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ヴィクとフロ、熊に会う
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目次

ヴィクとフロ、熊に会うの作品紹介

ヴィクとフロ、熊に会うのあらすじ

元囚人のヴィクトリアは60代の女。人生をもう一度まともに戻そうと、保護司ギョームの保護の元、田舎の砂糖小屋に居を構えた。刑務所時代の仲間にして、親密な関係にあったフロレンスと共に。しかし、二人の到来は集落の人々に違和感をもたらし、彼女らに隠遁生活を送らせる。そして、二人が背負う過去が幽霊のように付きまとい、それが結局 二人の命を悲劇的な危機にさらすことになる。

ヴィクとフロ、熊に会うの監督

ヴィクとフロ、熊に会うの出演者

原題
Vic + Flo ont vu un ours
製作年
2013年
製作国
カナダ
上映時間
95分

『ヴィクとフロ、熊に会う』に投稿された感想・評価

例えるなら“ドリアン”みたいな映画(???)
ドリアンは強烈な匂いを発して敬遠する人が多いけど
とても美味しく、高価な果物。


舞台は多分カナダ。
60代の元囚人ヴィクトリア(ヴィグ)は保護司ギョームの保護の元、田舎の叔父の住む砂糖小屋に住む事になった。
叔父は生きてはいるけれど植物人間の状態。
それを世話をしていた近所に住む父、息子。

ある日、刑務所時代の仲間で恋人のフロレンス(フロ)と一緒に暮らすようになる。
ヴィグはレズビアンだけど
フロはバイセクシャルで退屈すると街に出て男を探す。
そして怪しげな女ジャッキーが現れる。


登場人物は皆濃いこと!
ヴィグ、フロの顔はシミや深いシワが刻まれ
保護司ギョームは悪党なのか善人なのか分からない風貌
近所の父、息子も怪しいし、
ジャッキーも得体の知らない怖さをもっている。

優しさの眼差も悪意の眼差しも同じに見えてしまう不穏な感じはラストの不条理さを予兆させる。

熊は登場しないけど、どこから“熊”が引用されたかを知るとゾッとしてしまった。


上っ面だけではなく心にキズが残る作品。
私的にはとても好み。

ちなみにドリアンは食べた事ありません。。
ドリアンスナックなら食べたけどー。

*砂糖小屋はメイプルシロップをつくる小屋のようです。
OASIS

OASISの感想・評価

3.0
刑務所から出所したばかりの女性ヴィクトリアと友人のフロランスは、新しい生活を始めるベく森の中の小屋を訪れる。しかし、そこで待っていたのはフロランスが過去に犯した罪との再会だった。

※注 熊は出て来ません。

ヴィクとフロのレズビアンカップルが森から抜け出そうとするとある日熊さんに出会った、という様な話かなと思いつつ観て見るとこれが全く違った。
結局最後までどんな話なのか分からずじまいなのだが、画面から発せられる深緑のパワーが凄まじくて、森林浴をした後の様にマイナスイオンがたっぷりと身体に補給された感覚だった。

ガンダルフみたいな風貌の車椅子に乗ったヴィクの叔父とそのお世話をする青年シャルロ。
気持ち悪いシャルロの父ニコラスや、狩猟の練習をする女スナイパーとその相棒の黒人。
裸のマッチョ黒人と日焼けをする美女や、目付きのいやらしいF1レーサーなどなど。
何処か思わせ振りな態度でヴィクとフロの二人を訝しげな視線で観察する森の住人達。
特別何かをしてくる訳でも無く、かといって親しげにしてくる訳でも無い。
「一体この人達はなんなの?」というムズムズした感覚のまま話は進むが、一向にそれが明かされる気配が無く終始居心地の悪さを感じてしまう展開。

どうやらフロが10年前に起こしたある事件が影響しているらしいのだが、なんとその肝心の出来事についても全く触れられる気配が無いので「そもそもヴィクとフロはなんで此処に来たの?」という状況に陥ってしまう。
「取り返しのつかない事をしてしまった...」というフワっとしか返答しか返って来ないので「いや、だからその原因を教えてくれよ」とモヤモヤしっ放しなのである。
女スナイパーと黒人に滅多打ちにされるくらいだからよっぽど恨みを買うような事なのだろうが...。

エミールを施設へ入所させる件も全然絡んで来ないし、思わせ振りなだけで特に何をするわけでもないその他大勢の人々との接点も希薄で、本当に何をしに来たのか分からない。
二人を見守るスキンヘッドの保護司ギョームにも何か過去がありそうでぼかされたままなので、何もかもがあやふやな状態。
読み取れる情報が少な過ぎて、何を言いたかったのか確実に理解出来ていないと思う。

罪からは簡単に逃れられないという事?
再生は贖罪を抜きにして語れないという事?
それにしても難解だった。
ただ、足元をすくわれる瞬間が訪れるのは森で熊に出会う事くらい突然の事だよ、というのは分かった気がする。
slow

slowの感想・評価

4.0
ここにあるものは何か。ここで待つのは何者か。美しく豊かな森の、木々の隙間にまで目を凝らせば、古びた小屋が現れる。生み出す力も、やり直す根気も、もうわたしには残っておらず、恐ろしく縋るものもない毎日は、野生に放たれた弱者にとって、命からがらの綱渡り。甘い蜜はとうに枯れて、不自由は暗示というより示唆に踏み出す。

威勢のいいオープニング。それ以降は、ただ静かにそれらしき物語が淡々と、しかし滔々と、流れ続ける。タイトルから何を想像するか。納得できるかは別として、正解を想像できる人などいないのでは。正直、興味があるかないかで言うと、ない。でも、面白いので困ってしまう。

『ヴィクとフロ、熊に会う』に似ている作品

デッドロック

上映日:

2021年05月15日

製作国:

上映時間:

85分
3.6

あらすじ

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