空の少年兵の作品情報・感想・評価

空の少年兵1940年製作の映画)

製作国:

上映時間:37分

ジャンル:

3.7

「空の少年兵」に投稿された感想・評価

青二歳

青二歳の感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

1940年製作海軍航空隊ドキュメンタリー。国策映画にハズレなし…とドラマを期待したらドキュメンタリーでした。リクルート映画です。アメリカみたいに景気良くない…なんとも地味な。それなりに抑揚あるナレーションですがよそのお国やニュース映画に比べたら抑えられたものです。これまた“敵”が出てきません…
まぁそこが戦中作品の醍醐味で当時の世相が見えて面白いんですけれど。
①地上鍛錬篇には面接&身体検査の入隊検査と、入隊後始まる共同生活、訓練の様子が収められています。お掃除や洗濯のほか、座学では語学や化学(物理?)、実習では飛込みに水泳、手旗信号、ヨット曳航、カッターボート、相撲、ラグビー、エンジン・プロペラの装備メンテナンス、など地上訓練が続きます。
みんな筋肉モリモリ。飛込みは監督の狙い通りその美しさに心奪われましたよ。狙ってやってるでしょう。あと珍しく休暇中のシーンも。将棋や囲碁、お散歩しててかわいい。米軍のフィルムだと、レクリエーションタイムは、ドラム持ち込み可能?だったのか、みんなでパッパラ音楽やってたりバレーボールやってたりします。

②雄飛篇では、いよいよ飛行機に搭乗します。そしていよいよイケメンを用意してきたな…かっこいい若者が多い。富士山をいれる所とかも狙ってますね〜。飛行機にカメラマンを搭乗させたものと固定カメラがあるようです(爆撃のシーンは海軍からフィルムもらえたのかな)。ほか地上のシーンとか、カメラワークがカッコいいんです。モダンで洒落たカメラワークというのではなく、モノとひと、入れたいものを綺麗に適切にフレームに納めてて見やすい。


「渡洋爆撃の海鷲たちーかつていかに逞しく鍛へられ飛行機を征服したか。これは決死的な撮影による生きた記録である」ドキュメンタリーを生きた記録っていうのってこの頃からあるんですね〜
「あさみとり澄み渡りたる大空のひろきを己が心とも哉」明治天皇謹製。