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Bamboozled(原題)
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『Bamboozled(原題)』に投稿された感想・評価

3.8
大学の授業で鑑賞。なかなか面白かった。この映画を見るまではミンストレルショー自体もあんまよく分かってなかったけど、この映画を通して色々学ぶことができた。正直アメリカの黒人差別の歴史とか背景とかを知らないと、この映画を完璧に理解するのは難しい。かなり皮肉が効いてて、風刺を存分に交えたコメディって感じ。ストーリーもなかなか良くて、普通に楽しめた。
4.0
スパイクリーの「問題作」。
日本未公開ですがアメリカのブルーレイは日本とリージョンコード同じなので、字幕で見られます。

何が問題作か、というと、風刺のつもりで始めたブラックフェイスを用いたコメディ番組が大当たりしてしまって・・・
というプロット。

いまだにしばしば問題になるブラックフェイス。
こちらに差別の意図はないのに、なんで顔を黒く塗って真似するくらいでヒステリックになるの、という反論がしばしば聞かれますが。
ざっくり言えば、アメリカではミンストレルショーと言って、
白人が黒塗りに唇を分厚く見せるメイクアップで舞台に立ち、
バカで従順でおかしい黒人を演じ(のちには黒人自らやることも)
社会全体のステレオタイプ形成にも貢献してきたから、
顔の黒塗りをすることは、その記憶と向き合うことを避けて通れない。
アメリカのポップカルチャーを全く受け入れてないならとにかく、
いいとこだけ受け入れて、歴史は知らない、というわけにもなかなかいかないように思う。

主人公は、エリート大卒の黒人テレビマンで、
ピエールドラクロワと名乗り、社会的に「上に行きたい」と願っている。
そんな彼が、「おれは黒人に理解がある」とほざく白人上司のプレッシャーを受け、
「黒人がミンストレルショーをやる」というアイディアを思いつく。

当然ながら「ポリティカルコレクトネス上問題だ!」と抗議の声も上がるものの、
思いの外ヒットし、
風刺のつもりで提案したドラクロワも、自分で擁護せざるを得なくなり、
さらに演者やアシスタントも別の思いを抱き・・・

ブラッククランズマンと同じように、みんなが「あの頃よりは今の方がマシだよね」と思ってる時代の黒人表象も用いつつ、
本質は変わっていない、いまだに黒人にステレオタイプを求め、
それがいつ社会的に暴走するか分からない、
という恐ろしさを描くのが上手い。
そして黒人たちの間も、当然ながら一枚岩でないことも。

サントラ自体素晴らしいのだが、背景に流れるオシャレめでちょっとメランコリックなジャズも良かった。
そしてミンストレルショーの主役となるタップダンサーもすごい人らしい。
3.8
日本版がないようなので英語字幕で鑑賞。黒人差別の背景知識がある前提で観ないと、なんのこっちゃ多分理解が難しい。
物語は主人公の意図せぬ方向に転がり、いかに差別意識が根深いかが示唆されている。黒人差別の維持と拡大の一助を担っているのは、実は黒人自身であることも多いのだろう。
それだけ社会的にも心理的にも複雑な構造であることは確かなのだけれど、その気味悪さと居心地の悪さを、絶妙な音楽とカメラワークで表現したスパイクリーはやはり凄いんだと思いました。

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