宇宙に行くことを夢見る兄弟を描いた傑作漫画「宇宙兄弟」のエピソード0にあたるストーリー。

前置きにはなるがこの宇宙兄弟という作品を読んでない方は是非読んでいただきたい。

主人公ムッタが宇宙に行くためにさまざまな試験に立ち向かっていく姿はもちろん、そこに行き着くまでに生まれるストーリーやセリフがセンスの塊。一言で言うと作者は「漫画を描くのが上手い」のである。

今作は原作を読んでいなくても一応楽しめる作品にはなっているが、できれば読んでからの鑑賞をオススメする。

劇中何人かのキャラクターが亡くなる。それに直面したヒビト、そして兄ムッタの"0"から"1“になるまでを描いたオリジナル作品。今作でもまた印象深い(心に残る)名セリフやグッとくる展開が詰まっており、一ファンとして満足できる作品だった。

小学六年生ぶりにアニメの声聞いたけど改めて漫画で読んだ時のイメージ通り過ぎる。キャスティングといい最高なアニメ、漫画なので是非。
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[この映画のBest俳優]
ムッタ
[脚本面]☆☆☆☆
[映像面]☆☆☆
[ストーリー性]☆☆☆
[オススメ度]☆☆☆☆

エピソードゼロ。

日々人が弱音吐いてるのが新鮮。
ブライアンとの
関係性がめっちゃ良い。

派手さは無くても
宇宙兄弟は観てられるんだよなー。
ちょっとしたやり取りにグッとくる。
不思議。

「止まるな！勇気を持っていけ‼」
希望を捨てるな。前を向け。
90分ながらも前向きなメッセージをストレートに伝えてくれる、劇場版。



ブライアンJのバックアップクルーである弟・日々人。常に日々人に先を越されていく兄・六太。子供の頃の兄弟での月面着陸の夢をもう一度……。

原作、アニメを観ていた人は必見の傑作。殆ど明らかにされていなかった亡きブライアンの描写が多いだけでなく、後に日々人と共に宇宙に行くことになるクルーたち、アポの誕生秘話等、見所が満載。勿論原作を知らない人でも楽しめないことはないが、これはファンの方が数倍楽しめる。とにかく宇宙兄弟らしさ全開で安心した。

タイトルの通り、本編となる原作の前日談なので、ここまでブライアンの姿を見れたので嬉しかったが、やはりクライマックスでの絶望感は凄まじいものだ。何せ、常にポジティブな日々人が涙を見せるのだから。

日々人のエピソードは心温まるものから絶望の淵に叩き落とされるが、六太は真逆。いきなりある車会社の本社から田舎の小さな販売店にとばされる。しかも、同業者はやる気のなさそうな連中ばかり。しかし、六太は諦めない。自分のしたいことをする彼の姿には勇気付けられること必至だ！

心温まるエピソードの中にも、安定のギャグは健在。特に田舎の爺さんとのやり取りはほっこり笑わせてくれる。原作の頃からのフフッと笑える要素はたっぷり盛り込まれているので、退屈だと感じなかった。

宇宙兄弟の割には全然宇宙が出てこないという意見があるのもわかるが、これはあくまで宇宙を目指す兄弟の物語。どんな困難があっても、決して諦めてはいけない。勇気を持って、前を進む。そんな気持ちにさせてくれる良質な劇場版だった。

今思ったが、#0(ナンバーゼロ)というタイトルって、南波(なんば)兄弟から取ってるのか？