の要因はストレスやら生活習慣やらあるけど、他の要因の一つに本能の不活性からくるものがあるんやとしたら。
その眠っている本能を目覚めさせ、鍛えることによって、本来の生命力が発現し健康な生活を手にできるはず。
弊害もあるやろけど、せやからこそ、本能を後天的に強化し、コントロールすることは必要やし、それは十分可能やと考えてる。
人間には『体を動かしたい』ちゅう欲望、運動本能とでも呼ぶべきものが備わっるけど、長い間、体を動かさへんでいると体に悪いって誰でも知ってる。
本能には『生まれ = 先天的』と『育ち = 後天的』の両方が関係してる。
生まれつきの本能は行動をうながし、その行動がまた新しい本能を呼び覚ます。
このくり返しの中で(育ち)、人間には特有の理性や知性といった高等な本能（高次機能）を獲得してきた。
せやし、今からでも本能を鍛えコントロールることは十分可能やし、しかも日常生活の中のちょっとした心がけや習慣を実践することによって本能を活性化し、それを健康へ直結させていくことができるんやと考えます。
だから、もし今、病の中にいたとしたら考えてほしい『生きるのはなぜ』と漠然と問うではなく、身体は何を欲してるかを。
これをkuuメソッドと呼びます。
😃なんか危ない宗教みたいになってきたワハハ
指圧の心は母心。
本能を呼び覚ますのは赤ちゃん心。
(なんやそれ)
なんて今作品をみて横道にそれ思いが浮かんだ作品でした。

 

U-NEXTが10月14日までだったので期限内に鑑賞。


17歳の少女が家族で交通事故に遭い、家族を亡くし自分自身も昏睡状態で生と死の狭間で家族や友達の想い出を振り返り1人生き残るか死を選ぶか最後の決断をするお話。

クロエちゃんが本当可愛い😭😭
後半は泣いてしまいました🥲
　

私もって考えたら家族いなくなって1人遺るのは辛すぎるな😭😭

突然の事故。家族の死。瀕死の身体。17歳の少女に課せられた人生の究極の選択を描いたドラマ作品。

17歳で高校3年生のミア。親友と呼び合える友達が居て、付き合い始めて1年の大好きなミュージシャンの彼氏がいる。将来の夢はチェロ奏者。今はジュリアード音楽院への入学を目指して猛練習中。

そんなミアをある雪の朝、突然の悲劇が襲った。一家が乗った車に対向車が突っ込み、ミアは一瞬にして家族を失ったのだ。病院のベッドの上。昏睡状態のミアの目に映ったものは、ベッドに横たわる自分の姿と幸せだったこれまでの人生、そして、彼女を死の淵から呼び戻そうとする人々の姿だった…


『この世界に言うのは、「さよなら」か、「ただいま」か。』


祖父の言葉

愛に犠牲はつきもの

アダムのPlease to stay ...一緒にいてくれ

エンドロールの曲は透き通る様な声の優しい曲

人はどれだけ沢山の人と出会い、どれだけ愛されて育つのか？何気ない日常の中では、見落としがちなテーマをファンタジックに描いた作品です。

人生とは何かの選択を連続的に迫られ、その選択によって自身の人生の物語が形成される。
「あの時こうしておけば……。」等、自らの汚点を振り返る事もしばしばありますが、時間を巻き戻したいという、誰しもが1度は持った事のある想いが沢山詰まっている。

思春期街道まっしぐらの男女が、恋愛を通じお互いを知り共に時間を共有していく。しかし、そこへある些細な事から物語は急展開を迎える。物語的には定番なのかもしれませんが、様々な愛の形をテーマに周囲の人々との繋がりを描いています。

こういった体験は、実際にあるのでしょうかね？臨死体験や幽体離脱という言葉もありますが、魂が自らの肉体を第3者的な立場で見下ろし、生と死の狭間を行き来している状態。ここまでリアルでなくても、お花畑や三途の川的なものを見たという事例も実際にある訳で。ここまでの体験してしまうと、その後の生き方かなり変わりそうですよね…