力作。
ウォルター・サレスの久方振りの新作。
彼の地の現在の政局と、極右に一斉に傾きつつある世界への危機感が名匠をこの映画の製作に駆り立てたのではないか。
映画序盤の家族の幸せな情景が丁寧に眩しく活…
地球の裏側のブラジルは日本人にとって、ラテン、サンバ、サッカー、陽気などとにかくポジティブな国のイメージがあると思う。自分は父の仕事の関係でブラジルに4年ほど幼少期に住んでいたので、まあまあわかって…
>>続きを読む面白かったです。
前半の家族がワチャワチャ楽しそうに過ごしてるシーンが素晴らしかったです。
特に上のお姉ちゃんがGal costa やセルジュゲンズブールを部屋でかけて踊っていて、なんてセンスのある…
I'm still here.
まだここにいるよ
(あなたを待って)ずっとここにいるよ
夫の行方を追い、帰りを待ち望む。
妻であり母であるエウニセの切なる思い。
またそれは、強制失踪させられ、消…
1970年の軍事混乱下のブラジル。
元議員の夫を持ち、五人の子供を育てる妻が主人公。
何不自由ない生活が描かれる。
が、少しずつの不安要素。
そして、、、。
大袈裟には描かれてはいなかった。
観…
実話。
ブラジル映画は多分2本目。『ビハインド・ザ・サン』以来でブラジル映画はほとんど観たことないけどファミリードラマとして見ればいい作品だった。泣けるとか楽しい作品ではないけれど観て良かったと思え…
新文芸坐で『沖縄決戦』『日本でいちばん長い日』を観てからのトークショーからの本作鑑賞、疲労のあまり絶対寝ると思いましたが不思議と寝ずでしたね。
フェルナンダ・トーレスさんの演技と旦那拘束前後での変貌…
恥ずかしながらブラジルが21年ものあいだ軍事政権下にあったなんて知りませんでした。
ブラジルと言えばペレやセナの華々しい活躍くらいしか知りませんでした。
コスタ=ガヴラスの『ミッシング』が大好き…
実話を基にした70年代ブラジルの軍事独裁下を生きる家族を描く人間ドラマ。
フェルナンダ・トーレス の静かだが強さを表現する演技が印象的。
政治的背景を過度に説明せず、日常の細部から時代の圧力が察…
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