
夏の日差しが降り注ぐ湘南・茅ヶ崎。海にはサーファーたちが集い、街からは夏ならではの風情を感じ取ることができる。その茅ヶ崎にひっそりと佇む老舗旅館・茅ヶ崎館に花梨(小篠恵奈)と真紀(杉野希妃)が到着する。二人は元同僚で茅ヶ崎館の長女でもある理沙(堀夏子)の結婚パーティーに出席するためにやって来たのだった。到着早々、自由奔放な花梨は茅ヶ崎館でバイトする大学生、知春(中崎敏)を弄ぶが、そんな花梨を生真面目な真紀はたしなめる。元々、花梨と真紀は対照的な性格で相容れない関係だったのだ。翌日、自分勝手な行動を取り続ける花梨に対し、ついに怒りをぶつける真紀。しかし、ゼミ合 宿の引率で来ていた大学教授、近藤(二階堂智)と偶然再会した途端にそれまでの苛立ちはすっかり消えてしまう。真紀は近藤のかつての教え子で、学生時代、真紀は近藤に好意を抱いていたのだった。そこに知春を密かに思う大学生、彩子(福島珠理)や理沙の弟の宏太(栁俊太郎)も加わり、次第に登場人物たちの感情が複雑に絡まりはじめていく。
とある大学サークルの代表選挙が行われた夜。新代表が姿を消す中、元代表OBや現役生ら男女9人が残り、二次会のカラオケボックスで盛り上がっていた。女子が席を外すと、男たちは「今日ヤレるかも 」…
>>続きを読む下北沢の古着屋で働いている荒川青。青は基本的にひとりで行動している。たまにライブを見たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったり。口数が多くもなく、少なくもなく。ただ生活圏は異常に狭いし、行動…
>>続きを読む新作の脚本執筆がなかなか進まない映画監督のチュンネ。気分転換にと、後輩のチャンウクとその恋人・ムンスクを誘い3人でシーズンオフの海辺の町に旅に出る。しかし、そこでチュンネとムンスクが関係を…
>>続きを読むコロナ禍もようやく一応の終焉を迎え、町行く人々の口元にもマスクが目立たなくなってきた。さら (33) は夫、康介 (31) の家で康介の両親と一緒に暮らしている。さら夫婦にはまだ子供はいな…
>>続きを読む“魚の目に水見えず人の目に空見えず” そこにあるがゆえに、目の前のものは見えない。優等生の殻をかぶり自分の本心を出せない怜奈。先生と逢瀬を重ねる自由奔放な海。振り向かない幼馴染にシャッター…
>>続きを読むポルトガルの避暑地・シントラ。女優・フランキーは、この地に家族や友人を呼び寄せる。何気ない夏の終わりの休暇の様相を呈していたが、実は自らの余命が長くないと知るフランキーが、最愛の者たちの人…
>>続きを読む大学受験に失敗し、現実逃避中の朔子(二階堂ふみ)。叔母・海希江(鶴田真由)の誘いで、旅行で留守にするというもうひとりの伯母・水帆(渡辺真起子)の家で、夏の終わりの2週間を過ごすことになった…
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