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『欲望』に投稿された感想・評価

kazata
2.5
林真理子の『不機嫌な果実』に続いて小池真理子(いつもどっちがどっちだかわからなくなるってば!)の官能ラブストーリーをウォッチ!

こちらも不倫モノと言えなくもないが、性欲に駆られた幼馴染み男女の切ない三角関係モノって方がしっくりくるのかな、と。

やたらと文学的な台詞回しといい、板谷由夏・高岡早紀・村上淳のアンサンブルが心地良く、これまた意外と楽しかったですね。
(高岡早紀の"魔性の女"っぷりは確かに同性から嫌われそう…笑)

"決して繋がれない愛"という設定に、(別にファンでも無いから詳しいことは知らんが)マッチョ思想&「男らしい美しさ」にこだわっていた三島由紀夫を組み合わせたことによって、話としての面白さが倍増した気がする。
(草食男子化した現代から見ると色々とツッコミを入れたくなるけど、全ては三島を引用することでまぁ納得できちゃう感じ…)

ただ、「文学少年がタトゥーを入れるのか?」(演出じゃなくてムラジュンの自前のタトゥーだよね?)と気になってチョット調べたら、(完璧な肉体に憧れていた)三島由紀夫も刺青に対して関心があったらしいからいいのか……でも、あのデザインは三島的じゃない気もするけど!
(肉体的な不完全さを抱えてしまった正巳がタトゥーを入れるまでの経緯を勝手に想像して切なくなれたが…)

官能シーンよりも、個人的には映画冒頭の「街の大衆食堂で孤独に焼き魚定食を食べている板谷由夏の姿」にこそ一番グッときました!笑
(例えばオゾン監督作『まぼろし』でシャーロット・ランプリングがファストフード店で孤独に食事してるシーンとか…昔から孤独に食事する中年女性の醸し出す哀愁感に妙に惹かれちゃうんです)


以下、余談。
数年前に一人でヨーロッパ旅行した時に、エストニアのホテルで朝食を食べてたらドイツ人のマダムと相席することになったんだけども、(スマホをいじりながらチラ見したら)小説を読みながらトーストを齧るマダムの姿がカッコ良すぎて見惚れてしまい……そしたら目が合って「どこから来たの?どこに行くの?」的なお決まりの質問をされて、ドギマギしながらヘタクソな英語で会話を交わしたことを思い出しました。
別に哀愁感とか全然漂ってなかったけど「薬指に指輪してる…ってことは既婚者だよね?でも一人旅行?もしかして未亡人だったりして?」とか勝手に想像しちゃって……そしたら単にマダムは夫と子どもをドイツに残して、一人でロシア(サンクトペテルブルク)まで自転車旅行中だったそうで……それはそれで「行動力スゲー!」と感動しました。
で、こっちが先に席を立って「お先に失礼します、良い旅を」的な言葉をかけたら「素敵な時間をありがとう」って返してくれて(最後までカッコいい!)……そんな言葉をサラッと言える人になりたい、と強く思いました(笑)
Kamiyo
3.0
2005年 ”欲 望” 監督 篠原哲雄  
原作小池真理子  脚本 大森寿美男  川崎いづみ

原作は未読です。
小池真理子が好きな知人の薦めで鑑賞しました。
性欲にまさる「欲望」があるのだろうか。
というのが、映画のキャッチコピーらしいのですが、
『欲望』というタイトルは、あまりにも抽象的なので、
知らない人は素通りしそうな映画かもしれませんね
小池真理子原作とあったので、気になって見たのですが、映画のタイトルをもうちょっと、印象に残るものにしたらいいのに、と思ってしまいました。
小池真理子とは、多分団塊世代後半の人で 僕らは週刊誌等でエッセイストとして女性の心理を書いていた人ぐらいのしか記憶に残ってないので、映画でみると変な話だと感じた。
板谷由夏は、オールヌードで熱演しているが、
痩せていて色っぽくなかったなあ。

女性の視点から描いた官能小説という感じで、肉体の関係というか相性よりも相手を想う気持ちが大事という女性の心理が描かれていますが、登場人物たちの考えが良く分からない映画です。

学校の図書司書をやっている青田類子(板谷由夏)は久しぶりに再会した高校時代の親友、安藤阿佐緒(高岡早紀)から袴田亮介(津川雅彦)との結婚披露パーティーに招待されます。そこでやはり高校時代の友人 秋葉正巳(村上淳)と再会します。
正巳は高校時代の交通事故が原因で性的不能者でした。類子がそれを知ったのは高校時代に正巳から抱き着かれて、告白されたものでした。

類子は妻子持ちの能勢五郎(大森南朋)と不倫関係にありましたが、正巳と再会した事で不倫関係を断って、正巳を愛そうとします。
阿佐緒は袴田からの愛情を感じず、袴田はメイドの水野初枝(中村久美)を抱き妊娠させていました。それに感づいた阿佐緒は初枝を乗せて買い物に行き、自損事故を起こして死んでしまいます。
類子は正巳を旅行に誘います。抱き合っても何もできない正巳ですが、類子の愛情に応えようとします。正巳はかけがえのない時間だと言いますが、そのまま海に入って自殺してしまうのです。はてさて、良く分からない所です。

どうして愛情もろくに感じない袴田と阿佐緒は結婚したのか。
高校時代から疎遠になっていた3人がどうしてここまで、仲良く交際を始めるようになったのか。

正巳が好きだったのは
阿佐緒の事ではなかったのでしょうか。
昔から類子が好きだと告白する正巳がいますが、
あなた好きだったのは阿佐緒じゃないの。
類子はまたそれを真に受けて、私で性的に反応するのかを試してみてと言いますが、はぁ?と思ってしまいました。

類子の恋人正巳を演じた村上淳ですが。
彼は 何かが、しっくりこなかったかな。
そのおかげで純愛とかけ離れたように感じました
正巳が腰のところにタトゥーを入れているが、文学少年のキャラクターの彼にいったい何があったのか。
一番わからないのが、何で正巳は自殺してしまったのか。

ベッドシーンは特にエロさは感じず
2人でバタバタしてるだけ。
実際ベッドシーンを演じるとああせざるをえないのかも。
それならもっと人間の欲望について踏み込んだ描写が欲しかったが、

三島文学が好きな背景と、ところどころ文学的な表現があって難しくしたがっていますが、良く考えるとかなり薄っぺらな感情表現になっています。

ラスト12年後に袴田のところで三島文学を読んで、類子が涙を流すシーンがありますがあの涙は何の涙だったのでしょう。
そもそも小池真理子の小説を映像化するのは難しいと言われているので、ぜひ原作を読んで観たいですね
苦手かも?

また板谷由夏さんの脱ぎっぷりは見事でした。
配役の星ひとつプラスしておきました。
生々しい。
板谷由夏の演技力がすごい。

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