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マッスルモンク
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『マッスルモンク』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

3.8
 大切な人を失ったことが原因で、他人の前世での業(カルマ)が見え、その人の死因を予知する能力を有したビッグガイ(アンディ・ラウ)。しかし、そのことで因果の非情さを悟り、僧衣を脱ぐ結果となってしまった。いまではその類い希な筋肉美を活かしてストリッパーをするなど享楽的な生活を送っていた。そんなある日、ひょんなことから彼は一人の女性刑事フンイー(セシリア・チャン)と出会う。しかし、彼は彼女が背負う醜悪なカルマを見てしまう。彼女の前世は中国人を虐殺する日本兵だった。彼は非情な因果の環からフンイーを救うべく立ち上がる。今作を強引にジャンル映画の枠にはめるとしたら何になるのだろうか?そもそも二つの事件のうちのストリップ・バーでの事件は明らかに喜劇に属するシークエンスであり、2つめの惨殺事件のシークエンスは猟奇ミステリーに分類される。混じり合わない要素が強引に一つになった後、主人公であるアンディ・ラウの特殊能力が明らかになる。ここでは映像がオーバー・ラップしてわかりにくいが、彼が見ている白黒映像は前世で行った蛮行のイメージである。前世での特殊な因果が今世にもつながっており、アンディはすぐに死ぬ人を見分ける力を持っていることが明らかにされる。彼の見た映像の中でフンイーはじきに死ぬことがわかった主人公は、彼女の命を守るために葛藤する。

 これまでのジョニー・トーの物語は、どこまでもシンプルで相関関係や対立構図も実にわかりやすかったが、今作において物語は二転三転し、混迷を極める。中盤まではアンディがバイクの運転に苦戦するなど笑える場面が度々訪れるが、中盤以降はまず今世と前世の区切りが分かりにくく、登場人物たちの把握も難しい。ボクシングの場面で、アンディを倒したのかいったい何者でどういう役割を負っているのか?また深夜の闇の中で、屋上に逃げ込んだスパイダーマンのような男も何者でどういう役割を負っているのか?初めて観た中で正確に把握するのは難しい。ビッグガイの筋肉の肉襦袢は『ダイエット・ラブ』の経験が活きたのだろう。特殊メイクでの体重の増減は『ナッティー・プロフェッサー』や『ヘアスプレー』などアメリカ映画に参考映像があるが、ルックスの優劣が関係ない世界へと舵を切る脚本において、アンディ・ラウの筋肉を強調する判断はある意味一番暴力的であり、この後のジョニー・トーのフィルモグラフィにおいてもほとんど例がない。そのくらい異色の作品であり、歴史に名を残す怪作である。しかもジョニー・トー久々のカンフー映画であることも忘れてはならない。
肉襦袢着たアンディ・ラウが悟りを開いて業が見えるようになったので全裸になり下界へ降りてストリップとかボディビルダーとかするお話

どう見てもコメディなジャケですが、意外とシリアスでしたw

ラスト辺りなんて容赦ないエグい描写で引く(笑)

しかし肉襦袢は残念だったなぁ~
マブでナマでリメイクしないかなw?



元武僧アンディ・ラウ。

色々あって人の業が見えるようになった。
前世の行い、現世の死因、つまりもうすぐ死ぬ人間が分かるらしい。

なので僧は辞めて、ストリップとかすることに。

そこでリー刑事に出会うが、彼女の業が見えたので、事件の度に救ってみた。
都度業は消えるが、また出現する。

果たして彼女の業を消すことは出来るのか?



一斗缶入り男とか
壁伝うヌルヌル蜘蛛男とか
香港怖いなw

そんなんと肉襦袢アンディ・ラウが戦うシーンはコミカルでした♪

が、ヒロインの業とか出てくるとシリアスに。
そしてラストやべぇ。
オチはよく分からんし。。。

でも面白かった( ・∀・)ノ
流石ジョニー・トー監督じゃ!!
茶一郎

3.2
 今作のキャッチコピー「坊主、マッスルで業(カルマ)を断つ!」
 これは凄い、一つの文に本来同居するはずのない「坊主」と「マッスル」という言葉があり、おまけにパンチライン「マッスルで業(カルマ)を断つ」ときた。こんなキャッチコピーの映画は絶対に名作、快作に違いない、実際、『マッスル・モンク』は「怪作」中の「怪作」として広く知られている。
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 今作の主人公は、逮捕された時に「筋肉で手錠が締まらない」(本編セリフそのまま)と警察に言わしめるほどの筋肉坊主、もしくはリアル僧侶版ハルク。
 冒頭は、この筋肉坊主がストリップバーでその筋肉を見せつけながら、一枚一枚服を脱いでいく所から始まる。「アンディ・ラウさん何やってるんすか」と筋肉坊主を演じるあのイケメン俳優アンディ・ラウに呆れる、異常なまでの筋肉はもちろんマッスルスーツ。

 もし私がレンタルDVD屋の店員なら「この映画のDVDをどのジャンルの棚に入れようか」と3日間は考え込むと思う。というのも、根本にあるのはコメディなのだろうが、今作はジャンルの折衷が著しい。
 まずは、「筋肉コメディ」そして、上述の通りの筋肉ムキムキの坊主が犯罪者と格闘する「筋肉アクション」であり、前世の業を透視できる筋肉ムキムキの坊主が事件の犯人を追う「筋肉ミステリー」、筋肉ムキムキの坊主とヒロインとの恋愛「筋肉ラブロマンス」、まだまだ続く、残されたビデオの映像を手掛かりに、筋肉ムキムキ坊主がある過去の因縁の人物を追う『食人族』さながらの「筋肉ファウンドフッテージホラー」、ついてきて下さい、筋肉ムキムキ坊主の自我が時空を飛び越える「時をかける筋肉SF」、どうしたものか、最終的には筋肉と筋肉とで繋がる、やはり監督ジョニー・トーらしい「筋肉男の友情」の物語に終着した。

 軸にあるのは、筋肉坊主の成長物語であり、実は復讐のためのその「筋肉」を捨てることこそ、成長に繋がるというのも面白い。しかし、そんな真面目なプロットも吹き飛ぶほどのパワーのある画が逆に魅力となる、香港の夜景をバックにタバコを吸う筋肉坊主の裸の尻はおそらく見た人の脳裏に焼きつくだろう。
 いやはや、「筋肉」をベースにこんな怪作が作れてしまうのだ。いますぐジャンル「筋肉」の棚の準備を、TSUTAYAさん。

『マッスルモンク』に似ている作品

アイスマン 超空の戦士

上映日:

2015年03月07日

製作国:

上映時間:

104分
3.0

あらすじ

時は明朝末期。錦衣衛(※明朝の秘密警察)の賀英(ドニー・イェン)は、朝廷からの奉命を受け、天竺(インド)から秘宝“時空金球”を受け取り戻る。しかし謀反に遭い謂われ無き罪を着せられ、義兄弟で…

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