大地を受け継ぐを配信している動画配信サービス

『大地を受け継ぐ』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

大地を受け継ぐ
動画配信は2025年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

大地を受け継ぐの作品紹介

大地を受け継ぐのあらすじ

2015年5月、東京。11人のごく一般的な学生が集まり、一軒の福島の農家を訪ねます。一見、平和な農家に見えますが、大黒柱である父は、東日本大震災後、自ら命を絶ちました。セシウムの影響から農作物の出荷停止の通知書が届いた翌日でした。父の想い出、食とは命とは何か、汚染された土地で育てた作物を流通させる生産者としての罪の意識、身内からの批難…。父を亡くしてからの母と息子の4年間の決意と軌跡に、学生たちが耳を傾けます。農家の孤独な“声”を聴き、学生たちはいったい何を想い、何を受け継ぐのでしょうか―。

大地を受け継ぐの監督

井上淳一

原題
製作年
2015年
製作国
日本
上映時間
86分

『大地を受け継ぐ』に投稿された感想・評価

最近までなかったのに画像がついておる!!良かった。この説得力のある手を見てほしかったんですよ!
そして、お手隙でこの予告編を見て頂きたい!!
https://www.youtube.com/watch?v=ljQZA-5EW8Q

何処ぞの劇団から引っ張ってきたかのような俳優っぽさがある福島農家の樽川和也さん。
この映画は小細工なし、画面に登場する学生たちと一緒にひたすら樽川和也さんとお母さんの話を聞くだけの作品である。

ですが、予告編からも伝わってきたかも知れませんが、樽川さんの言葉を置きに行くような独特の語りは、ひとつひとつ重みがあって心に響きます。名言しか飛び出しません。これは当事者だからこそ言える魂の叫び。

もちろん原発事故によって放射性物質に汚染された農作物によってもたらす苦悩なんですが、予告編には出てなかったので書きませんがもうひとつこの家族は重大な試練を乗り越えています。かなり壮絶で学生たちも事前に知らされてなかったのでしょう、絶句と戸惑い。

都内だと完全に風化してしまった問題、あるいは年に1回3.11だけ思い出す問題であっても、現地の人にとっては毎日続いていて、全く終わる気配のない問題なんだなぁと改めて思いました。

そして樽川さんの語りからまた分かる国と東電の対応。生産者としての罪の意識。汚染はされようとも、先祖代々受け継いできたこの土地を捨てるワケにはいかないのですよ。

結構な震災映画を見てますが、この映画が一番しっくり来た気がしました!!(平均点は下げちゃいましたけども)
ポレポレ東中野で今月25日までやってくさいので…見てほしいですなぁ。。DVDになりそうな映画でもないですし。。

※それにしてもこの後ヤクザドキュメンタリーやったりバブル映画やったりちょっと前はパンクロック映画やったり凄い映画館だなぁ~好きだなぁ。。
undo
4.0
忘れるな、忘れるな。

太秦セレクション。
震災後、父が自殺した福島の農家の男性、樽川和也氏。
彼の元を訪ねた学生達に向かって、4年に渡る物語と、福島の農家が置かれている状況を語り始める…。

東日本大震災のことは、もちろん忘れていたつもりはなかったのだけど「太陽の蓋」を観たおかげで、当時の空気感を蘇らせることができた。
それゆえ、非常にスムーズに本作にも入ることができたのだけど、両作品が伝えようとしている強いメッセージは「忘れるな」ということ。

避難して、未だ帰還が叶わぬ人々。
避難こそしていなくとも、土地を汚染された農家の人々。
彼らにとっては何も終わっていない。忘れられては困る出来事。

本作は、樽川氏の語りが全体の8割以上を占める。この語りが非常に素晴らしく、本心から何かを伝えようとする強い意志の力が感じられる。

ゆっくりと丁寧に、理路整然と、力強く、しかし感情的になりすぎずに語る樽川氏。
壮絶な経験を踏まえた怒りや、それを乗り越えて得た強さが語りの中から滲み出る。
あまりに正直に、真摯に吐露される思いに、涙を浮かべて聞き入る学生達。私も泣いた。

国や大きい会社の冷たい対応、ごまかしにもあきれるばかり。
特に、除染という言葉が、欺瞞に満ち溢れたものであることは多くの人に知ってもらいたい。
言葉というものは鵜呑みにすると本当に恐ろしい。

福島県民だけの問題ではないことを、
今も苦しむ人々が多く存在することを、
言葉だけで終息させようとしている大きな意思が存在していることを、

忘れるな、何も終わっていない、忘れるな。
井上淳一監督作品
[大地を受け継ぐ]


あの地震、原発事故で被害に遭われた
福島で農家を営まれている、
樽川和也さんによる語りを聞く、
ドキュメンタリーです。
質問に答える場面や、樽川さんの
お母様の話もありますが、
ほとんどが一人語り、独白です。


2011年から丸5年経ち、記憶の風化、
が叫ばれていますが、
当事者の方々にとっては、
終わるどころか、これからもずっと
続く事なんだと改めて実感しました。


この作品、いままで観たどんな
ドキュメンタリーよりもシンプルでした。
でも樽川さんの時に声を震わせ、
でも力強く語るそのひとつひとつの
言葉とその姿に心震えましたし、
樽川さんの思いが直に届きました。
そして、どのドキュメンタリーよりも
説得力があると思いました。
そうした意味では、スゴいドキュメンタリー
だと思います。

フラワーカンパニーズの曲にのせて、
希望のようなものが見えたエンドロールも
とても良かったと思います。

軽い気持ちでは観賞出来ないですし、
面白い、面白くないとかを語る映画、
でもない作品ですが、本当に観て
良かったと思います。
観賞出来る機会がありましたら、
観て損はないと思います。
多くの方に観て頂きたい作品です。

[大地を受け継ぐ]

2016 3 名古屋シネマスコーレにて観賞しました。

『大地を受け継ぐ』に似ている作品

フタバから遠く離れて

上映日:

2012年10月13日

製作国:

上映時間:

96分
3.6

あらすじ

東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故で、遠く離れた場所へ避難した福島県双葉町の人々に密着したドキュメンタリー。原発事故により、福島県双葉町の住民1423人が、約250キロ離れた埼玉…

>>続きを読む

監督

一陽来復 Life Goes On

上映日:

2018年03月03日

製作国:

上映時間:

81分
3.7

あらすじ

東日本大震災から6年目を迎える 宮城県、岩手県、福島県で前を向いて生きる人々の姿を優しく映し出すドキュメンタリー。 家族を失った夫婦、震災を風化させないための語り部、伝統を受け継いでいく…

>>続きを読む

監督

彼女の人生は間違いじゃない

上映日:

2017年07月15日

製作国:

上映時間:

119分

ジャンル:

配給:

  • ギャガ
3.3

あらすじ

震災後、恋人と上手く付き合えなくなったみゆきは、週末、高速バスに乗り東京へと向かう。渋谷でデリヘルのアルバイトをするために。行き詰った魂の彷徨。福島と東京を行き来する日々に、みゆきが見た光…

>>続きを読む

太陽の蓋

上映日:

2016年07月16日

製作国:

上映時間:

130分
3.3

あらすじ

あの日、私たち日本人が、メディアを通して目撃したことは真実だったのか? なぜ日本人は、原発に対して、あれほど無力だったのか?閉ざされていた全てが、いま明らかになる―。 あの日、日本は消滅の…

>>続きを読む

ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶

上映日:

2020年07月25日

製作国:

上映時間:

105分
3.7

あらすじ

日本で唯一の地上戦が行われた沖縄。その凄惨な戦闘をほとんどの日本人が知ることなく、77年の年月が経とうとしている。本土への疎開のため多くの子供達が乗った対馬丸がアメリカの潜水艦によって撃沈…

>>続きを読む

標的の島 風かたか

上映日:

2017年03月25日

製作国:

上映時間:

119分
3.9

あらすじ

2016年6月19日、沖縄県那覇市。米軍属女性暴行殺人事件の被害者を追悼する県民大会で、稲嶺進名護市長は言った。「我々は、また命を救う“風かたか”になれなかった」。「風(かじ)かたか」とは…

>>続きを読む

春を告げる町

上映日:

2020年03月21日

製作国:

上映時間:

130分
3.8

あらすじ

『春を告げる町』が描くのは、華やかでシンボリックなセレモニーの後景で、こつこつと日々の暮らしを築いていく人びとの営み。この土地で新たに生まれ、すくすくと育っていく子どもたちの物語。被災体験…

>>続きを読む